【ストーリー】EPISODE 7-280 窮境ワンダー!

| EPISODE ◆ 7-280 窮境ワンダー! 深淵の支配者 |
登場人物
グリム、シルバー、セベク、トレイ、チェーニャ、デュース、レオナ、ケイト、リドル、エース
テキスト全文
── 緋色の都‐リドルの家 ──
グリム:「ふ、ふなぁ! 本当なんだゾ。」
グリム:「さっきまで尻尾の付け根くらいだったのに、もうオレ様のふさふさの胸毛が紅茶に浸かっちまってる!」
シルバー:「みんなダイニングテーブルに上がって……」
シルバー:「ん!?」
セベク:「待て、このテーブルはこんなに巨大だったか?天板に手が届かない!」
トレイ:「違う……紅茶の水位が上がってるんじゃない。俺たちの身長がどんどん縮んでるんだ!」
チェーニャ:「あっはっは! 当たり前さ。だっておみゃーら、お茶を飲んだんだろ?」
チェーニャ:「この世界じゃ、何か飲んだら縮むに決まってる。」
シルバー:「なにっ? あのお茶は魔法薬だったということか!?」
トレイ:「いや、おそらく違う。」
トレイ:「ハートの女王が治めていた国では、何かを食べたり飲んだりすると……」
トレイ:「身長が伸びたり縮んだりするって伝承があるんだ。」
トレイ:「リドルはハートの女王を心から尊敬してる。」
トレイ:「だから自分が支配する夢の世界に、同じルールを適用していてもおかしくは……」
トレイ:「うわっ!?」
デュース:「今度はなんだ!? 家の中なのに雨が降ってきた!」
グリム:「ふなあっ!! 大洪水なんだゾ!オレ様、もう足がつかねぇ!」
デュース:「瓶やカップが浮かんでる! みんなそれに乗るんだ!」
選択肢:
├ [ 小瓶が自分の背より大きい ]
└ [ ティーカップが船みたいに大きい ]
???:「ううう……ひっく、グスッ……ひっく!」
???:「ここから出たい、出たいよぉ……!」
トレイ:「この声、リドルの声か? ゴホゴホッ!」
レオナ:「ぶはっ、テメェ……どこにいやがる!出してやるから、さっさと答えろ!」
???:「でも鍵がないんだ……ううう……うわあああん!」
ケイト:「まさかこの雨、リドルくんの涙?」
ケイト:「リドルくん、泣かないで~! オレたち溺れちゃう!」
リドル:「でも、でも止められないよぉ……ひっく、ヒック……!」
リドル:「うぎゃあぁああああああん!!!」
シルバー:「閉じていたドアからも水が流れ込んできた!」
エース:「いや、ちょっ……寮長! 一旦話し合お!?ゴボゴボッ!」
トレイ:「チェーニャ! 頼む、リドルに会わせてくれ!お前ならあいつがどこにいるか知ってるんだろう!?」
チェーニャ:「うーん。知っとるといえば知っとるし……知らないといえば、知らにゃあ。」
シルバー:「ううっ……水位が、どんどん上がって……っ!ゴボゴボ……ッ!」
チェーニャ:「……おみゃーら、リドルを起こしに来たんだろ。」
チェーニャ:「やめといてやれよ。あいつ、夢の中のほうがずーっと楽しそうで、幸せそうだったじゃにゃーの。」
チェーニャ:「優しいママとパパ。魔法なんか使えなければ、しんどい勉強も必要にゃあ。」
チェーニャ:「目が醒めたら、この部屋の壁に貼られた家族や俺たちとの楽しい思い出も、ぜーんぶ消えちまう。」
チェーニャ:「それでも、おみゃーらはリドルを起こすのかい?」
レオナ:「ゴボッ……俺はなんの事情も知らねぇがな!」
レオナ:「1つわかるのは、魔法も勉強も逃げ出せば“ああ”は尖れない。」
レオナ:「折られようが毟られようが、アイツは尖りに尖った棘で全てをぶっ刺しながら伸び続けてきたんだろ。」
レオナ:「この俺に一度ならず二度までも首輪までかけた怪童(バケモン)が、ここで萎れるって?」
トレイ:「そんなの、俺たちは……俺は、認められない!」
トレイ:「あいつは歪で棘だらけの圧政で、たくさんの人間を沢山傷つけた。」
トレイ:「俺たちを、あいつ自身を……それを、なかったことになんかできるか!」
デュース:「寮長は……俺らがブルッちまう場面でも、いつだって先頭で戦ってくれた!」
エース:「怒りっぽくて、ガキっぽくって、融通きかない暴君だけど……でも!」
ケイト:「トランプ兵を率いるのは……やっぱり最高に強くて尖った女王様でなきゃ!」
チェーニャ:「そんなに女王様に会いたいなら、もっともっと深〜く夢の中に潜らにゃイカンわ。」
チェーニャ:「俺が案内してやろうか?いひひ……」
グリム:「がぼぼぼっ! は、早くするんだゾ!」
チェーニャ:「早く? そいじゃあ、近道を通らにゃね。ほいっ!」
トレイ:「うわっ! なんだ!?」
選択肢:
├ [ 下に引っ張られる! ]
└ [ 紅茶の海に飲み込まれる! ]
うわああああああ
ああーーー!!!
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