【ストーリー】EPISODE 7-282 動揺ビジター!

| EPISODE ◆ 7-282 動揺ビジター! 深淵の支配者 |
登場人物
イデア、マレウス、エース、デュース、グリム、オルト、セベク、シルバー、レオナ、ケイト、トレイ、リドル、ハーツラビュル寮生A、B、C、ハーツラビュル寮生B、ハーツラビュル寮生C、エース?、デュース?、ハーツラビュル寮生D、ハーツラビュル寮生E、ケイト?
テキスト全文
── イグニハイド寮‐イデアの部屋 ──
イデア:「(えっ、え? マレウス氏? どうしてここに?)」
イデア:「(完全に油断してた。さっきのクソデカ独り言、聞かれてないよね? やばい手汗止まらん)」
イデア:「あ、ッスー……マ、マレウス、氏? め、珍しいですな、イグニハイドに訪ねてくるなんて……。」
イデア:「(まさか拙者を監視してる『闇』に、外部と連絡とってるのがバレた?)」
イデア:「(いやでも外部との通信は魔導を用いた霊素暗号通信にしてるから感知されないはず……)」
イデア:「き、今日は寮長会議の日じゃないよね? っつっても拙者会議はいつもリモート参加ですけど~ヒヒッ!」
マレウス:「シュラウド。お前に聞きたいことがある。」
マレウス:「ドアを開けてくれ。」
イデア:「(だ、大丈夫だ。この部屋にはマレウス氏の魔法領域による現実改変を受け付けない……)」
イデア:「(対霊素法則転写障壁(れいそほうそくてんしゃしょうへき)が張り巡らせてある)」
イデア:「(たとえ本物のマレウス氏が現れようが、強引に突破してくることは出来ない……はず)」
イデア:「は? え? き、聞きたいこと?」
イデア:「対面じゃなくて、ビビ、ビデオ通話でもよくない?」
イデア:「(やばいやばいやばい。オルトたちとの回線もまだ復帰してない。『S.T.Y.X.』にエマージェンシー!)」
イデア:「つか、い、いきなり来られても、こっちにも都合とかありますし!?」
イデア:「現に今、せ、拙者はFPSのランクマッチ中で手が離せないんで!」
イデア:「とっ、とにかくまた今度にして!」
マレウス:「いいや、今だ。」
マレウス:「今すぐ、お前に確かめなくてはならないことがある。」
イデア:「……っ、た、確かめたいって……何を?」
マレウス:「シュラウド。お前――――」
マレウス:「“醒めて”いるな?」
── ハーツラビュル寮‐薔薇の迷路 ──
エース:「う……こ、ここは? ゲホゲホッ!」
デュース:「ハーツラビュルの庭、か……?」
グリム:「ぶはぁ~! 涙の洪水で溺れちまうかと思ったんだゾ!」
オルト:「1、2、3……どうやら全員無事に『闇』に呑まれて、より深い階層にたどり着けたみたいだね。」
セベク:「「無事に」というのもおかしな話だが……。あのままでは全員やられてしまったかもしれないからな。」
オルト:「……ん? アレ? 兄さん? おーい?」
シルバー:「どうかしたのか、オルト?」
オルト:「なぜか兄さんとつながってた回線が切れちゃってるみたい。困ったな……。」
レオナ:「ふん。ハーツラビュルの草食動物どもの夢を渡っている間、」
レオナ:「ソイツはただの『ムカつくことを喋る板』だっただろ。静かでいいじゃねぇか。」
レオナ:「そのうちまたうるさく喋り出すだろう。今は放っておけ。」
オルト:「うーん。レオナさんの夢含め、他の人の夢ではかなり大活躍してたんだけどね……。」
オルト:「困ったな。回線が切れてると僕のエネルギーやみんなの装備品を受け取ることもできないのに。」
レオナ:「なら、なおさら今はその板に構ってる場合じゃねぇな。」
レオナ:「厄介な魔法封じの首輪も取れた。早急に赤い坊ちゃんを見つけて、叩き起こすぞ。」
レオナ:「それでこの夢とはさっさとオサラバだ。」
ケイト:「トレイくん、見て。この薔薇の木のめちゃくちゃ具合って……。」
トレイ:「ああ。まるでリドルがオーバーブロットした直後みたいな……。」
???:「なんてことをしてくれたんだい!!」
シルバー:「!! この声は……!」
???:「ハートの女王の法律・第372条……」
???:「『月曜の朝に赤いカサのキノコが生えたら、庭の薔薇は白でなければならない』!」
リドル:「なのになぜ赤くしてしまったんだ!よくも完璧な庭を汚してくれたね!」
ハーツラビュル寮生A・B・C:「申し訳ありません!」
リドル:「誰がやったんだい。お前か?」
ハーツラビュル寮生A:「ち、違います! コイツです!」
ハーツラビュル寮生B:「いやっ、僕じゃありません。アイツです!」
ハーツラビュル寮生C:「ヒィッ! 俺じゃない、ソイツだ!」
リドル:「もうおやめ! 全員の首をはねてやる!」
リドル:「『首をはねろ(オフ・ウィズ・ユアヘッド)』!!」
ぎゃあああああああぁあ!!
リドル:「お前たちは『懲罰の間』でハートの女王の法律300条から400条までを書き取りだ。」
ハーツラビュル寮生A:「そんな! 次からは気をつけます。どうかお許しを……!」
リドル:「500条までに増やされたいのかい?」
ハーツラビュル寮生A:「ヒィッ……!」
リドル:「こいつらを連れて行け。」
エース?・デュース?:「はい、寮長。」
ハーツラビュル寮生B:「い、いやだ……ああっ!」
うわあああああ~~~~~!!!
ハーツラビュル寮生D:「あいつらも運がねぇな。」
ハーツラビュル寮生E:「薔薇の色を塗り間違えたんじゃしょうがない。一発アウトだろ。」
ハーツラビュル寮生D:「だな。それにしても、あの1年たちもよくやるぜ。寮長にこっぴどくやられたくせに。」
ハーツラビュル寮生E:「あの決闘は酷かったよな……よく生きてたもんだ。2人揃ってしばらく休学してただろ?」
ハーツラビュル寮生D:「大変な目に遭ったのに、よくあの暴君に従う気になるよな……。」
ケイト?:「あれあれ~? 君、今なんて言った?」
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