【ストーリー】EPISODE 7-297 混迷ウォーリネス!

| EPISODE ◆ 7-297 混迷ウォーリネス! 深淵の支配者 |
登場人物
シルバー、オルト、ケイト、レオナ、グリム、トレイ、セベク、主任
テキスト全文
── 南国リゾート‐浜辺 ──
シルバー:「……不安なのか。よし。」
オルト:「シルバーさん、どうして僕のハンドパーツを握るの?」
シルバー:「不安な時は、こうすると心が落ち着く。……昔、父が教えてくれた。」
シルバー:「怪我が回復してから、俺たちに何ができるか一緒に考えよう。」
ケイト:「そーそー。焦ってる時こそ、一旦ストップ!これマジ大事♪」
ケイト:「ほら、見てみ?」
ケイト:「レオナくんなんか、あっちの木陰でとっくにチルタイム満喫してるから。」
レオナ:「ぐー……ぐー……。」
オルト:「だってレオナさんは、戦いの連続で構成霊素にかなりのダメージが蓄積されてたし……。」
グリム:「そんなん、オメーもだろ!どこもかしこもボロボロなんだゾ。」
オルト:「……僕、生まれて初めてなんだ。」
オルト:「こんなに長く、兄さんとも、外部ネットワークとも接続できない……」
オルト:「物理的通信遮断(エアギャップ)状態が続くのは。」
オルト:「に、兄さんにもしものことがあったら、どうしよう……?」
オルト:「僕がこうしてる間に、父さんや母さんがまた大切な人を失うことになったら……。」
オルト:「そんなのいやだ。」
オルト:「や、約束したのに……ううっ、ひぐっ、ううぅ……!」
オルト:「うえぇえっ! ひ、えぇえぇ~~ん……!」
ケイト:「ありゃ? オルトちゃん、泣いちゃった。」
オルト:「な、泣いてる? 僕、泣いてるの?」
オルト:「わがらな゛い゛……視覚モジュールが故障しで、ひっぐ、冷却水が漏れちゃう゛ぅ~!」
オルト:「う゛ぇえぇ……っ!」
トレイ:「それは冷却水じゃなくて、涙だろう。」
トレイ:「まぁ、人間も感情を落ち着かせるために涙を流すっていうし……冷却水ってのも間違いではないな。」
セベク:「何を冷静に解説している。元はといえば、貴様の言葉がきっかけでオルトを不安にさせたんだろう!」
セベク:「慰めの言葉の1つや2つ、かけてやらんか!」
トレイ:「えっ、俺のせい? まいったな。うーん……」
トレイ:「あ、そうだ。」
トレイ:「オルト、頭に触ってもいいか?」
トレイ:「……というか、俺の手は無事でいられるか?」
オルト:「グスッ、僕の髪、特殊なガスで作った、ひぐっ、低温の炎だから……。」
オルト:「さ、触っても平気だけど……どうして?」
トレイ:「昔、弟や妹が泣いてる時は、こうやって頭を撫でて……」
トレイ:「うわ!」
トレイ:「なんというか、エアダスターの風を手のひらに当てられてるみたいな、不思議な感触だ。」
トレイ:「お前がこれで落ち着けるかはわからないし、ただの気休めかもしれないが……」
トレイ:「うちの1年生たちを守ってくれてありがとう。」
トレイ:「俺たちが見ていなかった他の寮生の夢の中でも、お前はずーっと戦ってきたんだろ?」
トレイ:「よく頑張ったな。えらいぞ、オルト。」
オルト:「だって、うっ、僕はそのために生まれたんだ。なのに、兄さんに何かあったら、僕……うぅっ……!」
トレイ:「弟に心配かけて、泣かせて……イデアは悪い兄ちゃんだなぁ。」
オルト:「兄さんは、悪くない……。全宇宙で一番、天才で……。」
トレイ:「うんうん、オルトの言うとおりだ。イデアは宇宙一の天才だし、きっと大丈夫だよ。」
トレイ:「だから安心して休め。……な?」
オルト:「でも、僕……」
???:「……くん。……オルくん……。」
オルト:「……うぅ……?」
???:「オルくん……オルく~ん?」
オルト:「この声……母、さん?」
主任:「オルくんってば……もう、お寝坊さん。ほら、起きる時間よ。」
主任:「ORTHO(オルト)!」
オルト:「母さんッ!?」
オルト:「あれっ!? 僕、今、スリープしてた!?」
選択肢:
├ [ おはよう! ]
└ [ すごくよく寝てたよ ]
グリム:「くぁ~~ッ! よく寝たんだゾ。」
オルト:「信じられない!僕が自動でスリープモードに入るなんて……。」
トレイ:「んん……温かい砂が気持ちよくて、俺もいつの間にか寝てしまってたな。」
シルバー:「ふぁ……起きたのか、オルト。気分はどうだ?」
オルト:「悪くないけど……えっ、僕、シルバーさんとトレイさんに挟まれて寝てたの?」
ケイト:「そだよ~。」
ケイト:「流石のオルトちゃんも、トレイくんとシルバーくんのお兄ちゃんパワーには抗えなかったみたいだね。」
ケイト:「んじゃ、初めての寝落ち記念に1枚♪」
パシャッ
ケイト:「#初寝落ち #スヤスヤモードON#おつかれオルトちゃん」
ケイト:「……ほい、投稿完了♪」
オルト:「お、お兄ちゃんパワーって何!?」
オルト:「いや、それより今、母さんの声が……」
主任:「あ、ほらパパ! オルくん、起きたみたい!」
主任:「オルくーん! ママだよー!」

