【ストーリー】EPISODE 7-295 隔絶ドリフト!

| EPISODE ◆ 7-295 隔絶ドリフト! 深淵の支配者 |
登場人物
オルト、セベク、レオナ、トレイ、ケイト、シルバー、グリム、エース、デュース
テキスト全文
── 夢の回廊 ──
オルト:「れ、霊素シグナル・トラッキング、多分成功!指定された座標へ到着……したと思う!」
── 上空 ──
うわあああああーーーーーッ!
オルト:「ま、魔導スラスター、出力全開ッ!ふんぬぅうううぅぅぅ!」
セベク:「おい、無茶はやめろ!背負った機体が熱くなって……」
セベク:「あ、あちちっ!」
レオナ:「チッ! 風魔法で墜落の衝撃を緩和する!」
レオナ:「オラ、お取り巻きども!ボサッとすんじゃねぇ!」
レオナ:「テメェらの群れのお荷物は、テメェらでケツをもて!」
トレイ:「了解! いくぞケイト!」
ケイト・トレイ:「風よッ!!」
シルバー:「こ、ここは……?」
レオナ:「この潮の匂い、熱い砂浜……。これはそこのツンツン頭の夢か?」
オルト:「うん。一番『闇』との遭遇率が低そうな、エースさんの夢に座標を指定したんだ。」
── 南国リゾート‐浜辺 ──
オルト:「過去の移動履歴から運良く最適なルートを選択できたみたい。よかった……。」
セベク:「ハッ、大丈夫かオルト!? あちこちに装備の部品が散らばってしまっているぞ!?」
オルト:「大丈夫~。修復プロトコルを実行できれば、ギアの状態が元に戻るから。」
オルト:「それよりも今は…………」
オルト:「う~ん。やっぱりダメか。」
オルト:「兄さんや『S.T.Y.X.』との通信ができない。」
オルト:「リドルさんの夢の中限定の通信障害かと思ってたけど、違うみたいだ……。」
オルト:「一体、何が起きてるんだろう。」
シルバー:「心配だな……ん?今、視界の隅で何か動いたような……」
シルバー:「砂からはみ出しているあの黒い紐、まさかグリムの尻尾か……!?」
ぐい~~~~っ
ズボッ!
グリム:「~~~ブハッ! やっと息ができたんだゾ~!」
グリム:「うえぇ、砂を食っちまった! ペッペッ!」
セベク:「ヤシの木の隣……珍妙な体勢で倒れているのはユウだな。おい、無事か?」
選択肢:
├ [ な、なんとか無事です…… ]
└ [ 口の中がジャリジャリだ~ ]
エース:「おいコラ、セベク。ユウの真横で倒れてるオレらのことは無視かよ~。」
セベク:「ふん、貴様らはどうせ無事だろう。見た目より頑丈なのは、もう知っている。」
デュース:「いってて……僕たちが頑丈なのはその通りだけどな。」
デュース:「落ちたのが柔らかい砂の上で良かった。」
レオナ:「くそ、服の中も耳の中も砂だらけだ。」
レオナ:「ブルルッ!」
ケイト:「ちょっとぉ、レオナくん!ブルブルして砂撒き散らすのやめて~!?」
トレイ:「見たところ全員揃っていそうだが、念の為……」
トレイ:「ハーツラビュル、番号!」
エース:「いち!」
デュース:「に!」
トレイ:「さん!」
ケイト:「し!」
ケイト:「……って、そうだ!リドルくんはどうなったの!?」
シルバー:「まだ自身の夢の中だ。崩壊に巻き込まれて、かなり深い眠りに落ちてしまったのは間違いない。」
グリム:「深い眠りって……シルバーが落ちちまった、あのスゲー寒くて真っ暗なトコか?」
シルバー:「おそらく、そうだろう。」
トレイ:「寒くて真っ暗って……えらく抽象的だな。危険な場所、なのか?」
レオナ:「……深淵。」
トレイ:「え?」
レオナ:「『闇』に呑み込まれる前を第1階層、呑み込まれた後を第2階層とするなら、」
レオナ:「さらにその下……第3階層は、まさに“深淵”そのものだった。」
レオナ:「俺も自分の夢で落ちたからわかる。なにもなく、誰もいない。」
レオナ:「ただ、静かに暗闇が口を開けていた。」
レオナ:「……そしてその奥には、醜悪な怪物が待ち構えている。」
エース:「えっ。なんすか、その怪物って……?」
レオナ:「テメェが一番見たくないものだ。」
レオナ:「……俺は、自分自身だったが。」
シルバー:「たしかに……俺が深淵で対峙したのも、その時一番“直視したくないもの”だった。」
シルバー:「おそらくあれは、自らの心の闇が作り出した悪夢そのものだ。」

