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【ストーリー】EPISODE 7-323 出撃サバナクロー!

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最終更新者: novira


登場人物

イデア,オルト,グリム,ジャック,マレウス,ラギー,レオナ


マレウス
……キングスカラーが群れを率いて現れたか。
どれ、力試しをしてやろう。
ごぽぽぽ…………
レオナ
なんだ、お前についてくるのは
その不気味な『闇』とやらだけか?
ラギー
すっげえ勢いで作られてる……!
めちゃめちゃ数が多いんスけど!?
ジャック
数にものを言わせりゃ勝てるって? 舐めんなよ。
てめーらとは鍛え方がちげえんだ!!
ジャック
ガウウッ!
ジャック
ふん……こんなもんかよ。
拍子抜けだぜ。
オルト
わあ、すごいねジャック・ハウルさん。
『闇』の軍勢を一気に追い払っちゃった!
オルト
ジャックさんって、
ただ筋肉だけがすごい人なのかと思ってたけど……。
オルト
魔法の練度が高くて、日頃からちゃんと
特訓を重ねているのがわかる。意外だなあ。
ジャック
おいオルト……それ褒めてねえだろ。
オルト
もー、冗談だよ。
そんなに怒らないで。
オルト
ジャックさんは本当に真面目だね。
僕ら1年生の中でも群を抜いてるよ。
ジャック
俺はただ、いつもやるべきことをやって、
言うべきことを言ってるだけだ。
ジャック
レオナ先輩やラギー先輩に
カッコ悪いところは見せられねえ……。
ジャック
全力でやらせてもらうぞ!

レオナ
おいジャック。そんなに飛ばして大丈夫なのか?
レオナ
後から「スタミナ切れです」なんてキャンキャン
泣きつかれても、俺は面倒見てやらないぜ。
ジャック
はっ。何言ってるんすか。これぐらい朝飯前っすよ。
グリム
確かに、ジャックは見栄っ張りだから、困ってても隠
しそうなんだゾ。ユウもそう思うだろ?
レオナ
くくっ……今の聞いたか。さすが1年同士
お前のことをよくわかってんじゃねえか。
ジャック
てめーら……!
テキトーなこと言ってんじゃねえぞ!
イデア
やれやれ。序盤での体力温存は
ダンジョン攻略の基本だと言うのに……。
イデア
今のうちにバフっときますか。これでラスボス戦に
行き着けなきゃ、元も子もないんで。
ジャック
いらねえって!
俺は自分の力で最後までやれる。
レオナ
今はまだ無理するところじゃねえつってんだよ。
大人しく従っとけ。
ジャック
……わかりました。
ここは一旦、レオナ先輩の判断に従います。
イデア
今のは拙者の判断だと思うんですが!?
レオナ
うるせえな。
いいからさっさと出すもん出せよ。
イデア
カ、カツアゲだ……!

ラギー
はあ……こんな1マドルの得にもならないところで
労力を割くはめになるなんて……!
イデア
この人、世界の危機に損得の話してる……!?
ラギー
かーっ!
こうなったら一気に片をつけてやる!
ラギー
ほらほら、もたもたすんな!
ちびちびもったいぶるのもなし!
ラギー
さっさと全員まとめてかかってこい!
イデア
ちょ、ラギー氏! 前のめり過ぎでは?
もう少し自重したほうが……。
ラギー
いいんッスよ。
こんな雑魚相手にするだけ時間の無駄でしょ?
ラギー
さっさと下っ端潰して、マレウス(元締め)を
叩かねーと、無駄に疲れるだけッスから。
ラギー
……ああ、このオレに無駄なことさせるなんて。
ホントのホントに許せねえ〜!
イデア
こんな状況で、
誰よりもやる気と魔力がみなぎっとる……。
イデア
ラギー氏、たくまし過ぎでは……?

レオナ
ジャック、右を片付けろ。
ラギーは後ろを見とけ。
ジャック・ラギー
はい!
ラギー
……はあ、さすがにそろそろしんどくなってきた。
これいつになったら終わるんスか?
ジャック
もう随分と進んできたが、敵が途切れる様子も、
マレウス先輩の気配もない。キリがないですね。
レオナ
なんだ、もう音を上げるのか?
ジャック
そういうわけじゃないっす。ただ、本当に俺らのやっ
てることが向こうに通じてるのか気になっちまって。
レオナ
よく見てみろ。さっきよりも向こうの動きが
単調になってきてる。守りも一部に固まってきた。
レオナ
いよいよ後がねえってことだろう。よし、コイツらを
仕留めるぞ。マレウスの焦る顔が目に浮かぶぜ。
ラギー
よし、終わりっと。それにしても……
ラギー
シシシッ。
レオナさんってば超楽しそうじゃないッスか。
ラギー
もしかしてこの機会に日頃の恨みを晴らそうと
してます? 悪い人ッスねえ。
ジャック
なっ……やけにやる気だと思ったら、
そういうことだったのか!?
レオナ
まさか。人聞きの悪いことを言うなよ。
レオナ
俺はあくまで、世の中のために
心を鬼にして学友を討つんだ。
レオナ
ああ、こんなに悲しいことはない。
良心が痛むぜ。
ジャック
すげえ笑顔じゃねえか。
絶対に嘘っすよね。
ジャック
ほんとレオナ先輩って……
すげえ人なんだか酷い人なんだかわかんねえな。

グリム
よしよし。サバナクローのヤツら、
順調に進んでるんだゾ。
グリム
……ん? ユウ、どうかしたのか。
危ないって何が……。
ラギー
イテテ……。
グリム
あっ、ラギーがへばってきてるんだゾ!
オイ、イデア! オルトー!
オルト
回復プロトコル実行!
オルト
……ふう、間に合った。危ないところだったね。
オルト
ユウさん、グリムさん、
報告ありがとう!
ラギー
おっ、体が軽くなった。
もうけもうけ〜。
オルト
ラギー・ブッチさんの強みはその身軽さ。
過度な疲労は命取りだよ。気をつけて!
ラギー
とか言われてもなあー、
手加減できる相手じゃないし。
ラギー
……ま、オレは「自分の身を挺して〜」なんて真似、
絶対にしないんで。その点は安心して。
ラギー
損しない程度に上手いことやるよ。
シシシッ。

レオナ
おーおー、草食動物どもが集まってきやがった。
いよいよ総力戦か?
レオナ
生憎、今は全く負ける気がしなくてなァ。
俺が相手で運が悪かったと思って諦めてくれ。
オルト
ジャックさんが正面から挑んで、
小回りのきくラギーさんが先回りして挟み撃ち……。
オルト
それでも残った強敵を、
レオナ・キングスカラーさんが全部仕留める。
オルト
全員の力をうまく配分したいいチームワークだ。
レオナさんの状況判断能力が高いおかげだね。
レオナ
当たり前だろ。
今更そんなこと確認して何がしたいんだ?
イデア
あまりにも不遜な発言。
せっかくのオルトの賞賛にそんな返事ある!?
イデア
自信があるのは結構だけどさ……向こうは相当
躍起になってきてるっぽいよ。
オルト
うん。マレウス・ドラコニアさんに会ったら
今までにない厳しい戦いになると思うけど……
オルト
大丈夫?
覚悟はいい?
レオナ
おいおい。
お前たちにこっちの心配してる暇なんてあるのか?
レオナ
マレウスの相手は俺たちで引き受ける。
テメェらはテメェらの仕事に集中しろ。

サバナクロー寮
Savanaclaw Dorm
ジャック
うっ、この先からすげえ魔力を感じる……!
ラギー
いよいよお目見えッスか?
レオナ
ああ。お前ら準備はいいな?
レオナ
ここから先は出し惜しみなしだ。
全力でマレウスを潰す。手筈通りにやれよ。
ジャック・ラギー
はい!
マレウス
来たか。キングスカラー……。
マレウス
……それにブッチとハウルまで。お前たち2人が
ここまで来るとは思わなかったな。
ラギー
あいにくピンピンしてるッスよ。
ご期待に応えられずすみませんねえ。
ジャック
そっちはもう随分とボロボロみたいじゃねえか。
ざまぁねえな。
マレウス
……いいやまだだ。
僕は、僕の望みを諦めない!
レオナ
馬鹿な真似しやがって……。
レオナ
テメェがここまでガキだってことをもっと早く
知ってりゃ、いくらでもやりようがあったろうにな。
マレウス
何?
レオナ
お前が何を望もうが、知ったこっちゃねえ。
だが、テメェの思い通りになるのは気に食わねえ。
ラギー
そーそー。こちとらマレウスさんには
たーっぷり恨みがあるんだから。
マレウス
だから抗うと? 心底理解に苦しむ……
幸せな夢の中で眠っておけばよかったものを……。
ジャック
余計なお世話だ。自分の力で掴み取らねえ幸せに
価値なんてあるわけねえだろ!
レオナ
ジャックの言う通りだな。
レオナ
いくぞマレウス。
レオナ
今日こそテメェの吠え面拝ませてもらうぜ!

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