【ストーリー】EPISODE 4 テーマは“ファビュラス”

| - テーマは“ファビュラス” - |
登場人物
サム、アズール、マレウス、クロウリー、ヴィル、カリム、レオナ、リドル、イデア
テキスト全文
── 学園長室 ──
サム:「学園長と小鬼ちゃんたち。どうやらお困りのようだね。」
アズール:「さすがサムさん。人のピンチ……もといビジネスチャンスには敏感でいらっしゃる。」
サム:「ニッヒッヒ。“秘密の仲間”が教えてくれたんだよ。」
サム:「今学園長がほしいものは……これだろ?」
マレウス:「瓶に入った金色の粉末……。」
マレウス:「それは、『妖精の粉』か?」
サム:「Yes!その通りだよ、立派な角の小鬼ちゃん。」
サム:「『妖精の粉』は、郷(さと)に住む妖精たちの力の源。これがなきゃ空も飛べなくなるらしい。」
サム:「郷の妖精であればかならず身に纏っている。逆に言えば………」
サム:「この『妖精の粉』を纏っていれば誰でもWe are crew!」
サム:「妖精の仲間になりすまして会場に潜入できるって寸法さ!」
マレウス:「妖精の郷の者たちは、『粉の番人』を立てるほど『妖精の粉』を大切にしていると聞く。」
マレウス:「……よく手に入れられたな。一体どうやったんだ? サム。」
サム:「それは秘密さ。ニッヒッヒ。」
クロウリー:「たとえ高価な代物でも、フェアリーガラのためなら仕方ありませんね……。」
クロウリー:「妖精の粉、買います!……経費で!」
サム:「サンキュー!お買い上げありがとう。」
クロウリー:「……さて。無事に妖精に変装する手段は見つかりましたが……」
クロウリー:「この小瓶に入った妖精の粉の量では寮長全員にまぶすことは出来ない。」
クロウリー:「いったい誰に、フェアリーガラに潜入してもらいましょうか。」
サム:「俺の地獄耳によれば、今年のフェアリーガラの
テーマは“ファビュラス”さ!」
クロウリー:「“ファビュラス”……?」
ヴィル:「素敵なものを指すときなんかに使う言葉ね。それも普通とは一線を画したレベルのもの。」
ヴィル:「とても華やかな……とびきりゴージャスで、とびきりラグジュアリーなイメージよ。」
……。
……。
カリム:「ん?みんなどうした、オレの顔になんかついてるか?」
レオナ:「おい、俺を見るんじゃねえ。」
ヴィル:「由緒正しい王子サマと、目玉もひっくり返るような大富豪。この上ない“ファビュラス”よね?」
アズール:「ええ。僕も常々お2人には“ファビュラス”を感じていました。」
アズール:「あまりの”ファビュラス”に何度見とれたことか。」
リドル:「2人なら、女王のいるような華やかな場所にも、さぞかし慣れていらっしゃることでしょう。」
リドル:「パーティーにもさぞかし慣れているのでは?」
イデア:「潜入班はレオナ氏とカリム氏でk(オーケー)gg(お疲れ様)!」
レオナ:「適当なこと言って押しつけようとしてんじゃねえぞ。」
レオナ:「第一俺が選ばれるなら、トカゲ野郎だって同じ条件だろうが。」
マレウス:「おやおや、キングスカラー。さっき言ったばかりなのにもう忘れてしまったのか?」
マレウス:「僕が会場に足を踏み入れただけで、小さな妖精たちは逃げてしまう。僕に潜入は不可能だ。」
マレウス:「残念だ……学園の有事に力になってやりたかったんだが……ああ残念だ……。」
カリム:「オレはヴィルも、すっげー“ファビュラス”だと思うぜ!ヴィルはショーに出なくていいのか?」
ヴィル:「アタシを誰だと思ってるの? トップモデルのヴィル・シェーンハイトよ。」
ヴィル:「契約しているブランド以外のファッションショーに、無断で出演なんて規則違反、」
ヴィル:「モデル業界じゃ絶対に許されないわ。」
ヴィル:「アタシがモデル業界から追放されてもいいっていうなら話は別だけど。」
カリム:「そりゃよくない! んじゃヴィルも出られないな。」
ヴィル:「ええ……こんなに面白そうなファッションショーに出られないなんて、残念極まりないわ……。」
マレウス・ヴィル:「本当に……残念。」
イデア:「最高の笑顔浮かべてるのが画面に写さなくてもわかるんですけど。」
アズール:「まあこんな面倒事、誰も引き受けたくありませんから。さて……。」
アズール:「潜入班のみなさまはこれから準備でお忙しいでしょうし」
アズール:「……僕たちは退散しますね。」
マレウス:「僕はもともと呼ばれていなかったしな。お暇するとしよう。」
クロウリー:「……みなさん、なんて逃げ足の速さなんでしょう。」
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