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【ストーリー】EPISODE 8-65 策謀プローブ!

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最終更新者: novira

EPISODE ◆ 8-65

策謀プローブ!
禁忌の執行人

登場人物

アズール,ティム,ミナジール,リエーレ,リリア


古代遺跡
Ancient Ruins
―下層―
ミナジール
リエーレ、応答しろ! オリヴァー、
そこにいるのか? 聞こえてたら返事をしてくれ!
ミナジール
……ダメか!
やっぱりあの時追いかけておけばよかった。
ミナジール
リエーレの奴、
頭に血が上って何か無茶な真似をしたんじゃ……。
リエーレ
……あっ、ミナジール?
よかった、やっと繋がった。
ミナジール
リエーレ! 無事だったか。
ミナジール
よかった……。
ミナジール
一体何があった?
急に通信が途切れて驚いただろう。
リエーレ
あー、ごめんごめん。
オリヴァーと2人して落とし穴にはまっちゃってさ。
リエーレ
でも大丈夫、自力でちゃんと抜け出せたよ。
ミナジール
まったく、だから足元には気をつけろとあれほど……
ミナジール
いや、よそう。
ミナジール
なんでもなかったなら、それでいい。
2人とも怪我はないんだな?
リエーレ
うん、なんともないよ。
ミナジール
……それから、その、さっきは悪かったよ。
リエーレ
え? ……、
リエーレ
ううん、いいんだ。気にしないで。
試合の後でゆっくり話をしよう。
ミナジール
ああ、そうだな。
リエーレ
それで、そっちの首尾はどう?
どこの石をどれくらい集めた?
ミナジール
俺達は今、上層の小部屋から回収した石を
台座に置きにきたところだ。
リエーレ
そっか。じゃあ、今ミナジールが石を回収した部屋が
どれか教えてくれる?
ミナジール
……
ミナジール
Aの20だ。
リエーレ
Aの20だね。
リエーレ
オリヴァーにメモしてもらうよ。
ミナジール
こら。オリヴァーとはぐれる可能性だってあるんだ。
自分でもメモしておけよ。
リエーレ
わかってるって。

それじゃあオレ、そろそろ切るね。
ミナジール
待て!
ミナジール
……切る前に、
お前たちが落ちた落とし穴の位置を教えてくれ。
ミナジール
まだ俺たちが知らない罠があったなんて
思わなかった。他のメンバーに共有したい。
リエーレ
ええと、火のゴーレムが追いかけてくる
仕掛けがある大部屋の前だよ。
リエーレ
今地図をオリヴァーに渡しちゃったから、番号が
分からないけど……ミナジールならわかるよね。
ミナジール
なら、オリヴァーに代わってくれないか?
リエーレ
……オリヴァーは今、
地図にメモしてるから手が塞がってる。
ミナジール
お前がオリヴァーに渡した“宝物”は眼鏡だった
よな。魔法をかけ直して、耳にかけてもらってくれ。
ミナジール
そうすれば手ぶらで通信できるだろう。
ミナジール
……な?
リエーレ
……なんだよ。
オレがミスするって言いたいの?
ミナジール
そうじゃない。
直接確認したいことがあるだけだ。
リエーレ
……もういい。
ミナジールのわからずや!
ミナジール
待っ……!
ミナジール
 くっ、切られた!
ミナジール
“宝物”の魔法が解除されて、
ウィンターたちとのパスも切れちまってる。
ティム
あいつ! いくら怒ったからって、
ユニーク魔法を解くのはやりすぎだろ。
ミナジール
いや。今通信してきたのはおそらく……
ミナジール
いや、
絶対にリエーレじゃない。
ティム
えっ!? どういうことですか?
ミナジール
リエーレが荷物を無くしたのは、
サメのゴーレムに襲われた時だ。
ミナジール
俺たちと別れた時には、すでに手ぶらだった。持って
いない地図を渡すなんて、出来るはずがない。
ティム
で、でも今の声は間違いなくリエーレの声でしたよ。
というか、通信自体があいつの魔法だし……。
ミナジール
だが通信の先にいたのは、リエーレじゃなかった。
となると考えうる可能性としては……。
ミナジール
リエーレの魔法が敵に奪われた。
ティム
はあ!? 奪ったって、どうやって!?
ミナジール
他人の魔法を奪う……
そんなユニーク魔法があってもおかしくはない。
ティム
そ、そんなの反則じゃ……!
ミナジール
この対抗戦は魔法技術を競う大会だぞ。申請済みの
魔法であれば、基本的に使用に制限はない。
ティム
ナイトレイブンカレッジの選手の中に、
他人から魔法を奪える奴がいる……?
ミナジール
おそらく。
本当だとすればとんでもなく高度な魔法だ。
ミナジール
どんな術式を使って……
ミナジール
いや、今はそんなことを考えていても仕方ない。
ミナジール
プランBに移行する。
ティム
リエーレの魔法が使えなくなった時のために
考えていた作戦……っすね!
ミナジール
ああ。まずは連絡ポイントに急ぐぞ!
―中層―
アズール
……おそらく、気づかれましたね。
リリア
そうじゃな。情報を殆ど明かさず、
逆にこちらの情報を引っ張ろうとしてきおった。
リリア
ミナジールといったか。頭の切れるやつじゃ。
リリア
うぅむ……
これはわしが余計なことをさせてしまったな。
リリア
欲張ったことで、
魔法を頂戴したことがバレてしまったかもしれん。
アズール
構いませんよ。どうせ遠からずバレることです。
元手のかからない一手なら、試して損はありません。
アズール
第一、ロイヤルソードアカデミーもリエーレ王子の
魔法だけに頼るほど愚かではないでしょう。
アズール
リエーレ王子中心の作戦が不能になった場合に
備えて、次の手くらい用意しているはずだ。
アズール
……
アズール
さて。
僕たちも連絡ポイントへ急ぎましょう。
リリア
うむ。メンバーに魔法をかけたがらくたを配って
通信網を形成し……一気に追い上げて差し切るぞ。
アズール
ええ!

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