【ストーリー】EPISODE 0 ヴィルの願いごと

| - ヴィルの願いごと - |
登場人物
ヴィル、グリム、トレイ
テキスト全文
── ポムフィオーレ寮‐ヴィルの部屋 ──
ヴィル:「アタシの願いは……」
ヴィル:「ないわ。」
グリム・トレイ:「えっ!?」
トレイ:「いや、1つくらいないか?」
トレイ:「ほら、学園の生徒たちも望みが叶うって噂がある中庭の井戸で、願掛けをしてるだろ。」
トレイ:「あんな感じで気楽に……」
ヴィル:「――いいこと、トレイ。」
ヴィル:「アタシは、そんな眉唾な話を信じて時間を無駄にする連中が総じて好きじゃないわ。」
トレイ:「えぇっと……、なるほど?」
ヴィル:「なんの努力もせず奇跡にすがろうなんて他力本願もいいところ。」
ヴィル:「アタシの願いはアタシ自身で叶えるわ。よって、星に託すような願いはない。以上よ。」
トレイ:「ヴィルがここまで願掛けに拒否反応を示すなんて……参ったな。」
グリム:「寮長のオマエがそんなこと言ったら、」
グリム:「ポムフィオーレのヤツらがビビって願いごとを言えなくなるだろーが!」
トレイ:「そうだな。そうなると、『スターゲイザー』である俺たちも学園行事が立ち行かなくて困る。」
トレイ:「俺たちを助けると思って、なにか1つ軽くでいいから願ってくれないか?」
トレイ:「たとえば、新しい口紅が欲しいだとか……」
グリム:「明日の朝メシにツナ缶がほしいとか。」
選択肢:
├ [ 綺麗になりたいとか ]
└ [ 誰かに会いたいとか ]
ヴィル:「……はぁ。揃いも揃って哀れっぽい声を出さないで。アタシが意地悪をしているみたいじゃない。」
ヴィル:「いいわ、そこまで言うなら協力してあげる。」
ヴィル:「アタシの願いは……」
ヴィル:「『アンタたちがこれ以上、アタシにつきまといませんように』」
グリム・トレイ:「!!!」
ヴィル:「もちろん、今すぐ叶えてくれるわね?」
グリム:「ぶなぁー!! オレ様たちだって好きで『願い星』集めしてるわけじゃねーのにヒデーんだゾ!」
トレイ:「グリム、それ以上ヴィルに噛みついても痛い目を見るだけだ。目的は達成したんだし、次に行こう。」
トレイ:「………それにしても、”極度の願掛け嫌い”、か。ヴィルらしいと言えば、ヴィルらしいが……。」
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