【ストーリー】EPISODE 7-204 調査シチュエーション!

| EPISODE ◆ 7-204 調査シチュエーション! 深淵の支配者 |
登場人物
アズール、ジャック、セベク、シルバー、グリム、オルト、イデア、ラギー
テキスト全文
── 夕焼けの草原‐暁光の都 ──
アズール:「夕焼けの草原出身者といえば、何人か心当たりがありますが……。」
ジャック:「俺が知ってるのは、レオナ先輩とラギー先輩だな。」
セベク:「僕のお祖父様も、もともとは夕焼けの草原の生まれだ。」
セベク:「温かい土地だとは聞いていたが、こんなに乾燥していて暑い国だとは……。」
セベク:「急に亜寒帯である茨の谷に移住されて、お祖父様はさぞご苦労されたのだろうな。」
シルバー:「あの仔猫を掲げている猿の像は、何なのだろう?」
アズール:「周辺にはひれ伏した動物たちの彫像もありますね。」
ジャック:「ライオンの王子の誕生を、ヒヒが国民に知らせているシーンだな。」
ジャック:「子ども向けの伝記なんかにもよく登場するシーンだ。」
アズール:「獣人属は動物を祖先とするらしいですが、」
アズール:「太古の昔からライオンは王者としてサバンナに君臨していたのですね。」
ジャック:「今では世界中で暮らしてる獣人属だが、全ての獣人属のルーツはこの夕焼けの草原だと言われてる。」
ジャック:「俺の遠い遠い祖先も夕焼けの草原から輝石の国へ渡り、徐々に北上して北国に定住したらしい。」
グリム:「おっ、じゃあここで頭下げてるオオカミの像はオメーのご先祖様なんじゃねえか?」
ジャック:「この像はオオカミじゃなくてジャッカルだ。毛並みも鼻先も全然違うじゃねぇか。よく見ろ!」
グリム:「全然わかんねぇんだゾ。」
ジャック:「夕焼けの草原ではオオカミよりジャッカルのほうが圧倒的に数が多い。」
ジャック:「奴らは暑さに強くて、サバンナや砂漠に適した生態をしてるからな。」
ジャック:「でも……姿は全然似てないが、ジャッカルとオオカミは似ているところもあるんだぜ。」
ジャック:「オスとメスは一度番(ペア)になると、一生添い遂げると言われてるんだ。」
選択肢:
├ [ へぇ、ロマンチックだね ]
└ [ 現代だと苦労も多そうだな…… ]
アズール:「そういえば、ラギーさんはハイエナを祖先とした獣人属だとか。」
アズール:「僕、ハイエナを写真や動画でしか見たことがないんですよね。」
アズール:「というか、四つ足で毛がふさふさした動物はみんな似て見えて……」
アズール:「ゴホン。」
アズール:「この像のうち、どれがハイエナなんです?」
シルバー:「ハイエナは耳と尻尾が丸く、斑模様がある。ええと……ん? 姿が見当たらないな。」
オルト:「この広場にある動物たちの像の中には、ハイエナはいないみたいだね。」
ジャック:「そりゃそうだろう。ハイエナはもともと、ライオンが治めている土地では暮らしていなかったんだから。」
グリム:「ふな? ソレ、どういうことなんだゾ?」
ジャック:「ハイエナはかつて『影の国』とよばれていた自治区で、独自の掟を守りながら暮らしていたらしい。」
ジャック:「ここにハイエナの像がないのは、」
ジャック:「ハイエナたちが百獣の王に仕えるより以前の時代がモチーフになってるのかもしれねぇな。」
セベク:「ふむ。僕もお祖父様から聞いたことがある。」
セベク:「夕焼けの草原は今でこそ大きな1つの国になっているが……」
セベク:「昔は様々な種族が大陸各地に自治区を形成していたそうだ。」
セベク:「僕のお祖父様は王都からは離れた湿地帯の出身で、」
セベク:「周辺には樹上生活を営む鳥の獣人属や、オナガザルの獣人属などが多く暮らしていたらしい。」
セベク:「夕焼けの草原は自然との共存を大切にし、夜行性の獣人属も多い。」
セベク:「それゆえ、夜の眷属の妖精も暮らしやすい土地だったと言っていた。」
アズール:「人魚もルーツによって多種多様な生態を持っていますが……」
アズール:「夕焼けの草原の獣人属はそれ以上かもしれません。」
アズール:「獣人属とひとくくりにしても、ルーツごとに生活スタイルがまるで違うわけで……」
アズール:「食性も、住環境も、社会構造も、全く異なる。」
アズール:「多種多様な国民をまとめ上げるのは、並々ならぬ苦労がありそうだ。」
オルト:「現在夕焼けの草原では、行政が提案する地域活性化や都市開発計画を巡って」
オルト:「国民との話し合いが続いているそうだよ。」
オルト:「土地の開拓や採掘を行えば、もっと国は潤う。」
オルト:「だけど伝統的な生活を守りたい国民も多く、時には意見が激しく対立することもあるとか……」
オルト:「でも、どちらの意見も蔑ろになることがないよう、時間をかけて議論がかわされているんだって。」
オルト:「よく国際ニュースでも取り上げられているよね。」
シルバー:「無理な採掘や開発を行えば、住処を追われる者が必ず出てくる。」
シルバー:「革新と伝統。両者が納得のもと手を取り合い、前進していければ素晴らしいことだが……。」
ジャック:「学生である俺にも、それがとんでもなく難しいことだってのはわかるぜ。」
イデア:「……あ~、だからレオナ氏はインターン先に鉱業・エネルギー系の研究所を……」
イデア:「ワンマン経営が出来ない国家の行政ってのは大変ですな。考えただけで頭痛くなりそう。」
グリム:「んん? なんかむずかしー話ばっかでよくわかんねぇけどよ、つまり……この夢の主はレオナってことか?」
オルト:「ううん、違うよ。この夢の主は……」
???:「やばい、やばい! 寝坊したッス!」
ラギー:「遅れたら皆勤賞に傷がついちまう!」
ラギー:「どいたどいたー!」
ジャック:「あれは、ラギー先輩!?」
アズール:「ラギーさんって、眼鏡をかけていましたっけ?普段と少し様子が違ったような……」
ジャック:「目を保護するためのゴーグル以外かけてるのなんか見たことねぇし……」
ジャック:「寮内でも、かなり目がいいほうって言ってたぜ。人違いじゃないか?」
シルバー:「いや。夢の主の証拠である光る鳥が見えた。あれはラギーで間違いない。」
オルト:「とにかく、追いかけよう!」
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