【ストーリー】EPISODE 7-236 滑空ネクスト!

| EPISODE ◆ 7-236 滑空ネクスト! 深淵の支配者 |
登場人物
シルバー、レオナ、グリム、セベク、イデア、オルト、デュース、エース、デュース?
テキスト全文
── 夢の回廊 ──
シルバー:「オルト、今回も誘導感謝する。ここは……ハーツラビュルか?」
── ハーツラビュル寮 ──
レオナ:「おい、毛玉ァ! テメェ、なんで俺のネックレスにしがみつきやがったんだ。」
レオナ:「首が絞まって窒息するところだっただろうが!」
グリム:「にゃにおぅ?オレ様はしがみついたわけじゃねぇ!」
グリム:「レオナがジャラジャラつけてるヤツと髪の毛が、」
グリム:「オレ様の顔にビシビシ当たって痛えから押さえてただけなんだゾ。」
セベク:「確かに、強風に煽られた髪の毛は視界を遮って邪魔だ。次の移動の際は縛っておくがいい!」
レオナ:「は。どうして俺が?」
レオナ:「そもそも、こんなすし詰め状態での移動方法自体に問題があるだろ。カイワレ大根、何とかしろよ。」
レオナ:「現場の俺たちに働かせておいて、テメェは自室で悠々自適に作業してやがんだろ。」
イデア:「は、は、はぁ~~~~?」
イデア:「拙者は管理者(マレウス氏)の目をかいくぐりながら『S.T.Y.X.』本部と連携をとりあって、」
イデア:「君たちをサポートしつつ、さらにチートツール開発まで並行作業してるんだが?」
イデア:「現状誰より忙しいのは……僕! 僕、僕、僕~!なんですわ。」
イデア:「い、移動時間なんてほんの一瞬なんだから、利便性の向上を求めてる場合じゃないでしょ。」
イデア:「レオナ氏、年長者の自覚ある? 緊急事態中に我儘第二王子ムーブは控えてもろて……。」
レオナ:「テメェ、モニター越しだと随分とよく舌が回るな。次に顔を合わせた時が楽しみじゃねぇか、なあ?」
オルト:「はいはーい、寮長さんたち。喧嘩しないの!」
オルト:「デュース・スペードさん。ずっと黙ってるけど、アズールさんみたいに気絶してたりする?」
デュース:「い……かっ……」
オルト・シルバー:「イカ?」
デュース:「今!! 風になっただろ、俺!!!」
デュース:「マシンも箒もなしに、あんなスピードが出るなんてすげぇよ!」
デュース:「空中でカーブする時、一切減速しない度胸がハンパねぇ。」
デュース:「横Gで身体がもっていかれそうになるけど、それがむしろ気持ちいい!」
デュース:「風を味方につけて、重力を黙らせる……シルバー先輩の走り、マジで最高だったぜ!」
シルバー:「俺がスピードをコントロールしているわけではないんだが……」
シルバー:「お前が楽しめたのなら、良かった!」
デュース:「ハイ! すっげぇ楽しかったです!」
オルト:「デュースさん、気分が悪くなるどころか逆に高揚してるみたいだね。」
グリム:「じゃあ、すぐに夢の主を捜しにいこうぜ。ここがハーツラビュルってことは……」
???:「あれ、デュース?それにグリムとユウ。」
エース:「ウチの寮で何してんの?」
グリム・デュース:「エース!」
エース:「てか、よく見たらレオナ先輩に、オルトに、ディアソムニアの人たちも……ほんとにナニ?」
デュース:「その、えっと……たまたまそこで会って、茶でもしようって話に……。」
エース:「茶ぁ? お前が、レオナ先輩たちと?」
デュース:「キ、キングスカラー先輩だって茶が飲みたい気分のときくらいあるだろ!」
レオナ:「…………………。」
レオナ:「……俺がハーツラビュルで茶だと?」
レオナ:「あの野郎、誤魔化すにしたってもう少し別の言い訳があるだろうが。」
イデア:「デュース氏と一緒にハーツラビュルでお茶を飲むレオナ氏、絵面がありえなすぎて逆に見たい。」
デュース:「ぼ、僕たちのことはいい。お前こそ、何やってるんだ?」
エース:「法廷に行くとこ。さっきマジカメに『緊急!裁判開催決定』ってメッセがきてたじゃん。」
エース:「メッセ見てねーの?」
デュース:「そんな重要な知らせが、マジカメのメッセで?本当に緊急なんだな。」
デュース:「今知れてよかった。遅刻したら寮長に首をはねられる。」
デュース:「というか、エース。裁判に向かうのに、なんで制服のままなんだ?」
デュース:「『なんでもない日』のパーティーや裁判の日は、必ず寮服を着用しろと寮長に言われてるだろ。」
エース:「寮長、そんなこと言ってたっけ?……ま、怒られたら着替えればいっか。」
デュース:「えぇっ!?」
デュース:「お前、本当に命知らずだな……。」
オルト:「ねぇ、エース・トラッポラさん。」
オルト:「僕たちハーツラビュルの裁判ってどんなものなのかすごく気になるんだけど……。」
オルト:「見学してもいいかな?」
デュース:「裁判はハーツラビュルの大切な行事のひとつ。他寮生が見学なんて、ダメに決まってる!」
エース:「別にいいんじゃね?ウチの寮長ならウェルカムっしょ。」
デュース:「えぇっ!? あの厳格な寮長が?」
デュース:「……いや、でも確かに「他寮の伝統に興味があるのかい。感心だね」とか言いそうな気も……?」
エース:「さっきから何1人でぶつぶつ言ってんの?変なヤツ。」
エース:「あ、デュースが変なのはいつものことか~。」
デュース:「なんだと?あ、おい待て! エース!」
デュース:「みんな、とにかく法廷に行ってみよう!」
グリム:「デュースのヤツ、エースのこと追いかけていっちまったんだゾ。」
オルト:「僕たちもデュースさんたちを追いかけよう。」
シルバー:「ああ。ハーツラビュル寮生が全員集まるのなら、夢の主も捜しやすいに違いない。」
セベク:「うむ。……ん?」
デュース?:「あれ? グリムとユウじゃないか。こんなところで何してるんだ?」
グリム:「デュース。オメー、エースを追いかけてったんじゃねーのか?」
デュース?:「エースには会ってないぞ?それより、なんだか不思議なメンツだな。」
セベク:「……あの人間がいかに阿呆でも、一瞬で僕たちの目的を忘れるわけがない。」
オルト:「つまり、このデュースさんは夢の住人ってことになるね。」
オルト:「今は無害なNPCでも、異分子の発生を感知すれば『闇』(ゲームマスター)に変化して……」
オルト:「僕たちを排除しようとしてくるはず。」
レオナ:「本物と法廷で鉢合わせると面倒だ。ここで始末しておくか。」
こくり……!
デュース?:「え? な、なんだよ? みんなどうしてマジカルペンを構えて、にじり寄ってくるんだ!?」
シルバー:「すまない。お前に恨みはないが……ここで少し眠っていてくれ!」
── ハーツラビュル寮 ──
シルバー:「はぁっ!」
デュース?:「ぐはっ……!」
ばたっ!
レオナ:「コールタールみてぇになって消えるかと思ったが……コイツ、消えねぇな。」
オルト:「法則性が定かではないけど、まだ僕たちが夢の主と接触していないから……」
オルト:「この夢に害をなす存在だとは、認識されていないのかもしれないね。」
シルバー:「だが油断は禁物だ。起きても動けないように縛っておこう。セベク、足の方を頼む。」
セベク:「これでよし。さあ、僕たちも法廷へ向かうぞ!」
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