【ストーリー】EPISODE 1-2 俺たちのお祭りさ!!

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登場人物
リリア、グリム、ゴーストB、ゴーストA、ゴーストC
テキスト全文
── オンボロ寮 ──
リリア:「こりゃ驚きじゃ……まさかハロウィーンを知らない者がこの世界におったとは!」
グリム:「そんなに有名なのか?そのハロウィーンってヤツは。」
ゴーストB:「もちろん! ハロウィーンはツイステッドワンダーランドで重要な行事の1つ。」
ゴーストB:「簡単に言うと……」
ゴーストB:「俺たちのお祭りさ!!」
グリム:「オマエらって……ゴースト?」
リリア:「うむ。」
リリア:「ハロウィーンというのは毎年10月31日、あの世に行ったゴーストがこの世に帰ってくる日のこと。」
リリア:「こやつらのように、この世にとどまってるゴーストだけではなく……」
リリア:「全てのゴーストが、10月31日のハロウィーンにはこの世にやってくると言われておる。」
リリア:「生者は現世に出向いたゴーストをもてなすために豪華な飾り付けやごちそうを用意する。」
リリア:「それから、おそろしげなゴーストやモンスターに仮装をすることも大切じゃ。」
グリム:「仮装? なんでなんだゾ?」
ゴーストA:「そりゃあ全員が全員、俺たちのように行儀の良いゴーストとは限らないからだよ。」
ゴーストB:「椅子に座っている間に右足と左足の靴紐が結ばれてたり、キッチンの塩と砂糖がすり替えられてたり……」
ゴーストC:「Tシャツが全部裏返しになってたり、ペンのインクが全部抜かれてたり……。」
ゴーストA:「そういうゴーストによるイタズラがハロウィーンの時期には多発するんだよぉ。」
ゴーストB:「あの世じゃ生者と関わる機会なんてないからついつい、イタズラしたくなっちゃうらしい。」
ゴーストA:「久々の現世なんて、そりゃもうテンションが上がっちゃうもんだからねぇ。」
グリム:「なんてみみっちいイタズラなんだゾ。」
リリア:「くふふ。可愛いものじゃろ。」
リリア:「イタズラ好きのゴーストは、たいてい菓子を供えてやれば退散するからな。」
リリア:「じゃが、中には手に負えん悪さをする悪霊も紛れている場合がある。」
リリア:「悪さをするゴーストにはユウたちも覚えがあるじゃろう?」
リリア:「目には目を、歯には歯を。ゴーストにはゴーストを。」
リリア:「仮装は悪霊を逆に怖がらせて追い払う魔除けの意味をもつ装束でもあるのじゃ。」
リリア:「…………」
リリア:「っちゅーのは大昔の話で、現代は楽しいからコスプレしとるってカンジじゃな!」
グリム:「いきなり安っぽくなったんだゾ!」
ゴーストA:「そうそう、深く考える必要はないよ。」
ゴーストC:「わしらがゴーストになるよりずーっと昔からハロウィーンはそういうものなんじゃ。」
ゴーストB:「生者たちだって、実際にゴーストが見えるわけじゃないけど、10月31日には思いっきりハメを外す。」
ゴーストB:「難しく考えず、『ハロウィーンはみんなで過ごす楽しい日』だと覚えておくれ!」
グリム:「ふんふん、楽しい日……」
グリム:「……って、「ゴーストが見えない」?なんでなんだゾ。みんな帰ってくるんだろ?」
リリア:「強い未練や目的によってこの世にとどまる者もいるが、本来ゴーストとはあの世に行くべき者。」
リリア:「ゆえに現世に漂うゴーストはひどく不安定な存在じゃ。」
リリア:「ナイトレイブンカレッジのように魔力濃度の高い場所以外では、その姿は見えぬ。」
グリム:「えええっ。てっきり学園の外にもゴーストはうろちょろしてんのかと思ってたんだゾ……。」
ゴーストA:「ヒッヒッヒ。実はわしら、レアな存在なのさぁ。」
ゴーストB:「だが、見えるか見えないかはどっちだっていい。」
ゴーストA:「そうそう。ゴーストが見えても、見えなくてもハロウィーンは楽しい。それが大切なんだ。」
リリア:「うむ、そうじゃな。わしもこの時期になると年甲斐もなく心が弾む。」
ゴーストB:「よし! それではみんなで高らかに!」
ハッピーハロウィーン!
グリム:「す、すげーテンションがたけーんだゾ……。」
グリム:「オイ、ユウ。オメーはハロウィーンって聞いたことあったか?」
選択肢:
├ [ もちろん知ってるよ ]
└ [ 地元でもかなり有名なイベントだったよ ]
ゴーストB:「もしかしてユウが元いた世界にもハロウィーンがあったのかい?」
ゴーストA:「そりゃまたすごい偶然だねえ。」
リリア:「内容に差異はあれど、人間も妖精もゴーストも……全ての種族にハロウィーンの伝承は存在する。」
リリア:「ユウがいた異世界にハロウィーンが伝わっていても不思議ではないかもしれんのう。」
グリム:「ふーん。ハロウィーンってのは、そんなに特別な日なのか。」
グリム:「……そんなにすげー日ってんなら」
グリム:「なんだかオレ様もワクワクしてきたんだゾ!」
リリア:「そうじゃろう? そのうえナイトレイブンカレッジには“特別な催し”があるしのう。」
グリム:「特別?オレ様なんも知らねーんだゾ。」
リリア:「おや、知らなんだか?」
リリア:「……まあハロウィーンまであと1ヶ月。」
リリア:「明日にでも先生から説明があるじゃろ!」
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