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【ストーリー】EPISODE 7-288 共闘シールド!

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最終更新者: novira

EPISODE ◆ 7-288

共闘シールド!
深淵の支配者

登場人物

オルト、グリム、デュース、エース


テキスト全文

── ハーツラビュル寮‐薔薇の迷路 ──


オルト:「以前『S.T.Y.X.』が取得したデータによると、」

オルト:「魔導ヒューマノイド(僕)にはリドルさんのユニーク魔法は効かない。」

オルト:「……いや、リドルさん自身が“魔法と魔導を完全に別物と認識している”というのが正しいかな。」

オルト:「だから僕は“魔法”を封じる彼のユニーク魔法の対象外なんだ。」

オルト:「……今はまだ、ね。」

オルト:「兄さんが装備変更用のプログラムを僕のコアにインストールしておいてくれたおかげで、」

オルト:「物理的通信遮断(エアギャップ)状態でも、ギアチェンジは可能だ。」

オルト:「ケルベロス・ギアで使える対霊素法則転写障壁(れいそほうそくてんしゃしょうへき)は、」

オルト:「マレウスさんの魔法領域の中であれば、基本的に全ての攻撃を防ぐことができる。」

オルト:「ただ……かなり消費エネルギーの大きい機能だから、」

オルト:「現在の僕のエネルギー残量だと12秒……いや、10秒が使用限界だと思う。」

グリム:「10秒しか使えねえのか!?」

デュース:「いや。10秒あれば、僕も十分に狙いを定めることができる。」

デュース:「ただ、僕はまだ詠唱なしではユニーク魔法を使えないから……。」

デュース:「その時間を考えておかないといけなくなるが。」

エース:「でもリドル寮長はユニーク魔法以外にもバンバン攻撃魔法が使えるわけで……」

エース:「それをオルトに防いでもらいつつ狙いをつけなきゃダメ、ってことでしょ。」

オルト:「うん。しかもリドル・ローズハートさんはとにかく予備動作(キャストタイム)が短いのが特徴だ。」

オルト:「でも、どれだけ短縮しても“ゼロ”にはできない。必ず隙は生まれる。」

デュース:「その一瞬を狙って、僕が寮長めがけてユニーク魔法をぶっ放す……ってことだな。」


選択肢:

├ [ かなり難易度が高いよね…… ]

└ [ 10秒の間に、何回チャンスがあるんだろう…… ]


エース:「……それ、本当に成功すんの?」


………………。


オルト:「……理論上はね。」

オルト:「捕まっているみんなを助けなきゃいけないのはもちろんだけど……」

オルト:「ずっと通信が途絶えている兄さんのことも気にかかる。」

オルト:「僕たちが何とかしなきゃ……いや、何とかできなきゃ、ここでゲームオーバーだ。」

デュース:「腹決めて、やるっきゃねぇな。」

グリム:「おう! オレ様も腹を決めたんだゾ!」

グリム:「……で、オレ様は何をすりゃいいんだ!?」

デュース:「そりゃ当然……ユウを守る役目だろ!」

オルト:「そうだね!シルバーさんが言ってたけど……」

オルト:「グリムさんは夢の世界に閉じ込められてから、ずっとユウさんを守り続けてきたんでしょ?」

オルト:「だったら今回も、ユウさんを守るのは君じゃなきゃ!」

グリム:「へ、へへん! オレ様は親分だからな!子分を守ってやるのは当然なんだゾ。」

グリム:「どーんと任せとけ!」


選択肢:

├ [ 自分にもできることは何かある? ]

└ [ (ただ守られることしかできないなんて……!) ]


オルト:「ユウさんにもお願いしたいことがある。」

オルト:「このタブレットを預かっててくれるかな。」

グリム:「コレ……イデアのタブレット?」

オルト:「うん。もし僕たちに何かあった時は、これを持ってどこかに身を隠してほしいんだ。」

オルト:「確約はできないけど、いつか兄さんや『S.T.Y.X.』からの通信を受信する可能性がある。」

エース:「じ、じゃあみんなでどっかに身を隠して、通信が入るのを待ったほうがいいんじゃね?」

オルト:「いや、回線復旧を待つ時間はない。」

オルト:「その間に、捕らえられている人たちは全員リドルさんの手によってロストさせられるだろう。」

オルト:「今、この状況を僕たちが打破できなければ、」

オルト:「寮長クラスのレオナさん、ディアソムニアの中核を担うシルバーさんとセベクさん……」

オルト:「さらにハーツラビュルの戦力は、丸ごとロストしてしまう。」

オルト:「そうなれば、最終決戦における勝機は一層薄れることになる。」

デュース:「そんなこと、絶対にさせねえ!」

エース:「オルトが盾担当で、デュースが攻撃担当。……で、オレは何担当?」

オルト:「エース・トラッポラさん。」

オルト:「君には万が一の時にユウさんたちの逃亡の手助けをお願いしたいんだ。」

エース:「えっ? オレ……リドル寮長と戦わなくていいってこと?」

オルト:「うん。君ならもしもの時も必ずうまく切り抜けられるでしょ?」

オルト:「作戦が失敗した場合の撤退の手引きや、」

オルト:「リドルさんの狙いがユウさんやグリムさんに及んだ場合の対処などは、君にかかってる。」

エース:「あー、なるほどね。」

エース:「薔薇の迷路のマップが頭に入ってなきゃ逃げられないし、なにより……」

エース:「いざって時にはグリムだけじゃ不安だもんな。」

グリム:「なにおぅ!? エースなんかいなくったって、オレ様たちだけでへっちゃらなんだゾ!」

エース:「実際オレは、デュースやグリムよりも防衛魔法の成績良いし?」

エース:「火の粉が飛んできても、余裕ではらってやるよ。」

デュース:「ああ。エースがいれば安心だな。」

デュース:「ユウたちのこと、頼んだぜ!」

エース:「………」

エース:「わかった。」

オルト:「それじゃあ作戦を開始する前に、細かい部分を確認しておこうか、デュースさん。」

デュース:「ッシャ! 気合いれてくぞ、オルト!」

エース:「………………」

エース:「くそッ!」

エース:「現実ではトレイ先輩に助けられて、夢ではセベクに助けられて……。」

エース:「今度はデュースとオルトに、オレは……!」

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