【ストーリー】EPISODE 7-69 緊急リターニング!

| EPISODE ◆ 7-69 緊急リターニング! 深淵の支配者 |
登場人物
リリア、シルバー、グリム、バウル、近衛兵A、B、C、近衛兵たち、セベク
テキスト全文
── 茨の国-銀の梟本拠地 ──
リリア:「急いで野ばら城へ戻るぞ……」
リリア:「うぐっ!」
シルバー:「その体では無茶です!」
グリム:「ふな……オレ様もう、見てるだけで気絶しそうなんだゾ〜。」
リリア:「うるせぇ! 傷なんかにかまってられるか!」
リリア:「どうせこの砦も囲まれてる。転移魔法が使える隊員を……往還士(おうかんし)を呼べ。」
リリア:「空間転移魔法で全員一気に野ばら城まで……!」
バウル:「右大将殿のおっしゃるとおり、それが最速で我らが野ばら城に戻れる方法……」
バウル:「しかし、城まではかなりの距離がある。」
バウル:「空間転移は肉体……そして意識までもを霊素に変換し、目的地で再び再構築する術。」
バウル:「病や傷がある者には多大な負担がかかります。」
バウル:「いかに右大将殿でも、そのお体では長距離の空間転移には耐えられません!」
バウル:「往還士には動ける兵のみを転移させ、我らは陸路で帰城しましょう。」
リリア:「馬鹿野郎、んな悠長なこと言ってる場合か!」
リリア:「城を包囲してる『銀の梟』の中には、夜明けの騎士がいるんだろ!?」
バウル:「だからこそです!」
バウル:「悔しいが、夜明けの騎士は非常に手強い。」
バウル:「たとえ右大将殿でも満足に魔石器も握れぬ状態では、牙を抜かれた魔獣も同じ。」
バウル:「それがわからないあなたではないはずだ。」
リリア:「くっ………。」
バウル:「あなたが鍛えた近衛兵たちと、マレノア様を信じましょう。」
バウル:「きっと我らが駆けつけるまで持ちこたえてくれます。」
リリア:「……………」
リリア:「わかった。クソッ!」
バウル:「皆のもの、撤退だ! 衛生兵は負傷者の手当てを!」
バウル:「往還士は動ける隊員を大至急野ばら城へ転移せよ! 」
バウル:「急げ!」
バウル:「右大将殿と私は陸路にて帰城する!」
近衛兵A・B・C:「ギャギャーーッ!!」
バウル:「野ばら城を……」
バウル:「マレノア様を頼んだぞ、お前たち!」
近衛兵A・B・C:「ガルルッ!」
バウル:「──夜の祝福あれ。」
近衛兵たち:「リンリン……リンリン……」
バウル:「くっ……右大将殿が城を離れる機を、虎視眈々と狙っていたか。」
バウル:「卑劣な人間どもめ!!!」
セベク・シルバー:「……………………。」
グリム:「うう……ユウ。オレ様たち、どうしたらいいんだゾ?」
選択肢:
├ [ (なんて声をかけたらいいか……) ]
└ [ (これは夢ってわかってる。でも……) ]
シルバー:「……ッ!!!」
シルバー:「……よし!」
グリム:「うわっ! なんなんだゾ、シルバー。急に自分のほっぺたひっぱたいて……」
シルバー:「落ち込み、蹲(うずくま)っていても状況が好転することはない。」
シルバー:「俺たちに何かできることはないか、考えなくては。」
< >

