【ストーリー】EPISODE 7-175 白熱ゲーム!

| EPISODE ◆ 7-175 白熱ゲーム! 深淵の支配者 |
登場人物
実況アナウンサー、ジャミル、ジェイド、オルト、シルバー、フロイド、セベク、グリム、イデア、レッド、キャンサーズ選手A、チアリーディング部の人魚たち、キャンサーズ選手B、アズール、ゴールデン、トライデント選手たち、トライデント選手A、トライデント選手B
テキスト全文
── 珊瑚の海 ──
ズバッ!
ドシュウウゥウッ!
実況アナウンサー:「またゴールが決まったー!」
実況アナウンサー:「『ゴールデン・トライデント』の猛攻が止まりません!」
実況アナウンサー:「点差は30点以上!」
実況アナウンサー:「昨年の優勝チームである『レッド・キャンサーズ』、非常に苦しい戦いです。」
実況アナウンサー:「残り時間は5分を切りました。ここから追いつけるか!?」
ジャミル:「なんだあれは? 人魚たちが光るボールを追って泳ぎ回っているが……。」
ジェイド:「彼らがやっているのは『コーラル・ラッシュ』という水中球技です。」
オルト:「たしか、珊瑚の海発祥のスポーツで、今では世界中の人魚にプレイされているんだよね。」
オルト:「SNSの動画では見たことあったけど、生で見るのは初めてだ!」
オルト:「うわー、すごい迫力だなぁ!」
シルバー:「水中に浮かんだゴールリングに、」
シルバー:「魔法で操った球を打ち込んでいるようだ。」
シルバー:「マジカルシフトに似た競技なのか?」
フロイド:「確かに似てるかも。」
フロイド:「マジフトだと箒に乗るポジションがあるけど、『コーラル・ラッシュ』はイルカに乗るんだよ。」
セベク:「ほう、ポロのような要素もあるのか。」
グリム:「ポロ? ……ってなんなんだゾ?」
セベク:「馬に乗り、ステッキ状のもので球を打つ球技だ。」
ジェイド:「『コーラル・ラッシュ』は人魚には大変人気のある競技です。」
ジェイド:「プロリーグもありますし、クラブを持つ学校もたくさんありますね。」
ジェイド:「特にハイスクールチームの試合は、大きな注目を集めるスポーツイベントです。」
ジェイド:「選手たちの顔つきを見るに、このゲームも学生チームの試合でしょう。」
ジャミル:「本当に“海のマジフト”という感じだな。」
オルト:「水中用のアタッチメントがあれば、僕にもプレイできるかな? すごく楽しそう。」
イデア:「ウッ……設定の端々から圧倒的な社交的地位の高さを感じる。」
イデア:「いわゆる“花形”と呼ばれるスポーツをやってる奴らなんて、」
イデア:「ナルシストなオレ様系マッチョばかり。」
イデア:「拙者やアズール氏のようなインドア派のボドゲ部員とは無縁のオハナシですな~。」
実況アナウンサー:「ここに来て、なお『レッド・キャンサーズ』食らいついていく!」
実況アナウンサー:「果敢にもディフェンスの」
実況アナウンサー:「隙間を掻い潜りゴールリングを目指していきます!」
実況アナウンサー:「その勢い、砂浜を素早く横切るカニのごとし!エンドゾーンは目の前です!」
レッド・キャンサーズ選手A:「あ、あれ!?今オレが持ってたボールはどこにいった!?」
実況アナウンサー:「ああーっと!!ゴール直前での痛恨のターンオーバー!」
実況アナウンサー:「目にも留まらぬ速さでボールを奪取したのは……」
実況アナウンサー:「『ゴールデン・トライデント』の守護神!」
実況アナウンサー:「アズール・アーシェングロット選手~~~~ッ!!」
ワァアーーーーーーー!!!!
えええええええ~~ッ!?
チアリーディング部の人魚たち:「ゴーゴー! レッツゴー!強いぞ、アズール!」
イデア:「ドエエエエェ!? ナンデェーーー!?」
イデア:「アズール氏、拙者と並んで運動が苦手なはずでは!?」
フロイド:「ギャハハハハハハハハ! アズールが『コーラル・ラッシュ』の選手~!?」
フロイド:「ありえね~っ!」
レッド・キャンサーズ選手B:「くっ! 何としてもアズールを止めろ!」
アズール:「ふっ……止められるものなら!」
実況アナウンサー:「すごい、すごいぞアズール選手!」
実況アナウンサー:「『レッド・キャンサーズ』のディフェンスをものともせず、ぐんぐんゴールへ向かっていく!」
レッド・キャンサーズ選手A:「な、なんて力強い泳ぎなんだ!お前たち、怯むなー!」
ゴールデン・トライデント選手たち:「いっけぇ~~! アズール!!」
アズール:「くらいなさい! はあぁッ!」
アズール:「クラーケン・ショットオォォオォ!!」
実況アナウンサー:「決まったーーー! アズール選手、見事なフィニッシュを決めました!」
実況アナウンサー:「そしてここで試合終了!『ゴールデン・トライデント』の勝利~!」
ゴールデン・トライデント選手A:「やったな、アズール!今日の勝利はお前のおかげだ!」
アズール:「僕だけの力じゃありません。皆で力を合わせたから勝てたんですよ。」
ゴールデン・トライデント選手B:「よぉーし、それじゃあ皆で祝勝会といこうぜ!」
セベク:「あっ!アイツら、どこかへ向かって移動を始めたぞ。」
シルバー:「見失うといけない。すぐに追いかけよう!」
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