【ストーリー】EPISODE 7-6 堅実コース!

| EPISODE ◆ 7-6 堅実コース! 深淵の支配者 |
登場人物
ケイト、ヴィル、ルーク、レオナ、トレイ
テキスト全文
── 講堂 ──
ケイト:「うわびっくりした!レオナくんいつからそこにいたの!?」
ヴィル:「呆れた。」
ヴィル:「仮にもオリエンテーション中に座席を1人で一列占領して横になってるなんて。」
ルーク:「流石は獅子の君(ロア・ドゥ・レオン)。居眠りも堂々たる王者の風格だ。」
ヴィル:「フン。コイツの態度は開き直りって言うのよ。」
ヴィル:「4年次の学外研修は必修科目。」
ヴィル:「落とせば卒業できなくなるわ。少しは真面目に考えたらどう?」
レオナ:「もう申し込みは済ませた。」
えっ?
トレイ:「申し込みは済ませたって……」
トレイ:「資料はさっき貰ったばかりなのに!?」
レオナ:「クロウリーの長話の間に全部目を通して、研修先リストにあるアドレスから申請した。」
レオナ:「何せ卒業がかかってる大事な大事な研修だからなァ。」
レオナ:「真面目な俺は、早め早めの行動を心がけたってわけだ。」
トレイ:「それにしたって決断が早すぎる。最初からどういうところにするか目星をつけてたのか?」
レオナ:「まぁな。」
ケイト:「ちなみに、どこに申し込んだか聞いていい?」
レオナ:「……夕焼けの草原にある、鉱業・エネルギー企業の研究所だ。」
ルーク:「驚いたな。レオナくんが地質学に興味があったとは。」
ヴィル:「広大な国土を持つ夕焼けの草原には、膨大な埋蔵資源が存在すると言われている……」
ヴィル:「ふぅん、なるほどね。」
ケイト:「そっか、レオナくんって夕焼けの草原の王子様なんだよね。」
ケイト:「地元の役に立つこと考えてるんだ。偉すぎ。」
レオナ:「はっ、地元の役に立とうだって?」
レオナ:「逆だ、逆。」
ケイト:「逆……」
ケイト:「はっ、もしかして!?」
レオナ:「たとえどれだけ使えなかろうが……」
レオナ:「自国の王子サマに無能の烙印(B判定以下)をつけるわけにはいかねぇよなぁ?」
レオナ:「第二王子なんて、こんな時くらいしか得をしねぇ肩書きなんだ。」
レオナ:「せいぜい地元“に”俺の役に立ってもらうさ。」
レオナ:「ははは!」
ケイト:「え~~~~っ!?」
レオナ:「ほら、教えてやったんだからとっとと散れ。ふぁ〜あ……。」
ケイト:「ちょ……そんなんアリ? ずるっ!」
トレイ:「レオナはああいう言い方をしていたけど……」
トレイ:「鉱業・エネルギー企業の研究所なんてごく一部の成績優秀者しか申し込み資格すらないはずだ。」
ケイト:「それが申し込めてるってことは、つまり……。」
ケイト:「マジでオレらにはなんの参考にもできない話ってことね。ははは~。」
ヴィル:「レオナって、いちいち露悪的な物言いをしなきゃいけない呪いにでもかかってるの?」
ルーク:「ふふ。そんなところも獅子の君(ロア・ドゥ・レオン)らしいね。」
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