【ストーリー】EPISODE 1-14 七色デリシャス!

| EPISODE ◆ 1-14 七色デリシャス! 真紅の暴君 |
登場人物
トレイ、デュース、エース、ケイト、グリム、ハーツラビュル寮生
テキスト全文
── 大食堂‐厨房 ──
トレイ:「よし、最後に粉砂糖をふりかけてっと……」
グリム・エース:「完成~!!」
デュース:「かんせーい……。」
エース:「コイツ、買い出しでなんかあったの?」
選択肢:
├ [ ヒヨコショックが…… ]
└ [ そっとしておいてあげて ]
デュース:「俺が16年間信じてきたものは一体……。」
エース:「それにしても、お菓子作りって時間かかるんだなー。メチャクチャ疲れたぁ……。」
ケイト:「おつおつ♪ おっ、タルト完成した?」
ケイト:「デコレーションかわいーね!」
ケイト:「マジカメ映え~ってカンジ♪ 1枚撮らせて。」
エース:「あーっ!」
エース:「アンタ、今さらなにしにきたんだよ。」
ケイト:「可愛い後輩たちが頑張ってるかな~って様子見に来たんじゃん。あはは、めっちゃ疲れた顔してるし!」
トレイ:「慣れないことすると疲れるよな。というわけで、疲れた時には甘い物だ。」
トレイ:「出来たてマロンタルトを召し上がれ。」
全員:「やったー!」
エース:「ケイト先輩、やっぱ完成見計らって食いにきただけじゃん!」
ケイト:「まあまあ♪ 味見係ってことで。」
グリム:「ふわぁぁ…甘くていい匂いなんだゾ~。」
グリム:「上に乗った栗がツヤツヤで、下のクリームがフワフワだ! いっただっきまーす!」
エース:「ンッ、やばっ」
ケイト:「んまーい!」
デュース:「スゴい、店に売ってるやつみたいだ。」
グリム:「甘すぎず、それでいて濃厚なお味!お口の中が栗畑なんだゾ~!」
トレイ:「それ、褒めてるのか?」
ケイト:「そだ。ねーねー、トレイくん、アレやってよ。」
トレイ:「アレ? …ああ、アレか。」
エース:「アレって?」
トレイ:「お前たち、好きな食べ物はなんだ?」
エース:「オレは、チェリーパイとハンバーガー。」
グリム:「オレ様はツナ缶なんだゾ。あとは、チーズオムレツと、焼いた肉と、プリンと~」
デュース:「強いて言えばオムライス、ですかね。」
ケイト:「オレはラム肉のグリル・ディアボロソースかけ。」
トレイ:「それじゃあ、いくぞ。……『[薔薇を塗ろう:ドゥードゥル・スート]!』」
デュース:「…? これは?」
トレイ:「ではマロンタルトをもう一口どうぞ。」
エース:「ん? んんん? これは…」
エース:「マロンタルトなのにチェリーパイの味がする!」
グリム:「ツナ缶の味だ! はぐはぐっ!おわっ、今度はチーズオムレツ!」
グリム:「鶏肉のグリルに、はぐはぐっプリンの味なんだゾ!」
ケイト:「面白いでしょ? コレ、女の子とお茶する時に鉄板でウケると思わない?」
デュース:「スゴいですね。味を変える魔法がクローバー先輩のユニーク魔法なんですか?」
トレイ:「正確には、『要素を上書きする魔法』だな。味だけじゃなく、色や匂いなんかも上書きできる。」
トレイ:「効力は短時間しか持たないから[ドゥードゥル:落書き]みたいなものだ。」
トレイ:「だから俺はこの魔法をドゥードゥル、落書きって呼んでる。」
グリム:「トレイの『ドゥードゥル・スート』の魔法があればツナ缶食べ放題も夢じゃねぇってことかぁ。」
グリム:「意地悪なリドルの魔法なんかより全然スゴイんだゾ!」
トレイ:「いや……俺の魔法なんか、寮長の魔法に比べれば子どものオモチャみたいなものだ。レベルが違うよ。」
トレイ:「…………さ! 今日はもう遅い。タルトを寮長に渡すのは明日にして、寮に戻ろう。」
トレイ:「明日は『なんでもない日』のパーティーだ。遅刻するなよ。」
エース:「ユウ、また泊めてくんない?」
エース:「オレ、意地悪な先輩に寮に入れてもらえないみたいだし!」
ケイト:「あらー。棘のある言い方~。」
デュース:「こらエース。あまりユウに甘えるのはよせ。」
グリム:「そうだゾ! 今日も泊まるなら宿賃払え!ツナ缶10缶!」
エース:「えー! じゃあ野宿しろってのかよ~」
トレイ:「じゃあ、デュースもお目付役としてユウの寮へ泊めてもらったらどうだ。」
トレイ:「副寮長の俺が外泊許可を出してやるぞ。」
ケイト:「トレイくんってば、新人ちゃんに甘くない!?」
ケイト:「いいなー。ね、ユウちゃんオレも行っていい?」
トレイ:「お前はダーメ。」
ケイト:「ちぇ。さげぽよ。」
トレイ:「じゃあ、ユウ。うちのが2人も邪魔して悪いが、明日までよろしくな。」
選択肢:
├ [ わかりました ]
└ [ はい。また明日 ]
エース:「明日は『なんでもない日』のパーティー。」
エース:「絶対、この首輪を取ってもらうからな! 見てろよ、寮長。」
── ハーツラビュル寮‐談話室 ──
ハーツラビュル寮生:「トレイ先輩、ケイト先輩! ああよかった、やっと帰ってきてくれた!」
トレイ:「どうかしたのか?」
ハーツラビュル寮生:「ハートの女王の法律第256条『夜8時過ぎに蜂蜜入りのレモネードを飲んではならない』」
ハーツラビュル寮生:「に違反した寮生10人が、リドル寮長にまとめて首をはねられてしまって……」
ケイト・トレイ:「…………………。」
ハーツラビュル寮生:「僕、もう嫌ですこんな生活!」
ハーツラビュル寮生:「わけわかんないルールでがんじがらめ……別の寮に転寮したい………ううっ。」
トレイ:「……もう大丈夫だ。俺が寮長に話をしてくるよ。お前たちは部屋に戻ってろ。」
ケイト:「……はぁ。じゃ、オレは女王様のご機嫌取りのためにお茶でも淹れてきますかね。」
トレイ:「悪いな、ケイト。」
トレイ:「そうだ、紅茶は避けてハーブティーにしてくれ。確か第153条で夜のお茶について決められてたはず……」
ケイト:「…………あいよ、オッケー。」
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