【ストーリー】EPISODE 0 シルバーの願いごと

| - シルバーの願いごと - |
登場人物
シルバー、デュース
テキスト全文
── ディアソムニア寮‐シルバーの部屋 ──
シルバー:「俺の願いは……」
シルバー:「『親父殿が長生きしてくれますように』」
デュース:「え……シルバー先輩のお父さん、どこか体の具合でも悪いんですか?」
シルバー:「いや、どこも悪くない。」
シルバー:「ここ数年、ベッドの天蓋にぶら下がって腹筋することを日課にしているくらいだ。」
デュース:「とんでもなく元気ですね!?なのに、なんでそんな願いごとを?」
シルバー:「元気に見えても、相当歳は重ねている、……はずだ。たぶん。」
デュース:「……はず?」
シルバー:「実年齢より若く見えるタイプでな。」
シルバー:「聞いてもはぐらかされるから実際の年齢は俺もよく知らない。」
シルバー:「親父殿は……男手ひとつで俺を育ててくれた。今の俺があるのは、あの人のおかげだ。」
シルバー:「末永く幸せであってほしい……いつも、そう思っている。」
シルバー:「親孝行らしいことも、まだなにもできていないしな。」
シルバー:「もちろん星に願うばかりでなく、自分自身できることは精一杯するつもりだが。」
デュース:「シルバー先輩……」
デュース:「その気持ち、わかりますっ!」
デュース:「ウチも母さんが1人で僕を育ててくれたんです。今までたくさん苦労をかけてきたから……」
デュース:「これからは楽させてやりたいし、長生きしてくれたらと思ってます。」
シルバー:「お前もだったのか……。」
デュース:「あっ、なんかすんません。」
デュース:「スターゲイザーの役割は願いを聞くことなのに逆に僕が願いを聞かせてしまって。」
シルバー:「……いや。願いが叶うよう、お互い努力しよう。」
デュース:「はい! シルバー先輩の『願い星』しっかり大樹に飾ります!」
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