【ストーリー】EPISODE 7-14 整頓デパーチャー!

| EPISODE ◆ 7-14 整頓デパーチャー! 深淵の支配者 |
登場人物
リリア、セベク、シルバー
テキスト全文
── ディアソムニア寮‐リリアの部屋 ──
リリア:「入学する時に、絶対に捨てられないものだけを厳選して持ってきたつもりだったが……」
リリア:「学園に来てからも物が増えておるからのう。全部詰めたら段ボールがいくつになるやら。」
リリア:「思い切って断捨離をして、身軽にならねば!」
リリア:「まずはあまり着ていない服を処分するとしよう。」
リリア:「セベク、すまんが季節ごとに分けてベッドに並べてくれるか?」
セベク:「はっ!」
シルバー:「では、俺はチェスト周辺を。」
リリア:「おう、頼んだ。わしは本と楽器を片付けよう。」
リリア:「楽器は終生の趣味として続けたいが、どれもかさばるのが難点なんじゃよなー。」
シルバー:「さて……まずは1番下の引き出しから始めよう。」
ガサッ!
ジャラジャラッ!
シルバー:「うっ……小銭とテスト用紙が同じ場所に入っている。」
シルバー:「1年C組 リリア・ヴァン……」
シルバー:「って、2年前のテストじゃないか!」
ガコッ!
シルバー:「なんだ? 奥に何か突っかかって……」
シルバー:「これは、キーボード!?」
シルバー:「よく見れば、キーがいくつか無くなっている。」
シルバー:「どんな使い方をしたらこんな壊れ方をするんだ?」
ガサガサ……
シルバー:「これは……期限が切れたコーヒーショップの割引券。」
シルバー:「こっちは中身が固まったネイルポリッシュ……」
シルバー:「はぁ。」
シルバー:「これらは親父殿に尋ねるまでもなく、処分して良さそうだな。」
シルバー:「茨の谷にいた頃から家事が苦手な人なのは分かっていたが……」
シルバー:「本当に1人で赤竜の国に行かせて大丈夫だろうか?」
シルバー:「やはり、俺もついて行くべきなのでは……?」
シルバー:「いや、まずは目の前の片付けに集中だ。次の引き出しは……」
シルバー:「お菓子の缶?」
シルバー:「中に何か入っている。まさか、1年生の時に食べ残した菓子か……!?」
カパッ
シルバー:「これは、指輪……と、ドングリ?」
シルバー:「ドングリは随分と古いな。ひび割れているし、虫が這い出した跡もある。」
シルバー:「逆にこっちの指輪は、地金も宝石も曇り一つない。」
シルバー:「大きな宝石がついてるし、さぞ高価なものだろう。それを菓子の空き缶に入れるとは。」
シルバー:「ん……この指輪、どこかで見たことが……?」
シルバー:「オーロラ色の、宝石…………」
シルバー:「う……っ。」
シルバー:「くっ……、突然、眠気が…………。」
リリア:「シルバー? どうした?」
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