【ストーリー】EPISODE 7-88-7

| EPISODE ◆ 7-88-7 難航トランスポート! 深淵の支配者 |
登場人物
シルバー、リリア、グリム、鉄の者A、鉄の者B、セベク、バウル
テキスト全文
── 茨の国‐森 ──
シルバー:「はぁ、はぁ……竜尾岳と魔の山の渓谷にかかる大橋にたどり着いた。」
リリア:「う…………っ、ここ、は?」
シルバー:「ヴァンルージュ殿、気が付きましたか。魔の山に続く大橋の手前です。」
リリア:「お前、本当に竜尾岳の麓から俺を背負ったまま、ここまで登ってきたのか……?」
シルバー:「はい。問題ありませんでした。」
リリア:「はっ! 卵は!?」
グリム:「心配しなくても、卵はユウがちゃーんと運んでやってるんだゾ。」
リリア:「ほっ…………。」
リリア:「……おい、シルバー。もう自分で歩ける。降ろせ。」
シルバー:「本当に大丈夫ですか?俺は竜の都までこのままでも平気です。」
リリア:「は、随分生意気言うようになったじゃねぇか。」
リリア:「お前らには感じ取れないかもしれないが、あたりに立ち込める霧には魔力が豊富に含まれてる。」
リリア:「ここまでくりゃ、傷もすぐに塞がるだろうよ。」
リリア:「……よっ、と。」
リリア:「ユウも。重たい荷物を運ばせちまったな。ほら、よこせ。」
選択肢:
├ [ なんだか愛着が湧いちゃいました ]
└ [ すっごく緊張しました…… ]
リリア:「どこにも傷やヒビは入ってねぇな。はぁ……本当にずっしり重てぇ。」
リリア:「そういえば、セベクの姿が見えねぇな。あいつはどうした?」
シルバー:「バウル殿と共に敵を食い止めるために残り……まだ再会できていません。」
リリア:「そうか……バウルと……。」
!?
グリム:「ふなっ!? 地震か!?」
リリア:「いや、違う。この耳に障る音は……。」
鉄の者A:「ついに追いつめたぞ、ヴァンルージュめ!!」
鉄の者B:「装甲掘削機で橋を落とせ! なんとしてもヴァンルージュを討ち取り、ドラゴンの卵を手に入れろ!」
リリア:「チッ、またあのデカブツか……!」
グリム:「『銀の梟』のヤツらもワラワラ出てきたんだゾ〜!」
シルバー:「ヴァンルージュ殿とユウたちは早く橋の向こうへ! 俺が時間を稼ぎます!」
シルバー:「この先は行かせない! 俺が相手だ!」
鉄の者A:「はっ、小僧1人に何ができる!橋ごと谷底に叩き落としてくれる。」
鉄の者A:「装甲掘削機、全速前進!」
???:「──『曇天を衝け、雷光よ』!」
???:「『迅雷一閃』(リビング・ボルト)!!!」
ぐわあああああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!
シルバー:「この稲光は……。」
セベク:「ま、まだこんなところでもたもたしているとは……」
セベク:「途中、い、居眠りでもしていたか? はががッ!」
シルバー:「セベク!」
シルバー:「その装備は……!?」
セベク:「ふ、ふふっ、気づいたか!」
セベク:「ぞ、存分に見せびらかしてやりたいところだが……」
セベク:「それは目の前の敵を片付けて、からにしようッ!」
セベク:「ふがッ!」
鉄の者A:「新手か! ぐぬぬ、装甲掘削機の復旧を急げ!」
???:「そうはさせん!」
???:「 はぁあッ!」
バウル:「貴様らごとき下賤の輩に、崇高なる霊峰の地を1歩たりとも踏ませてなるものか!」
バウル:「全員ここで丸呑みにしてくれる!!!」
シルバー:「バウル殿! ご無事で……!」
バウル:「……フン。貴様もよくぞここまで生き残ったものだ。そのしぶとさだけは認めてやろう。」
リリア:「フッ……どうやらお前もくたばりぞこなったようだな、バウル。」
バウル:「右大将殿!バウル・ジグボルト、遅参いたしました。」
セベク:「リリア様!」
セベク:「卵様とユウたちはどこに?」
リリア:「橋の向こうの安全な場所に置いてきた。」
セベク:「あなたもそこで休んでいてくだされば……!」
リリア:「馬鹿野郎。この大一番に大将が寝ていられるかよ。」
リリア:「心配すんな。傷は塞がってきてる。魔の山の加護サマサマだ。」
リリア:「さあ『銀の梟』ども……」
リリア:「逃げ出すなら今のうちだぜ。」
鉄の者A:「ふん、満身創痍のくせに強がりおって。たった4人で何ができる。」
鉄の者A:「必ずや貴様の髷(まげ)とドラゴンの卵を持ち帰り、英雄となってみせよう!」
鉄の者A:「貴様らの天下もここまでだ……怪物どもめ!!」
── 茨の国‐森 ──
鉄の者A:「そ、そんなまさか……たったの4人だぞ! 手負いの者4人をなぜ仕留められない!」
鉄の者B:「妖精(やつら)は自然から魔力を吸収すると聞きます。」
鉄の者B:「魔の山に充満する邪悪な気を吸い、回復しているに違いありません。」
鉄の者B:「このままでは我らは全滅です。隊長、どうか退却のご決断を!」
鉄の者A:「怪物どもめ……! ここまできて、ドラゴンの卵を目の前に……」
鉄の者A:「くそぉッ!」
鉄の者A:「総員、退却……ッ。退却だァーー!」
はぁ、はぁ、はぁ…………
セベク:「お……追い払えた、のか?」
リリア:「なんとかな……。」
シルバー:「よ、良かった……。」
バウル:「魔の山の加護と、夜の祝福に感謝しよう……。」
シルバー:「!? 地震!? かなり大きいぞ!」
セベク:「天候がさらに荒れて……うぐっ! 目を開けていられない!」
リリア:「ドラゴンの……マレノアの怒りに大地が共鳴しているんだ。」
バウル:「なんだあれは!? 翠が原が黒い雲と茨で覆われていく。」
シルバー:「!! あ、あの黒い茨とモヤは、マレウス様がオーバーブロットした時と同じ……!」
セベク:「まさか、マレノア様も!?」
リリア:「まずい。魔の山への大橋が崩れるぞ!」
バウル:「急ぎましょう!!」
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