【ストーリー】EPISODE 7-31 奔放エルダー!

| EPISODE ◆ 7-31 奔放エルダー! 深淵の支配者 |
登場人物
リリア、ジャック、エペル、セベク、エース、デュース
テキスト全文
── ディアソムニア寮‐談話室 ──
リリア:「おぅおぅ、1年生ども飲んどるか?今日はわしのおごりじゃ~、飲め飲め!」
ジャック:「ウ、ウッス。ジュース、いただいてます。」
リリア:「うまいか? うまいじゃろ! それは茨の谷の名産品のベリージュースじゃ!」
ジャック:「は、はぁ。美味いっス。」
リリア:「茨の谷では、ベリーは祝いの席に欠かせない果物。」
リリア:「特に誕生日には、それはもうたくさんのベリーがないとはじまらぬ!」
エペル:「へ、へぇ~。そうなんだぁ。」
リリア:「むっ、お主! もうグラスが空ではないか。」
エペル:「え、えへへ……でも僕もうお腹いっぱい、かな?」
リリア:「なにぃ~?わしのジュースが飲めないと抜かすか~!?」
リリア:「わしが若い頃は、宴の席でベリージュースを樽いっぱい飲み干したものだぞ。」
リリア:「最近の若いもんはなっとらん!」
リリア:「セベク! もう1ダースベリージュースを持て~~~い!」
セベク:「はっ! すぐに!」
エース:「いや、ジュースだけでそんなに盛り上がれる!?」
リリア:「フッ。わしほどの玄人になれば、ジュースだけで楽しくなれちゃうのじゃ。」
デュース:「ジュースで人に絡むのは初めて見たな……。」
ジャック:「はっ……いけねぇ。俺はリリア先輩に礼を言うために送別会に来たんだ。」
ジャック:「近づいたら急に絡まれたから、言いそびれるところだったぜ。」
ジャック:「ゴホン!」
ジャック:「リリア先輩……寮対抗マジフト大会のときは世話ンなりました。」
ジャック:「学園対抗戦のレギュラー選抜では正々堂々実力勝負でリベンジするつもりでいたんスけど……。」
ジャック:「再戦ならずで、悔しいっス。」
リリア:「くふふ。同じ寮の先輩どもと違って礼儀正しい後輩じゃな。」
リリア:「毎年初夏に行われる、『魔法士養成学園対抗競技会』。」
リリア:「わしも出場できず残念じゃが……」
リリア:「今年こそは優勝してロイヤルソードアカデミーにひと泡ふかせてやれ。」
リリア:「期待しておるぞ!」
ジャック:「ッス! あざっした!」
エペル:「リリアサン。」
エペル:「背丈は僕とそんな違わないのに……」
エペル:「どの学校行事でもマレウスサンと肩を並べて活躍してて、すごいなって思ってました。」
エペル:「寮が違うからあんまりお話できなかったけど、強さの秘訣とか……」
エペル:「もっと聞いてみたかった、かな。」
リリア:「お主はヴィルのところの秘蔵っ子(ひぞっこ)じゃな。」
リリア:「VDCの活躍、客席で見ておったぞ。堂々とした佇まいで、実際よりずっと大きく見えた。」
エペル:「え、ほ、本当ですか?」
エペル:「えへへ、嬉しいです!」
リリア:「魔法士にとって体躯はハンデにならぬ。」
リリア:「これからも励めよ!」
エペル:「はい! リリアサンもどうぞお元気で。」
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