【ストーリー】EPISODE 3-35 抹消パスト!

| - 抹消パスト! 深海の商人 |
登場人物
アズール、フロイド、ジェイド、レオナ、ラギー、グリム、ジャック、エース、デュース
テキスト全文
── オクタヴィネル寮 ──
アズール:「……ハッ……。」
フロイド:「あ、目ぇ覚ました。」
ジェイド:「アズール、この指は何本に見えますか?」
アズール:「8……本?」
ジェイド:「うん。まだ気が動転しているようですね。」
ジェイド:「でも、よかった。」
ジェイド:「なんとかブロットの暴走は治まったようです。」
レオナ:「……ったく、手こずらせやがって。」
ラギー:「いやいや、レオナさんはそれ言っちゃだめっしょ。」
アズール:「僕は……一体、なにを?」
ジェイド:「魔法の使い過ぎでオーバーブロットしてしまったんです。覚えていませんか?」
フロイド:「僕に力をくださいよぉ~~って泣きながらみんなの魔法吸い上げてさぁ。」
フロイド:「ちょ~ダサかった。ちょっとゲンメツ。」
アズール:「そ、そんな……僕が暴走するなんて……。」
アズール:「信じられない……。」
ラギー:「ま、コツコツ集めてきたモンを台無しにされたらそりゃ怒るッスよね。」
ラギー:「オレだって、ずっと貯めてる貯金箱を他人に割られたら絶対許せないと思うし。」
グリム:「でも、やっぱ悪徳商法はダメなんだゾ。反省しろ。」
ジャック:「その前に、お前らは他人の作った対策ノートで楽しようとしたことを反省しろ!」
選択肢:
├ [ あの対策ノートは、他の誰にも作れない ]
└ [ グリムに85点を取らせるなんて、すごい ]
アズール:「……え?」
エース:「確かに。だってアンタの作ったテスト対策ノート見て一夜漬けしただけで、90点以上取れちゃったもん。」
デュース:「ああ。まさに虎の巻、だったな。」
ジャック:「100年分のテスト出題傾向をてめーの力で分析して作ったもんだと、学園長から聞いた。」
ジャック:「あんたの汚いやり口は認められねぇが……その根性だけは認めてやってもいいぜ。」
アズール:「…………。フン。」
アズール:「そんな慰め、嬉しくもなんともありませんよ。」
フロイド:「あれ~?アズール、ちょっと涙目になってね?」
ジェイド:「おやおや、泣き虫な墨吐き坊やに戻ってしまったんですかね。」
アズール:「2人とも!その件については秘密保持契約を結んだはずですよ!」
ジェイド:「おっと、失礼しました。」
ジャック:「あ、そういえば。」
ジャック:「コレ、あんたが取ってこいって言ってたリエーレ王子の写真。ちゃんと持ってきたぜ。」
ジャック:「まだ太陽は沈んでない。これで完璧に俺たちの勝ちだ。」
レオナ:「なんだ、この写真? ……人魚の稚魚どもがわらわら写ってるだけじゃねぇか。」
ラギー:「エレメンタリースクールの集合写真……スかね?なんでこんなのが欲しかったんスか?」
フロイド:「あっは、懐かしい。これ、オレたちが遠足の時に撮った写真だよね。」
フロイド:「ココに、オレとジェイドも写ってる。そんで……」
フロイド:「一番隅っこに写ってるのが、」
フロイド:「昔のアズール!」
えっ!?
アズール:「うわああああああああ! やめろ!!!」
アズール:「見るな! 見ないでください!」
ジェイド:「おやおやアズール。急に元気ですね。もう少し寝ていては?」
ジェイド:「ここまできたら、諦めた方が気が楽ですよ。」
エース:「どれどれ?」
レオナ:「隅って……」
ラギー:「もしかして、控えめに見ても他の人魚の2倍くらい横幅がありそうなこのタコ足の子ども……」
グリム:「アズール、オメー昔こんなに丸々と太ってたのか!」
選択肢:
├ [ まんまるでかわいいね ]
└ [ そういうことかぁ…… ]
アズール:「ああぁあああぁあああぁあ……ッ!!!」
デュース:「そ、その気持ち、僕にはよくわかるぞ。」
デュース:「誰にだって消したい過去はある!」
デュース:「僕はなにも見なかった! みんなも忘れてやれ!」
ジャック:「お前、やたら真に迫ってるな。」
アズール:「くそぉ……っ!」
アズール:「『モストロ・ラウンジ』の店舗拡大と、黒歴史抹消を同時に叶える……」
アズール:「完璧な計画だと思ったのに~~~っ!」
ラギー:「二兎を追う者は一兎をも得ずってやつッスね。」
アズール:「同級生の卒業アルバムから写真屋のフィルムまで……」
アズール:「昔の写真は全て取引で巻き上げ抹消したんですが……。」
アズール:「博物館に飾られたこの1枚だけがどうしても合法的に処理できずにいたんです……。」
グリム:「だからって、他人の手を汚させようとするんじゃねーんだゾ!」
フロイド:「別にいーじゃん。オレ、この頃のアズール好きだけどな。」
フロイド:「今より食べでがありそうだし。」
アズール:「そういう問題ではないんですよ!」
選択肢:
├ [ すごく頑張ったんですね ]
└ [ そんなに必死で隠さなくても…… ]
アズール:「……ううっ、もういやだ。今すぐタコ壺に引きこもりたい。」
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