【ストーリー】EPISODE 7-70 打開シーク!

| EPISODE ◆ 7-70 打開シーク! 深淵の支配者 |
登場人物
セベク、シルバー、バウル、グリム
テキスト全文
── 茨の国-銀の梟本拠地 ──
セベク:「……ああ、そうだな。」
セベク:「山での鍛錬では、道が土砂や倒木で塞がっていることがザラだった。」
セベク:「思考停止し立ちすくめば、刻一刻と陽は落ちる。場合によっては二次災害に巻き込まれる可能性も高い。」
セベク:「引き返すにせよ、迂回するにせよ、決断は早ければ早いほど生存率は上がる。」
シルバー:「「生きてさえいれば、後でどうにかなる」」
シルバー:「……毎日のように聞かされてきた言葉だ。」
セベク:「ああ。それが僕たちの“師匠”の教え。」
セベク:「リリア様をなるだけ安全かつ迅速に野ばら城までお連れしなければ。」
セベク:「城を囲む『銀の梟』の包囲を突破するのなら、飛行術しかないだろう。」
セベク:「まずは箒の調達だ。食料や医療品などもあればいいが……。」
シルバー:「砦の中を探してみよう。ユウ、グリムも手伝ってくれるか?」
選択肢:
├ [ もちろんです ]
└ [ 急ぎましょう! ]
セベク:「バウル様! 我々は物資を調達してきます。」
バウル:「いや、貴様らは降伏するがいい。」
セベク・シルバー:「えっ!?」
バウル:「……我々の任務は失敗だ。右大将殿が貴様らに同行を許した時とは、状況が何もかも変わった。」
バウル:「行け。右大将殿が守ってくださったその命、無駄にするな。」
セベク:「しかし! ここに残ったのはほんの数名の隊員だけではありませんか!」
バウル:「フン、貴様らに心配されるまでもない。」
バウル:「第一……人間である貴様らには『銀の梟』と戦う理由などないだろう。」
シルバー:「……戦う理由なら、あります。」
バウル:「なに?」
シルバー:「俺はヴァンルージュ殿が守ってくれなければ、命を落としていたかもしれない。」
シルバー:「彼は命の恩人です。」
シルバー:「……なんとしても生きていて欲しい。」
シルバー:「理由など、他に必要ありません。人間か妖精かは……関係ない。」
セベク:「バウル様。僕もシルバーと同じ気持ちです。」
バウル:「我らが砦から出てくるのを虎視眈々と狙う鉄の者どもを突破し、」
バウル:「野ばら城まで駆けつけるのは生半可なことではない。」
バウル:「貴様らを気にかけている余裕などないぞ。」
セベク:「ご心配には及びません。僕らの師匠の教えに恥じぬ働き、ご覧にいれましょう!」
バウル:「人間のくせに……何故そこまで……。」
バウル:「………………。」
バウル:「……フン、命知らずめ、ならば好きにするがいい。」
バウル:「私は忠告したぞ!」
セベク・シルバー:「ありがとうございます!」
セベク:「急いで必要なものを揃えるぞ。もたもたするな!」
グリム:「おう! バルガスの補習で鍛えたオレ様の華麗な飛行術、見せてやるんだゾ!」
シルバー:「待て、セベク。まだ砦の中に『鉄の者』が潜んでいるかもしれない。」
シルバー:「気を抜くな。」
セベク:「ふん! そんなことはわかっている。」
セベク:「グリムとユウは僕の後ろを離れずついて来い!」
グリム:「ほーん? そんなこと言っていいのか?」
グリム:「オレ様の前に立ってたら、うっかり炎で尻を焼いちまうかもしれねぇんだゾ。」
セベク:「なっ!脆弱な貴様らを守ってやろうというのに……!」
ガタッ! ガラガラーン!
!!
シルバー:「今の音は……地下からだ。親父殿たちを狙う『鉄の者』か?」
セベク:「ふん。お祖父様たちの手を煩わせるまでもない。僕たちが成敗してやろう。」
セベク:「それに、城や砦の地下には厨房や洗濯室があるのが定石だ。」
セベク:「箒なども置いてある可能性が高い。」
セベク:「行くぞ!」
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