【ストーリー】EPISODE 4-2 最重要案件では?

| EPISODE ◆ 4-2 最重要案件では? 結束エモーション! |
登場人物
エペル、セベク、ジェイド、イデア、グリム
テキスト全文
── 豊作村‐ケルッカロト会場 ──
エペル:「全力ダッシュ、10本!!!」
「マッシュ」ーーーーっ!!!
エペル:「ヘアピンカーブだ!!! 右折!!!」
「ジー」ーーーーっ!!!
エペル:「すぐに左折!!!」
「ハー」ーーーーっ!!!
エペル:「もっと声出せー!!! そんなんじゃ、魔法がぬいぐるみに届かないぞー!!!」
エペル:「ロイヤルソードアカデミーに勝つんじゃないのかーーー!!!???」
セベク:「勝ぁつーーーーッ!!!」
ジェイド:「勝ちます!!!」
イデア:「……お、おぉぉ……。」
エペル:「イデア先輩!!! 声は腹から!!!」
イデア:「ひいっ!?」
イデア:「……ううっオルトが恋しい。元気にしてるかなぁ……兄は今、大ピンチです……。」
エペル:「最後に全力ダッシュを10本!!!」
「マッシュ」ーーーーっ!!!
エペル:「よぉーっし!」
はぁはぁ……。
ジェイド:「いつの間にかすっかり陽も暮れて、辺りが真っ暗になっていますね。」
セベク:「『ぬいゾリ』の特訓に熱中していて気が付かなかったな。」
イデア:「…………。……? …………! ……………。……!?」
セベク:「なにか言え!口だけもごもごと動かすな!!!」
イデア:「はぁ…………はああ〜〜〜〜~。」
イデア:「なに、このフルボッコ特訓……?拙者のHPは、もう真っ赤通り越してマイナス……。」
イデア:「『ぬいゾリ』操作が魔法だからギリ耐えてましたが、さすがに限界……!」
イデア:「こんなの拙者のキャラじゃない……もう無理!!!」
セベク:「この程度で弱音を吐くとは情けない。」
エペル:「でもみなさん、『ぬいゾリ』の扱いが随分上手になりましたね。」
エペル:「特訓を一生懸命頑張っている成果は、ちゃんと出てますよ!」
イデア:「……あ、あの~、エペル氏、厳しすぎません?」
エペル:「え? そうですか?」
ジェイド:「実に熱のこもった指導でしたよ。」
イデア:「エペル氏がこんなに熱血キャラとは……びっくりしましたわ。」
エペル:「あはは……ロイヤルソードアカデミーに負けたくなくて、つい本気になっちゃいました。」
ジェイド:「その気持ちはわかります。」
イデア:「爽やか、キラキラ、好感度バリ高……ムカつきMAXですわ……。」
セベク:「誰が相手でも負けるものか。明日は絶対に勝つぞ!」
セベク:「その為には、まだまだ練習する必要がある!特訓を続けるぞ、エペル!」
エペル:「セベククンの言うことはわかるけど、休息もしっかりとらないと。」
エペル:「それに夜になると、急にグッと寒くなるよ。」
セベク:「こ、これ以上寒くなる……!?」
イデア:「拙者、フカフカベッドでぐっすりしたい……。」
ジェイド:「そうですね。早めに休んで、明日に備えたほうがよさそうです。」
エペル:「みなさん、お疲れ様でした。」
グリム:「オレ様、腹がペコペコだ!」
エペル:「もうちょっと待ってて、グリムクン。」
エペル:「実は村の人たちが、僕たちの歓迎会を開いてくれるみたいなんだ。」
グリム:「ホントか!? ごちそうがたくさんあるんだろうな!?」
エペル:「うん。今頃おばあちゃんたちが、集会所で準備してくれてると思うよ。」
グリム:「やったー!オマエら、早く集会所に戻るんだゾ!」
セベク:「そうだな。僕も空腹だ。」
ジェイド:「えぇ、お腹がすきましたね。早く夕食を頂きたいです。」
グリム:「がっはっは。エペルのばあちゃん、おっかねーけど、いいところがあるな!」
エペル:「あはは。たしかに『ケルッカロト』のことになるとおっかないよね……。」
エペル:「……あっ!!!」
エペル:「しまった、忘れてた!おばあちゃんに頼まれてたんだった!」
ジェイド:「なにをですか?」
エペル:「僕たち4人のチーム名です!」
エペル:「今日中に決めて提出しないと、レースにエントリー出来ないんですよ。」
イデア:「それ……最重要案件では?」
グリム:「エペルのばあちゃん、激怒しそうなんだゾ……。」
エペル:「う、うん。集会所に戻る前に決めなくちゃ!」
セベク:「僕たちにピッタリなチーム名か……。」
イデア:「……あの、『らぶソリ』ヒロインたちのチーム名はどう?」
エペル:「なんというチーム名なんですか?」
イデア:「『麗しき令嬢たちのまどろみ』だよ、デュフフ……。」
セベク:「却下だ! どう考えても僕のイメージとはかけ離れすぎている!」
イデア:「えー……セ、セベク氏のイメージにぴったりなチーム名なんて、僕はお断りですけど……。」
ジェイド:「では、『山を愛するソリチーム』というのはどうでしょう?」
セベク:「ジェイド先輩らしさしかないではないか!」
グリム:「だったら、オレ様が決めてやる。」
グリム:「『グリム様と手下たち』で決まりなんだゾ!」
ジェイド:「うーん、なかなかいいアイデアが出ませんね。」
グリム:「ふなっ!? 無視すんなっ!」
エペル:「簡単にはまとまりそうにないなぁ。どうしよう……。」
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