【ストーリー】EPISODE 3-34 蛸壺メランコリック!

| - 蛸壺メランコリック! 深海の商人 |
登場人物
子ども人魚A、子ども人魚B、子どもアズール、子どもフロイド、子どもジェイド、中学生フロイド、中学生ジェイド、中学生アズール
テキスト全文
子ども人魚A:「やーい、アズールズルズル、墨吐き坊主!」
子ども人魚B:「さっさと拭けよ。足ならたくさんついてるだろ?」
子どもアズール:「や、やめてよぉ……な、なんでそんなこと言うの……。」
子ども人魚A:「逃げろ! 墨つけられるぜ~~~。」
子ども人魚B:「きゃははは!俺らに追いつけっこないけどね。」
子どもアズール:「うっ、うっ……。」
子ども人魚A:「アイツがいると水が濁る。だって泣くと墨吐くんだもん。」
子ども人魚B:「鬼ごっこしても、すぐ捕まえられるから一緒に遊んでもつまんない。」
子どもフロイド:「ねえタコちゃん、そんな狭いタコ壺に引きこもってなにしてるの?」
子どもアズール:「うるさいな。僕のことは放っておいてよ。」
子どもジェイド:「すごい。どの貝殻にもびっしり呪文や魔法陣が書いてある。種族を変える魔法に、声を奪う魔法……。」
子どもジェイド:「君、その8本足でずっと魔導書の研究を?」
子どもアズール:「勝手に触るなよ! 墨を吐きつけられたいのか!」
子どもアズール:「僕はもっと勉強して、海の魔女のような力を身につけてやるんだからな!」
子どもアズール:「だから、邪魔するな!あっちへ行けったら!」
子どもフロイド:「ジェイド、あのタコ面白いね。」
子どもジェイド:「ええ、フロイド。興味深いですね。」
中学生フロイド:「となりのクラスのデブ人魚が急に激やせして彼女が出来たんだってー。」
中学生ジェイド:「代わりに、彼自慢のテノールがひどいしゃがれ声になったそうです。」
中学生アズール:「へぇ、そう。」
中学生ジェイド:「別のクラスのボサボサのクセ毛に悩んでいた人魚もサラサラで綺麗な金髪になったとか。」
中学生フロイド:「代わりに、速く泳ぐための大きな尾びれが無くなった。」
中学生アズール:「ふぅん、なるほど。」
中学生ジェイド:「ねえ、アズール。全部君の仕業なんでしょう?」
中学生アズール:「……僕の? なぜ?」
中学生ジェイド:「そんな強大な魔法、能天気な魚たちには到底使えません。」
中学生フロイド:「タコちゃん、ずーっと魔法の勉強してたじゃん。」
中学生アズール:「……ふっ。」
中学生アズール:「ふふ、ふふふ! ははは!!そうですか。」
中学生アズール:「まさか、もうバレてしまうなんてね。」
中学生フロイド:「じゃあ、やっぱり?」
中学生アズール:「ああ、そうさ。僕はついに完成させた。」
中学生アズール:「この魔力を込めた契約書。これにサインさえ取り付ければ、どんな能力でも相手から奪うことができる……」
中学生アズール:「その名も、『黄金の契約書(イッツ・ア・ディール)』!」
中学生アズール:「今度は僕がこの魔法でアイツらを跪かせてやる。」
中学生アズール:「お前らの長所は、全部僕のものだ!!」
中学生アズール:「アハハ!!! アハハハ!!!」
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