【ストーリー】EPISODE 1-9 昼食ギルティ!

| EPISODE ◆ 1-9 昼食ギルティ! 真紅の暴君 |
登場人物
エース、ケイト、リドル、グリム、トレイ、デュース、ハーツラビュル寮生A、ハーツラビュル寮生B
テキスト全文
── 大食堂 ──
エース:「でぇっ! 寮長!」
ケイト:「おっと、リドルくん。今日も激ヤバなくらいかわい〜ね♪」
リドル:「ふん。ケイト。あまりおしゃべりが過ぎるとそのよく回る口ごと首をはねてしまうよ。」
ケイト:「いやいや、勘弁してよ〜!」
グリム:「ふな゛っ!? コイツ、入学式でオレ様に変な首輪つけたヤツだゾ!」
リドル:「キミたちは、昨日退学騒ぎになった新入生か。」
リドル:「人のユニーク魔法を「変な首輪」呼ばわりするのやめてくれないかな。」
リドル:「まったく。学園長も甘い。規律違反を許していてはいずれ全体が緩んで崩れる。」
リドル:「ルールに逆らったやつはみんなひと思いに首をはねてしまえばいいのに。」
エース:「顔に似合わず、言うことこっわ……。」
リドル:「学園長はキミたちを許したようだけど次に規律違反をしたらこのボクが許さないよ。」
エース:「………あのー、ところで寮長この首輪って……外して貰えたりしませんかね?」
リドル:「反省しているようなら外してあげようかと思っていたけど、」
リドル:「先ほどの発言からしてキミに反省の色があるようには見えないな。」
リドル:「しばらくそれをつけて過ごすといい。」
リドル:「心配しなくても、1年生の序盤は魔法の実践より基礎を学ぶ座学が中心だ。」
リドル:「魔法が使えなければ昨日のような騒ぎも起こさなくて、ちょうど良いだろう?」
リドル:「さあ、昼食を食べたらダラダラしゃべっていないで早く次の授業の支度を。」
リドル:「ハートの女王の法律・第271条『昼食後は15分以内に席を立たねばならない』」
リドル:「ルール違反は……おわかりだね?」
エース:「はぁ、また変なルール……。」
リドル:「返事は「ハイ、寮長」!」
デュース・エース:「はい、寮長!」
リドル:「よろしい。」
トレイ:「まあまあ、俺がちゃんと見張っておきますから。」
リドル:「……フン。キミは副寮長なんだからヘラヘラしてないでしっかりしてよね。」
リドル:「ボクはハートの女王の法律・第339条」
リドル:「『食後の紅茶は必ず角砂糖を2つ入れたレモンティーでなければならない』」
リドル:「を守るために購買に角砂糖を買いに行かなきゃならないから、これで失礼。」
リドル:「全く、シュガーポットに角砂糖を切らすなんて重罪だよ……。」
ケイト:「ひえ~。焦った~。」
グリム:「超カンジが悪いんだゾ、アイツ!」
デュース:「コラ! 失礼だぞ!」
ハーツラビュル寮生A:「寮長、行ったか?」
ハーツラビュル寮生B:「俺、ハートの女王の法律・第186条『火曜日にハンバーグを食べるべからず』」
ハーツラビュル寮生B:「に違反してハンバーグ食べてたから見つかったらどうしようかと思った。」
ハーツラビュル寮生B:「はぁ…。食うものくらい自由にさせて欲しいよな~…。」
ケイト・トレイ:「………………。」
トレイ:「……寮長は、入学して1週間と経たずに寮長の座についた。」
トレイ:「少し言葉がキツくなりがちだけど、寮を良くしようと思ってのことで、根は悪い奴じゃないんだ。」
グリム:「根が良いヤツはいきなり他人に首輪つけたりしないんだゾ!」
ケイト・トレイ:「ははは……。」
選択肢:
├ [ 入学式で暴れたグリムが悪い ]
└ [ そういえば「ユニーク魔法」って? ]
── 分岐:【入学式で暴れたグリムが悪い】 ──
グリム:「ぐ、ぐぬぬ……でもあの首輪、いきなり魔法が使えなくなるし、苦しいしで最悪だったんだゾ!」
── 分岐:【そういえば「ユニーク魔法」って?】 ──
ケイト:「ん? リドルくんのユニーク魔法のこと?」
デュース:「ユニーク……ということは、寮長独自の魔法ということですか?」
トレイ:「厳密に世界で1人かはさておき……」
トレイ:「一般的にその人しか使えない個性的な魔法のことを『ユニーク魔法』と呼ぶ。」
トレイ:「そのうち授業でちゃんと習うと思うぞ。」
ケイト:「リドルくんのユニーク魔法は『他人の魔法を一定時間封じることができる魔法』。」
ケイト:「その名も……」
リドル:「首をはねろ(オフ・ィズ・ユアヘッド)!」
グリム:「ヒェッ! 名前がもう怖ぇ~のだ!」
ケイト:「魔法士にとっては魔法を封じられるのって首を失うのと同じくらいイタいからね~。」
ケイト:「ってわけで、寮内ではリドルくんのルールには逆らわないほうがいいよ。」
トレイ:「逆にルールにさえ従っていればリドル寮長も怖くないってことだ。」
エース:「そういや、オレタルト買って帰らないとまたケイト先輩に追い出されるわけ?」
ケイト:「そうだね~。ハートの女王の法律第53条でそう決まってるからさ。」
ケイト:「あとリドルくんは特にホールケーキの最初の1ピースを食べるのを楽しみにしてるから」
ケイト:「きっとホールじゃないと許してくれないよ。」
エース:「仲良くしようとか言っといてそこは見逃してくんねーのかよ!」
ケイト:「それはそれ、これはこれ。」
デュース:「しかし、タルトをホールでってだいぶ高くないか?」
エース:「げー。オレそんな金持ってないんですけど。」
ケイト:「じゃあ作っちゃえば?あのタルトも全部トレイくんが作ったやつだし。」
選択肢:
├ [ 意外な特技! ]
└ [ 確かに買うよりは安いかも ]
エース:「あのタルト、トレイ先輩が作ったの?すげー! 売り物みたいでしたよ。」
トレイ:「はは、ありがとうな。」
トレイ:「確かに器具や調味料なんかは一通り揃えてあるが……」
トレイ:「タダで提供するわけにはいかないな。」
エース:「えぇ~!? 金取るのかよ!」
トレイ:「はは、後輩から金を巻き上げるわけないだろ。」
トレイ:「次にリドルが食べたがってたタルトを作るのに栗がたくさんいるんだ。集めてきてくれないか?」
エース:「どっちにせよめんどっ。で、どれくらい栗が必要なんすか?」
トレイ:「『なんでもない日』のパーティーで出すとすると……2~300個くらいかな。」
デュース・グリム:「そんなに!?」
トレイ:「栗に熱を通して皮を剥いて裏ごしするところまで手伝ってもらおうか。」
グリム:「オレ様、帰っていいか?」
デュース:「僕も。」
エース:「薄情者!」
ケイト:「まーまー! みんなで作ってみんなで食べたら絶対美味しいって。」
ケイト:「思い出作りってやつ?お料理ブロガーデビューもできちゃうかもよ。」
トレイ:「寮長には内緒だけどマロンタルトは作りたてが一番美味いんだ。」
トレイ:「出来立てを食べられるのは作った奴だけだぞ。」
グリム:「おうおうオマエら! 気合い入れろ!栗を拾って拾って拾いまくるんだゾ!」
選択肢:
├ [ 変わり身早っ ]
└ [ ところで、どこで栗を拾えば? ]
トレイ:「栗の木は学園内の植物園の裏の森にたくさんあったはずだ。」
エース:「よーし、んじゃ、放課後植物園の前に集合で。」
グリム:「ゴーゴー栗拾い! なんだゾ~!」
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