【ストーリー】EPISODE 7-270 到着スカーレット!

| EPISODE ◆ 7-270 到着スカーレット! 深淵の支配者 |
登場人物
オルト、トレイ、エース、ケイト、デュース、レオナ、シルバー、セベク、グリム、巡査、チェーニャ、リドル、イデア
テキスト全文
── 緋色の都‐市街地 ──
オルト:「オリンポス社の提供しているマップと周辺情報の99.7%の一致を確認。」
オルト:「マップ情報によると、この道を300m直進ののち左折すると」
オルト:「『パティスリー・クローバー』ってお店があるんだけど……。」
オルト:「『クローバー』ってトレイさんのファミリーネームだよね。何か関係があるのかな?」
トレイ:「ああ、それは俺の両親がやってるケーキ屋だ。」
オルト:「へえ、そうなんだ!いいレビューが沢山ついてるね。」
エース:「え! トレイ先輩の実家のスイーツ、オレ食べてみたい! 行ってみよーよ。」
ケイト:「こらこら。夢の主のリドルくんを捜すほうが先決でしょ!」
エース:「あ、そっか……あまりにリアルだから一瞬忘れてたけど、ここは夢の中なんだっけ。」
トレイ:「ああ。この通りを俺の実家とは真逆の方向にまっすぐ進むと……」
トレイ:「少し高台になった場所に、リドルの実家がある。」
ケイト:「なら、リドルくんは実家にいる夢を見てるってこと? うひゃ~……。」
エース:「オレたち、噂のエグめの教育ママとご対面するハメになるかもしれないのか。」
デュース:「き、緊張するな……。」
レオナ:「うだうだ考えててもしょうがねぇだろ。とにかく、お前らのボスがいそうなところへ行ってみるしかない。」
シルバー:「レオナ先輩に賛成だ。……そういえば、街中を移動するのに寮服では目立つ。全員制服に着替えておこう。」
セベク:「よし、全員制服に着替えたな。ではリドル先輩のご実家を訪ねるぞ!」
デュース:「はっ! パ、パトカーだ!まさか僕たちを追いかけて来たのか!?」
エース:「なんでそうなるんだよ。オレらなんも悪いことしてないでしょーが。」
オルト:「この先で、何か事件でもあったのかな?」
グリム:「ふな? 目の前で止まったんだゾ。」
デュース:「や、やっぱり僕たち、知らないうちに何かやらかしちまったんじゃ!?」
巡査:「ほら! さっさと」
巡査:「車から降りるんだ!」
???:「ちょっと! 腕を強く引っ張らないでよ、オッサン!」
巡査:「オッサンとはなんだ! 巡査と呼べ、巡査と!」
巡査:「まったく……お前を補導するのはこれで何回目だ?いつも言ってるが、この街のルールを守れ!」
???:「ルール、ルールってうるさいなぁ!」
???:「路上で歌を歌うことの何が悪いのさ?観てたみんなも盛り上がってたし。」
ケイト:「わっ、あの子カワイー! 歌手かマジカメグラマーかな……」
ケイト:「って、ちょっと待って?」
ケイト:「あの子……よく見たら、リドルくんじゃない!?」
はあああぁっ!?
ケイト:「髪にメッシュはいっててアクセもバチバチだけど、あの顔と声は“そう”だよね……!?」
エース:「ひ、人違いでしょ!寮長があんなパンクな格好してるわけないし。」
デュース:「それよりも、寮長が警察のお世話になるなんてありえません!」
トレイ:「デ、デュースの言う通りだ。リドルに限ってそんな……。」
シルバー:「だが、光る鳥が周りを飛んでいる。ということはつまり……。」
巡査:「お前がやってるのは、通行人が鼻歌を歌ってるのとはわけがちがう。爆音の路上ライブだろう!」
巡査:「いいか? 路上ライブがしたいなら、道路使用許可を警察にもらわなきゃいけないんだ。」
巡査:「何度も言ってるだろうが!」
チェーニャ:「いつライブをやりたくなるかは、ウチの女王様の気分次第だからにゃぁ。」
チェーニャ:「な~、リドル?」
リドル:「ふん。チェーニャの言う通りだよ。ボクが歌いたい気分のときに自由に開催するんだ。」
巡査:「ダメなものはダメッ!!」
巡査:「ったく! パトカーはタクシーじゃないんだ。送り届けてやるのはこれが最後だからな。」
巡査:「もう二度とルール違反をするんじゃないぞ!いいな!」
バタン!
ブロロロ……
リドル:「べーーだ!! バンフラック!」
リドル:「グラッカ!!」
セベク:「ばんふら……ぐらっか? なんの呪文だ?」
デュース:「薔薇の王国の良くないスラングだ。」
デュース:「……意味は聞くなよ!」
エース:「てか寮長、あんなスラング知ってたんだ……。」
イデア:「えー、確定情報きましたな。路上でピーピー叫びまくってるパンク野郎……」
イデア:「間違いなく君らの寮長、リドル・ロ~ズハ~ト氏でございます。」
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