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【ストーリー】EPISODE 7-62 団欒ディナー!

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最終更新者: novira

EPISODE ◆ 7-62

団欒ディナー!
深淵の支配者

登場人物

シルバー、セベク、グリム、近衛兵たち、リリア、バウル


テキスト全文

── 茨の国-野営地 ──


シルバー:「……」

シルバー:「ふむ、こんなものか。食材や調理器具の多くが見慣れたもので助かった。」

セベク:「今日ほどマスターシェフを受けておいてよかったと思ったことはないな……。」

シルバー:「ああ。無事現実に戻れたら、あの授業は必修単位にすべきだと学園長に進言しても良いかもしれない。」


選択肢:

├ [ オンボロ寮での自炊経験が役に立ちました ]

└ [ ネズミやトカゲを食べなくて済んでよかった…… ]


グリム:「ほわぁ〜、いい匂いなんだゾ!」

グリム:「ユウがかき混ぜてるでかい鍋は……チーズリゾットか?」

シルバー:「ああ。手に入れた物資の中に胡椒は無かったが、塩と自生していたハーブで味付けができた。」

セベク:「香草を使った鶏肉のローストと、付け合わせの野菜も完成しているぞ!!」

グリム:「やった〜! オレ様、もう腹ペコなんだゾ。」

グリム:「いっただっきまーす!」

セベク:「コラ!! 近衛隊の皆様が先だ!図々しいにも程があるぞ、魔獣。」

グリム:「えぇ〜〜? 学園なら最初に並んだヤツが最初に食えるんだゾ〜。」

セベク:「ここは学園ではない! わきまえろ!」

セベク:「……さ! 皆様、お待たせいたしました!お食事の支度が整っております!」

近衛兵たち:「グルルル……ガウゥ?」

リリア:「随分と支度に時間がかかったな。」

リリア:「……うぇ、なんだこのどろどろした白いヤツは?」

シルバー:「それはチーズとオートミール……燕麦(えんばく)を使ったリゾットです。」

リリア:「り、ぞっと?」

シルバー:「食べてみて下さい。まずくはない、はずです。」

リリア:「随分と自信があるな。どれ、毒味してやろう……」

リリア:「はむっ。」

リリア:「……………」

リリア:「!!」

シルバー:「……どうですか?」

リリア:「王都で元老院のクソジジイどもと会食した時の、お上品なメシの味がする!」

リリア:「あの時は、俺の顔よりでかい皿の上にひと匙で食いおわる量しか載ってなかったが……」

リリア:「……こんな大鍋で作るもんなのか。」

セベク:「お肉とお野菜もどうぞ!」

リリア:「どれどれ……がぶっ!!」

リリア:「……ん!? この肉、柔らかい。」

リリア:「まさか、生焼けか!?腹を壊すだろうが、バカタレ!」

セベク:「いえっ! しっかり中まで火は通っております。」

セベク:「水辺の岩を集め、魔法で簡易な窯を作りまして……じっくりローストしたので大丈夫です。」

リリア:「むぐ……噛むたび肉汁が溢れてくる。」

リリア:「港町の宿屋で出てくる肉の味がするぜ。」

リリア:「うん………悪くねぇ。」

セベク:「お褒めにあずかり、光栄です!」

リリア:「野郎ども! メシだ!!たらふく食ってさっさと寝るぞ!」

近衛兵たち:「ガルルル! ファリナーッ!」

セベク・シルバー:「ほっ……。」

バウル:「右大将殿、申し上げます。」

バウル:「『鉄の者』どもは風鳴き渓谷方面に撤退した模様であります。」

バウル:「ですが、奴らの鉱石への執着は侮れない。」

バウル:「仲間を引き連れて戻ってくる可能性もふまえ、」

バウル:「気を抜かず警戒するよう伝えます。」

リリア:「ご苦労。お前も今のうちにさっさと腹ごしらえしておけ。」

バウル:「いえ。いざという時のため、まずは装備品の手入れを……」


ぐぅう〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ


リリア:「ぶはっ!! お前の腹の虫はそんなことよりメシだと喚いてるようだが。」

バウル:「うぐっ……!」

リリア:「この隊一番の大食らいが、やせ我慢するな。」

リリア:「いつも言ってんだろ。腹が減ってちゃ戦はできないってな。」

セベク:「バウル様、どうぞこちらへ!お食事の準備ができております。」

バウル:「……むっ。貴様らが作ったのか?」

セベク:「はい!!! お口にあえば良いのですが!」

バウル:「…………いらん。下げろ。」

セベク:「しかし……」

バウル:「2度言わせるな!俺はいらんと言ったのだ、人間!!!」

セベク:「はっ……失礼いたしました。」

リリア:「うるっせぇ! メシ食ってるときに横で大声出すな。」

リリア:「お前の好きにすりゃいいが、腹が減ってぶっ倒れるような間抜けは晒すんじゃねぇぞ。」

バウル:「私は持参した携帯食がありますので。どうぞお気になさらず。」

セベク:「………………。」

シルバー:「セベク、これは夢だ。現実のバウル殿はちゃんとお前のことを……」

セベク:「そんなことはわかっている!貴様に言われるまでもない。」

セベク:「お祖父様は、様々な教養を僕に授けてくださった。」

セベク:「幼い僕に本を買い与え、読書の楽しみを教えてくれたのもあの方だ。」

セベク:「『銀の梟』さえいなければ、若かりしお祖父様ともっと親睦を深められたかもしれないのに……」

セベク:「……許さんぞ、アイツらめ!」

グリム:「おっ、なんだ? バウルはメシいらねーのか?」

グリム:「なら、オメーのぶんもオレ様が食べてやるんだゾ!いっただっきまーす!!」

バウル:「なっ……」

バウル:「この魔獣! なんという図々しさだ!」


選択肢:

├ [ こらっ、グリム! 遠慮しなさい! ]

└ [ いいぞ、グリム!全部食べちゃえ! ]


グリム:「ふがふが! うめぇ〜! アツアツとろとろのチーズと、肉汁じゅわじゅわのお肉が最高なんだゾ〜♪」

バウル:「ぐ、ぐぬぬ…………!!」

リリア:「ははは!バウルに喧嘩を売るとはいい度胸してやがんな。」

バウル:「くっ……魔獣ごときの腹に入るくらいなら、私が食べる!」

バウル:「寄越せ!」

グリム:「ふなっ! いらないって言ったじゃねーか!」

グリム:「コレはもうオレ様のものなんだゾ!」

セベク:「バ、バウル様! まだたくさんありますので!」

シルバー:「すぐに新しいものをお持ちします。」


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