【ストーリー】EPISODE 7-279 憤怒エマージェンシー!

| EPISODE ◆ 7-279 憤怒エマージェンシー! 深淵の支配者 |
登場人物
セベク、イデア、オルト、エース、ケイト、デュース、シルバー、レオナ、リドルの母、グリム、トレイ、チェーニャ
テキスト全文
── 緋色の都‐リドルの家 ──
セベク:「しかし、わけがわからない。母親のNPCが大量の紅茶の激流に変化したというのか!?」
イデア:「今までの夢で、人間のNPC以外が『闇』に変化したことはない。」
イデア:「でも家自体が『闇』に変化したとなると……」
イデア:「最初から人間のNPCは1人もこの家に存在してなくて、“家”自体が喋ってたって可能性がある。」
オルト:「つまりこの家自体が、リドルさんを夢に耽溺させ閉じ込めるためのトラップハウスであり……」
オルト:「リドルさんを覚醒させようとする僕らを消滅させるためのモンスターハウスでもあるってこと……?」
えっ……
エース:「じゃあ、ずっと声が聞こえてた寮長のお母さんは?」
ケイト:「……リドルママって、キッチンから声は聞こえたけど一度も姿を見せなかったよね。」
イデア:「夢の世界では、イマジネーションさえ働かせればなんでも具現化可能だ。」
イデア:「でも、想像できないものは正確に具現化すらできない。つまり……」
イデア:「リドル氏の想像できる『優しい母親』の限界が、声“だけ”だったのかも。」
デュース:「じ、じゃあ即興で冒険譚を作って読み聞かせてくれる、書斎にいるお父さんは?」
シルバー:「……確かめてみるか?」
レオナ:「よせ、どうせ母親と同じオチに決まってる。」
レオナ:「今度は紅茶じゃなくて、紙の原稿がなだれ込んでくるかもしれないぞ。」
セベク:「うわっ!?」
セベク:「なんだ!? 急に足がなにかに掴まれた!」
リドルの母:「逃がさないわ……リドルちゃんのお友だち……!」
グリム:「ぎゃあ! 尻尾を掴まれた!いでででで! やめろ、引っ張るんじゃねぇ!」
選択肢:
├ [ 水の中から、女の人の腕が! ]
└ [ 紅茶の中に引っ張り込まれる! ]
ケイト:「この声……リドルママ!?」
リドルの母:「大丈夫よリドルちゃん。なにも心配いらないわ……」
リドルの母:「ママが選んであげる……一番いいお友だちを!」
トレイ:「ぐっ、この腕、すごい力だ!紅茶の中に引っ張り込もうとしてくる!」
リドルの母:「紅茶はまだまだあるわ。何時間でも、何日でもここにいていいのよ……。」
セベク:「くそっ! 払っても払っても何十本も腕が生えてくる! なんなのだこれは!?」
エース:「冗談キツいって! パニックホラーかよ!」
レオナ:「このままじゃ全員『闇』に引っ張り込まれる。構えろ、テメェら!」
── 緋色の都‐リドルの家 ──
トレイ:「はぁ、はぁ……なんとか追い払えたか?」
イデア:「とにかく、なんとかしてここから出ないと。」
イデア:「ここまできて、モンスターハウスに閉じ込められて全員ロストなんて絶対ごめんだ!」
チェーニャ:「ふふふ~ん♪ フンフフ~ン♪」
トレイ:「この声は……チェーニャ! どこにいるんだ?」
チェーニャ:「ふふふ……どこかにゃぁ。」
エース:「どこでもいいけど、オレらを外に出せよ!」
デュース:「ドアも窓も、全部鍵が締まってて出られないんだ!」
チェーニャ:「当たり前だろ、おみゃーらなんぞに道があるわけないよ。」
チェーニャ:「この家は全部、女王様のものなんだから。」
レオナ:「女王ってのは、リドルのことか?そのリドルはどこにいる。」
チェーニャ:「さあねぇ。あっちかもしれないし……こっちかもしれんにゃぁ。」
レオナ:「この舐め腐った縞猫が……そっちがそのつもりなら、この家ごとテメェを砂に変えてやってもいいんだぜ!」
レオナ:「あ゛ぁッ!? この首輪は……ッ!」
エース:「それ、寮長のユニーク魔法の……一体どっから!?」
チェーニャ:「さっき言われただろ?「家から出ようとするヤツは首をはねてやる」って。」
チェーニャ:「ここは女王の城。ぜーんぶ女王様の意のままさ。」
レオナ:「クソッ、外れねぇ! おいトレイ、テメェのユニーク魔法でリドルの魔法を上書きしてこの首輪を外せ!」
トレイ:「何度も言ってるが、そう言われて「はいわかりました」と出来るわけじゃない。」
ケイト:「レオナくん、前みたいに自分で壊せないの?」
レオナ:「できてりゃとっくに外してる。それこそ、眼鏡野郎の言うように毎回やれるわけじゃねぇ。」
レオナ:「俺はもうやってみたんだ。だからさっさとテメェもやってみろっつってんだよ、トレイ!」
トレイ:「わかった、わかったから! 乱暴はやめてくれ。」
トレイ:「はぁ……」
トレイ:「『白を赤に、赤を白に』」
トレイ:「『薔薇を塗ろう(ドゥードゥル・スート)』!」
トレイ:「うがっ!? な、なんで俺まで!?」
チェーニャ:「外に出ようとしてるヤツを助けるなら、おみゃーも同罪だ。当然だろ?」
レオナ:「チッ! やっぱりそうなるか。」
トレイ:「おい、「やっぱり」って言ったか!?俺を使って試しただろ!」
レオナ:「この無様な首輪をぶら下げてるのが俺だけなんて、冗談じゃねぇ。」
トレイ:「そんな理由で俺を巻き込むなよ……!」
レオナ:「それは冗談としてだ。」
レオナ:「家自体が『闇』になってるなら、」
レオナ:「リドルはもうとっくに『闇』に取り込まれちまってると考えたほうがいい。」
レオナ:「だがどこからともなくヤツのユニーク魔法が飛んできたってことは……」
レオナ:「ヤツはまだこの家の中にいると見ていいだろう。」
オルト:「僕も今必死にリドルさんの霊素反応を追跡し続けてるけど……」
オルト:「屋根裏、壁の中、地下室……ずっと移動し続けてて、正確に捕捉できない!」
イデア:「いや。リドル氏が移動してるんじゃない。」
イデア:「家自体が立体パズルみたいにリアルタイムで変化し続けてるんだ。」
イデア:「しかも魔法構築式には規則性がない。思いついたコードを即興で書き散らかしてるみたいに!」
イデア:「次にどこに飛ぶか全く予測できない!」
ケイト:「……ねえ、待って。なんか、部屋に溜まってる紅茶の量が増えてない?」
えっ?
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