【ストーリー】EPISODE 0 ルークの願いごと

| - ルークの願いごと - |
登場人物
ルーク、トレイ
テキスト全文
── ポムフィオーレ寮‐ルークの部屋 ──
ルーク:「私の願いは……」
ルーク:「『あらゆる美をこの目で見ることができますように』」
トレイ:「予想通りの内容というか……お前もブレないな、ルーク。」
トレイ:「ポムフィオーレにいて、あのヴィルの隣にいるんだ。」
トレイ:「毎日嫌というほど“美”に触れてるだろう?まだ足りないのか?」
ルーク:「もちろんだとも、トレイくん。私は欲深い男だからね。」
ルーク:「世界中の美に触れ、その本質を知りたいのさ。」
ルーク:「たとえば、踏み荒らされたことのない新雪のように輝く原石……」
ルーク:「時と共に風化しながらなおも凛と立つ塔……」
トレイ:「あー……もしかしてさっきの発言でまずいところに火をつけたか?」
トレイ:「こうなると全然人の話を聞かないからな……」
トレイ:「おーい、ルーク。戻ってこーい。」
ルーク:「そんな、まだ見ぬ美に出会う想像をしただけで……」
ルーク:「トレヴィアン!!」
ルーク:「私は歓喜に駆け出しそうなほど心が震えるんだ!」
トレイ:「うん、全然聞いてないな。」
トレイ:「ルーク、「まだ足りないのか」なんて言って悪かった。お前の熱意は十分伝わったから。」
ルーク:「たったこれだけの説明で
理解を示してくれるとは……」
ルーク:「さすがは同じ部活で青春を共にしただけはある。
薔薇の騎士(シュヴァリエ)、我が友よ。」
トレイ:「だからその呼び方は恥ずかしいからやめてくれって
いつも言ってるだろ。」
トレイ:「第一、1年生の頃は
そんな呼び方してなかったじゃないか。」
ルーク:「それはそうさ。騎士(シュヴァリエ)になるためには仕える王(ロワ)がなくてはならないからね。」
トレイ:「まったく……感性から願いごとまで
本当に独特なヤツだよ、お前は。」
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