【ストーリー】EPISODE 7-61 懐刀インパクト!

| EPISODE ◆ 7-61 懐刀インパクト! 深淵の支配者 |
登場人物
リリア、鉄の者D、鉄の者E、バウル、シルバー、グリム、セベク、近衛兵A、ヒスイネズミたち
テキスト全文
── 茨の国-野営地 ──
リリア:「ははは! どいつもこいつもグズだな!鉄の鎧が重くてろくに動けねぇか?」
リリア:「シャーーーッ!」
鉄の者D:「小さき体躯に巨大な魔石器……」
鉄の者D:「まさか、あれが竜の懐刀・ヴァンルージュか!?」
鉄の者E:「隊長、このままでは」
鉄の者E:「我が隊は総崩れです!」
鉄の者D:「くっ! 『夜明けの騎士』なしに、ヤツとやり合うのは無理だ!」
鉄の者D:「『銀の梟』第35班、総員撤退!撤退〜〜ッ!」
バウル:「ガハハハハハ! 腰抜けどもめ!東の砦に逃げ帰り、お前たちの主へ伝えるがいい。」
バウル:「茨の国に我ら王宮近衛隊がいる限り、貴様らの好きにはさせんとな!!!」
ギャギャギャッ! ガルルルル!!
シルバー:「ふぅ……なんとか森から『銀の梟』を追い出すことができたようだな。」
シルバー:「ユウ、グリム、怪我はないか?」
グリム:「ちぇっ。オレ様の魔法を披露する前に、リリアがみーんなやっつけちまったんだゾ。」
セベク:「ふん! 当然だ。」
セベク:「リリア様とおじぃ……」
セベク:「バウル様がいらっしゃれば、貴様のような凡骨が出る幕などあるはずない。」
グリム:「なにおぅ! オメーだって見てるだけでほとんど何もしてなかったじゃねーか!」
セベク:「なっ……」
セベク:「ぼ、僕は近衛隊の皆様の邪魔にならないよう機を伺っていただけだ。」
セベク:「決して何もしていなかったわけではない!」
近衛兵A:「ケケーーッ! ギャギャッ!」
バウル:「むっ! 荷車に魔法石とミスティウムが大量に……。」
バウル:「盗人どもめ、今に見ていろ。必ず全員追い払ってやる!!」
リリア:「おっ! 見ろよ。『銀の梟』のヤツら、食いモンをたんまり持っていやがった。」
リリア:「麦に、肉に……」
リリア:「はは! まるまる肥え太ったヒスイネズミやハガネトカゲもいるぜ。」
ヒスイネズミたち:「ヂヂーッ!」
リリア:「ちょうどいい。丸焼きにして食うか。」
!!!???
グリム:「ふなーッ! ネズミやトカゲなんか食いたくねーんだゾ!」
リリア:「火が通ってて腹が膨れりゃ、何の肉でもかまわねぇだろうが。」
シルバー:「ヴァンルージュ殿、調理であれば我々が!」
セベク:「ナ、ナイトレイブンカレッジでは、料理も習いますので!!!」
セベク・シルバー:「どうか我らにお任せください!!」
リリア:「お、おぉ。」
リリア:「そこまで言うなら、今日のメシはお前らに任せる。」
リリア:「俺たちの舌はお前らと違って繊細なんだ。変な混ぜものをすりゃ、すぐにわかるからな。」
シルバー:「えっ!! 舌が繊細!?」
リリア:「あ?」
シルバー:「いえっ……何でもありません!皆さんのお口に合うものが作れるよう、努力します。」
リリア:「他の野郎どもは魔石器の手入れをしておけ!」
リリア:「まだ周辺に『銀の梟』の残党が潜んでいるかもしれない。警戒を怠るな!」
ギギーッ!!
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