【ストーリー】EPISODE 7-210 探求ヤーン!

| EPISODE ◆ 7-210 探求ヤーン! 深淵の支配者 |
登場人物
ラギー、アズール、ジャック、グリム、オルト、生徒A、生徒B
テキスト全文
── 夕焼けの草原‐アイボリークリフアカデミー ──
ラギー:「一体どこにいるんスか? オレをこんなに惹きつけてやまない君は……」
ラギー:「あっ!!」
キラッ!
ラギー:「あ、あそこのゴミ箱の前に落ちているのは……」
ラギー:「やったぁーーー! 100マドル硬貨ゲットッス! もうけ~っ!!」
ラギー:「……って、あれ?」
ラギー:「な、なんでオレ……たかが小銭を拾ったくらいでこんな大喜びを……?」
ラギー:「うぐっ! あ、頭が……ッ! どう、して?オレ、小銭なんか全然欲しくないはずなのに……!」
アズール:「フフフ……あなたならソレに飛びつくと信じていました。」
ラギー:「ア、アンタたちは、朝の……っ!」
アズール:「これが見えますか? ラギーさん。」
ラギー:「そ、それは……500マドル硬貨!?」
アズール:「どうしたんです? 何やら顔色が悪いですねぇ。冷や汗までかいて……。」
ラギー:「ソ、ソイツをどうするつもりッスか?」
アズール:「この地を再び訪れることを願って、そこの水路に投げ込んで帰ろうかと思いまして。」
ラギー:「な! ご、500マドル……そんな大金を!? 正気ッスか!?」
ラギー:「いや、違う! 500マドルは大金なんかじゃ……小銭のはず……ううっ!」
アズール:「手持ちのコインがこれしかなくて。でも……」
アズール:「“たかが小銭”でしょう?」
アズール:「では、いきますよ!」
ラギー:「や、やめ……やめてくれ……!」
アズール:「そらっ!」
ラギー:「うわあああああああぁああぁあ!!!!」
ジャック:「うわっ、ラギー先輩がためらいなく水に飛び込んで、500マドルを掴んだ!」
グリム:「すげぇ執念なんだゾ……!」
アズール:「ふっ、ふふふ……ははは!」
アズール:「要らぬ要らぬと言いながら、身体は正直ですねぇ!」
アズール:「本当は欲しくてたまらないんでしょう?素直になりましょうよ、ラギーさん!」
オルト:「アズールさん、ラギーさんを覚醒させるためにやってるのはわかるんだけど……。」
選択肢:
├ セリフが悪役すぎる…… ]
└ [ 完全にその筋の人すぎる…… ]
アズール:「我慢は身体に悪いですよ。素直に言えばいいじゃないですか。「欲しくて欲しくてたまらない」と!」
ラギー:「う、ううっ、オレは、オレは……ッ!!」
ラギー:「ああ、頭が割れるゥ……!」
ラギー:「ああ、あああ……」
ラギー:「うわああああああああああああああああ!!!」
ラギー:「はぁ……はぁ……」
ラギー:「あ、あはは……思い出した、全部……。」
ラギー:「オレ、どうして……。」
生徒A:「おい、ラギー!?なんで水になんか飛び込んでるんだよ!」
生徒B:「様子がおかしかったから心配になって戻ってきてみりゃ……何やってんだ、一体!」
ラギー:「500マドル……」
え?
ラギー:「500マドルが、水に落ちるところだったんス……。」
生徒A:「な、なんだよ500マドルくらいで……。」
ラギー:「500マドル“くらい”? 500マドルあればさぁ……」
ラギー:「食堂でサラダ付きエビグラタンセットに、」
ラギー:「オプションでカニクリームコロッケとエッグマフィンがつけられるんスよ……。」
生徒B:「は? 何言ってるんだよ。うちの学食は全部タダだろ!?」
ラギー:「“オレら”の学校は国立でも王立でもねぇから、基本メニュー以外は全部自費。ケチくさいったらねぇよ。」
ラギー:「制服や運動着だって、最初の1着はくれるけど、それを駄目にしちまったら自分で買わなきゃならねぇ。」
生徒A:「ラギー、お前、まさか……?」
ラギー:「はは、見てくださいよ。」
ラギー:「あちこち泥だらけになっちまって。こんな淡い色のジャケットじゃ、洗ったって絶対にシミは残っちまう」
ラギー:「だからオレはちょっとやそっとの汚れじゃ目立たねえ、」
ラギー:「ナイトレイブンカレッジの黒い制服が好きなんスよ!」
なっ……!
ジャック:「ナイトレイブンカレッジって……」
ジャック:「ラギー先輩! 目が醒めたんすね!」
生徒A:「待て! よく考えるんだ。ここにいればもう二度と飢えることはない。」
生徒B:「そうだよ、ラギー! 僕たちハイエナは、王様の[仲間(オトモダチ)なんだぜ。なのに……裏切るっていうのかよ!」
ラギー:「王様の仲間(オトモダチ)? そりゃあいいッスね。でも……」
ラギー:「どんな王様にバンザイするかは、オレが自分で決める。」
ラギー:「偽物の王様なんか、いらないッス!」
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