【ストーリー】EPISODE 8 絶対に負けられません!

| - 絶対に負けられません! - |
登場人物
デュース、トレイ、イデア、グリム、オルト
テキスト全文
── 学園裏の森‐大樹 ──
デュース:「……どうですか、クローバー先輩?」
トレイ:「1つ1つの動きはかなり綺麗になってきたと思う。」
トレイ:「けど、タイミングはまだズレているな。」
トレイ:「太鼓の音を気にするだけじゃなく俺たち2人の呼吸も、もっと合わせていこう。」
デュース:「はい!」
トレイ:「それじゃあイデアもう一度演奏を頼めるか?」
イデア:「……え? まだやるつもり?」
トレイ:「まだ数回しか練習してないだろ。頼むよ。」
デュース:「お願いします!」
イデア:「はあ……。太鼓に選ばれたのが運の尽きですな。」
イデア:「どれだけ拙者のリズムが正確であろうと舞が合わなければやり直し。」
イデア:「他にもやるべきことがたくさんあるというのになぁ……。」
イデア:「第一、毎回拙者が叩く必要あります? 実に非効率的ですわ。録音を連続再生すれば良くない?」
デュース:「ぐっ……!」
グリム:「相変わらず嫌味なヤツなんだゾ。」
トレイ:「デュースは十分頑張ってる。気にしなくていい。」
選択肢:
├ [ 少しずつだけど上手くなってるよ! ]
└ [ 着実に上達してきてるよ! ]
デュース:「ありがとう、監督生。」
オルト:「うん! きちんと見てあげてよ兄さん。初めて踊ったときとは、大違いだから!」
イデア:「…………。」
オルト:「兄さん?」
トレイ:「イデア、聞いてるのか?」
イデア:「……え?なに? 練習始める?」
オルト:「…………」
オルト:「もしかしてだけど兄さん。」
イデア:「うん?」
オルト:「ゲームしてる?」
イデア:「!?は、はい? 急になに言ってるのオルト。」
イデア:「兄ちゃんは儀式を成功させるためにきちんと楽器アプリに集中してますぞ!」
デュース:「シュラウド先輩……」
デュース:「こっちは真面目にやってるのにずいぶんハンパなことしてるみたいっすね……」
グリム:「や、やべーんだゾ!デュースのこのモードは……。」
トレイ:「デュース、落ち着け!」
デュース:「……大丈夫です。別にキレたりはしません。けど、意見くらい言わせてください。」
デュース:「たしかに僕の舞はまだまだ下手ですけど……」
デュース:「サボりながら練習に参加するシュラウド先輩にとやかく言われたくありません!」
デュース:「やっぱりリモートなんてダメです!ここへ来て、実際に太鼓を叩いてください!」
イデア:「……その話はもう済んだでしょ?」
イデア:「僕は『願い星』集めだってできてるし太鼓の役目だってきちんとこなしてる。」
イデア:「『スターゲイザー』として十分に貢献している以上やり方にケチつけないでほしいんだよなぁ……。」
イデア:「それに、デュース氏こそちゃんとできてるの?」
イデア:「僕とトレイ氏とデュース氏でそれぞれが集める『願い星』の数、決めましたよね?」
イデア:「たしか、今日までの目標は1人あたり100個。デュース氏、集められたわけ?」
デュース:「それは……少し滞ってますが……」
イデア:「舞だけじゃなく、『願い星』集めでも成果を出せていない。」
イデア:「どの口で僕にハンパって言ってんの?結果だけ見れば君のほうがよっぽどハンパでは?」
イデア:「まさか、部屋から出て足で稼いだ願い星のほうが価値があるとか思ってる?」
イデア:「偉そうなセリフは、結果出してから言ってほしいもんですわ。」
デュース:「う゛っ……。」
トレイ:「あっという間に言い負かされたな。」
グリム:「デュースのヤツ、見てらんねぇんだゾ……」
デュース:「ぼ、僕が成果を出せていないって言うなら……」
デュース:「本番までに舞を完璧にして目標の数の『願い星』を集めます!」
デュース:「いや、シュラウド先輩の分の『願い星』も僕が集めてみせます!」
イデア:「なにそのイミフな目標……」
イデア:「今日までに1人100個。当日までには追加でさらに150個以上がノルマでしょ?」
イデア:「なのに、僕の分まで集めるとか絶対に不可能だと思うけど?」
デュース:「なら、もしも達成できたらリモートではなく実際に太鼓を叩いてくれますか?」
イデア:「なにそれ? それ、僕に得がひとつもなくない?オルトと一緒に星は順調に集められてますし……」
トレイ:「でも……逆に言えば、お前に損もないよな。」
トレイ:「むしろ、デュースが目標を達成するのが絶対に不可能だと思っているなら話にのったほうが得だ。」
トレイ:「お前は部屋でゲームをしているだけで勝手にデュースが願い星を集めてくれるんだから。」
デュース:「それとも、シュラウド先輩は僕が目標を達成できると信じてくれるんですか?」
イデア:「はぁ〜〜? ハーツラビュル、マジなんなの……少年漫画の主人公にでもなったつもりか?」
イデア:「マジでウザすぎ……やっぱり他寮とは相容れない……」
イデア:「…………」
イデア:「まあ、どうせ出来っこないだろうしいいよ。」
イデア:「デュース氏が目標を果たすことができたらリモートはやめる。」
デュース:「約束ですよ!」
イデア:「ただし! デュース氏が失敗した場合……拙者は音楽アプリでの参加も辞退させてもらうから。」
イデア:「本番は録音済みの太鼓を使用ってことで。いいよね?」
デュース:「…………」
デュース:「わかりました。」
オルト:「兄さんの提案を飲むの?デュース・スペードさん、本当に大丈夫……?」
デュース:「ああ。必ず達成してみせる。」
イデア:「(オルトには悪いけど、デュース氏には絶対無理。これでメンドイ儀式もやらなくて済むぞ……)」
グリム:「オレ様、どうなっても知らねーんだゾ。」
選択肢:
├ [ まさかの展開…… ]
└ [ 売り言葉に買い言葉とはこのことだね ]
トレイ:「でもまあ、うまくいけばイデアを参加させられるぞ。」
デュース:「はい!この勝負……絶対に負けられません!」
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