【ストーリー】EPISODE 7-108 確信コンタクト!

| EPISODE ◆ 7-108 確信コンタクト! 深淵の支配者 |
登場人物
主任、オルト、所長
テキスト全文
主任:「どうやら囚われている人たちはみんな幸せな夢を見ているみたい。」
主任:「いい夢を見ながらたっぷり寝て……きっとみんな体力も魔力も充電満タンよね?」
主任:「だからそろそろ幸せな夢の世界にも、飽きてきてるんじゃないのかな~……なんて。」
オルト:「……ちょっと待って。もしかして、母さんの考えた「別のアプローチ」って……」
オルト:「魔法領域の……夢の中にいる人たちにコンタクトをとって、」
オルト:「本人たちにマレウスさんをどうにかしてもらおうってこと!?」
主任:「正解!」
主任:「外から手を出せないのなら、中から何とかするしかないでしょう!」
オルト:「えーーーーーーっ!?」
オルト:「そんな無茶な……い、いや……でも、確かに……。」
オルト:「夢の中にコンタクトがとれるなら、母さんの作戦も夢物語じゃないかもしれない。」
オルト:「最初から無理だって決めつけてなにも行動を起こさなければ、可能性はずっとゼロのままだ。」
オルト:「可能性が0.001だとしても、ゼロじゃないならそれは100になる可能性を秘めてる。」
オルト:「だったら、やらない理由はないよね。」
オルト:「……よし! それじゃあ早速僕が魔導回路にダイブして、兄さんの夢に……」
主任:「待って、オルくん。」
オルト:「どうしたの、母さん? 兄さんにコンタクトをとるだけなら、危ないことなんて何も……」
所長:「主任、ここからは私が話そう。」
所長:「……お前がイデアにコンタクトをとるにあたって、ひとつ大きな懸念がある。」
オルト:「懸念?」
所長:「夢の中のイデアが、現実を……」
所長:「お前を拒絶する可能性だ。」
オルト:「……!」
所長:「お前も見ただろう。イデアの部屋から、お前のメンテナンス・ドックが無くなっていた。」
所長:「それがなにを意味するのか……わからないお前ではないな。」
所長:「ORTHO(お前)にまた辛い想いをさせることになるかもしれない。」
オルト:「…………。」
所長:「まずは心理学の博士号を持つプロフェッショナルにコンタクトを試みてもらうつもりだ。」
所長:「なるだけ混乱を生まず、穏便に事態の説明を──……」
オルト:「心配しなくても、大丈夫だよ。」
所長・主任:「え?」
オルト:「だって、兄さんだもん。きっと……」
オルト:「「パソコンの中から美少年ヒューマノイドが拙者に助けを求めている!?」」
オルト:「「ラノベで5億回読んだ展開!」」
オルト:「「ついに拙者が選ばれし者となる“その刻(とき)”がきてしまったってこと!?」」
オルト:「……とか言うよ。」
所長:「……いや、流石のイデアもそこまででは……。」
主任:「ママは、ちょっと言いそうだなって思っちゃった。」
オルト:「反応はどうあれ、きっと兄さんは僕らの話を聞いてくれる。」
オルト:「2人とも、知らないの?」
オルト:「イデア・シュラウドは、『S.T.Y.X.』の所長と技術部主任が育てた“異端の天才”だよ?」
オルト:「穏便な手段で遠回りするくらいなら、ショトカで最速攻略を選ぶに決まってる!」
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