【ストーリー】EPISODE 7-277 癇癪インタラプト!

| EPISODE ◆ 7-277 癇癪インタラプト! 深淵の支配者 |
登場人物
リドル、シルバー、エース、デュース、セベク、ケイト
テキスト全文
── 緋色の都‐リドルの家 ──
リドル:「ボクのお茶会で内緒話は禁止だよ!喋るなら、もっと大きく口をあけて!!」
シルバー:「わ、わかった。」
シルバー:「んんっ……そうだ。リドルは魔法が使えないと言っていたな。では、地元の普通高校に通っているのか?」
リドル:「え? 学校なんか行ってないよ。」
エース・デュース:「えっ?」
リドル:「ボク、勉強も学校もだーーーいッキライ!」
リドル:「学校なんて退屈で、窮屈で、行くだけ無駄!」
デュース:「そんなことないですよ!!」
エース:「おい、デュース!?」
デュース:「あっ、すみません。つい大声だして……」
デュース:「僕、昔はローズハートさんみたいに勉強も、学校も嫌いでした。」
リドル:「そうだろうとも。あんなもの、嫌いで当然だ。」
デュース:「でも、僕が授業が窮屈で退屈に感じてたのは、勉強が理解できなかったからで……。」
デュース:「当然っすよね。学校サボッてばっかりだったんだから。」
デュース:「でも……。」
デュース:「ナイトレイブンカレッジに入ってからは、先生だけじゃなく、寮長が丁寧に教えてくれる。」
リドル:「……寮長?」
デュース:「僕たちの寮のリーダーです。」
デュース:「僕とエース、あとクローバー先輩とダイヤモンド先輩はみんな同じ寮なんですよ!」
デュース:「寮長が教えてくれるから、僕は少しずつ勉強がわかってきて……」
デュース:「今じゃ学校も楽しいし、勉強もやりがいあります!」
リドル:「ふ~ん。でも、勉強がわかったからなんだっていうの?」
リドル:「机に何時間もかじりついてたら、その間に世界中で起こっている楽しいことを全部見逃しちゃうよ?」
リドル:「そんなの、ボクは絶対に嫌だ!」
リドル:「挿絵もないつまらない本なんか、1ページだって読みたくない。」
セベク:「むっ。挿絵がなくても、面白い本はいくらでもあるぞ。」
リドル:「そうだとしても、ボクは本を読まなくていいんだ!」
リドル:「だってリクエストすればいつだってパパが即興で物語を書いて、語って聞かせてくれるんだもの。」
リドル:「ボクを主人公にした、全てが妙ちきりんであべこべな、最高の冒険譚をね!」
リドル:「パパはいつだって書斎にいるし、聞きたくなったらいつ訪ねたっていい。」
リドル:「決まった時間に学校に行って、つまらない本を読むなんて。本当に馬鹿げてるよ。」
リドル:「パパのお話を聞きながらボート遊びをしたり、クロッケーをするほうが何倍も楽しい。」
ケイト:「クロッケーかぁ~。」
ケイト:「やっぱりハートの女王の伝承が数多く残ってる薔薇の王国ではメジャーなスポーツなんだね♪」
ケイト:「オレたちが学園で所属してる寮、ハーツラビュルは……」
ケイト:「グレート・セブンのハートの女王の厳格な精神をモットーとする寮なんだ。」
ケイト:「だから寮の催しで伝統的なクロッケー大会があるし、ウチの寮長はクロッケーがすっごく上手いんだよ。」
リドル:「へぇ、クロッケーが上手い?ボクよりも?」
ケイト:「どうかなぁ〜。でも、少なくとも寮生の中では一番!」
ケイト:「ちなみに『規律』と『厳格』が服着て歩いてるみたいな子で、ルールにちょー厳しい。」
リドル:「うげぇ~。誰かが決めたルールに縛られるなんて、ボクは絶対にゴメンだね!」
リドル:「ルールなんて、楽しいことをつまらなくするだけのものだよ。」
リドル:「キミらの寮長って、とんでもなくつまらなくて嫌なヤツに違いない!」
デュース:「そんなことは……!」
エース:「いいって、デュース。言わせとけよ。」
デュース:「でもっ! 夢とはいえ、自分で自分を全否定するみたいな……!」
エース:「いーから。」
リドル:「あーあ! そんな嫌なヤツと一緒に生活しなきゃいけないなんて、同情してしまうよ。」
エース:「確かに寮長が嫌なヤツなのは確かだね。真面目すぎて冗談とか通じないし。でも……」
リドル:「いや、いい! つまらない人間の話なんてもう聞きたくないよ。話題を変えよう。」
エース:「あ、別にアンタは聞いてなくていいよ。オレが勝手に喋るから。」
リドル:「は!?」
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