【ストーリー】EPISODE 1-3 実にフォトジェニック

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登場人物
リリア、グリム、ゴーストB、ゴーストC、ゴーストA
テキスト全文
── オンボロ寮 ──
パシャ!
パシャ!
リリア・グリム:「ん?」
ゴーストB:「んーなかなか良い構図。龍の迫力が出てるよぉ。」
ゴーストC:「次はオンボロ寮全体が入るようにもっとローアングルから撮ってみようかのう。」
グリム:「オ、オマエら……その手に持ってんのは、まさか……まさか……」
グリム:「スマホか!?」
ゴーストB:「おーっと、気付いちゃったかい〜?」
ゴーストA:「ヒッヒッヒ。俺たち、ハロウィーンが楽しみすぎて……」
ゴーストA:「今年はみんな、スマホを買ったんだよ〜!」
グリム:「ゴーストがどうやってスマホを契約したんだ!?」
ゴーストA:「今時スマホの新規契約なんて、オンラインショップで済ませればあっという間さ。」
ゴーストB:「学園長に保証人になってもらって、学園の住所を書いたら、すぐに審査が下りたよ。」
グリム:「ぐぬぬ。オレ様はユウと2人で1台のスマホを使ってるっつーのに、生意気なんだゾ!」
ゴーストA:「へっへっへ。わしら、自立した大人だからねぇ〜。」
ゴーストA:「といっても、連絡とる相手はもう誰もこの世にいないんだけどサ!」
わっはっはっは!
リリア:「ナイス・ゴーストジョークじゃな。じゃがスマホは電話以外にも使いみちは多い。」
ゴーストB:「そう! だからハロウィーンを思う存分楽しむためにマジカメを始めたんだ!」
ゴーストB:「……といっても、フォロワーはこいつらと友だちのゴースト、合わせて5人だけなんだけどね。」
ゴーストC:「でも思い出を残しておくにはいいじゃろ?」
ゴーストA:「あっ、そうだ。グリ坊、こっちを向いておくれよ。」
グリム:「ん?」
パシャ!
ゴーストA:「ヒッヒッヒ。俺たちとグリ坊の記念撮影だ〜。」
グリム:「はんっ。んなことしたって、ゴーストが写真に写るわけ……」
グリム:「って写ってる!バッチリクッキリ写ってるんだゾ!?」
グリム:「普段はユウが持ってるゴーストカメラでもねぇと写らないのに!」
ゴーストA:「なんたってもうすぐハロウィーンだからね。」
リリア:「なるほどな。それでハロウィーンに合わせてスマホを買ったのか。」
グリム:「どういうことなんだゾ?」
リリア:「ハロウィーンは、年で一番この世とあの世が近付く日と言われている。」
リリア:「ゴーストの力が最も高まるのがハロウィーンじゃ。この時期ならば写真に写るなど造作もないじゃろう。」
リリア:「ま、先程も言った通りナイトレイブンカレッジ内限定の話じゃろうが。」
ゴーストA:「ヒッヒッヒ。俺たちの透けてるボディが美肌モードでいっそうキラキラだぁ!」
ゴーストB:「グリ坊の毛並みもツヤツヤしてる。いいハロウィーンの写真が撮れたね。」
ゴーストC:「ふぉっふぉっふぉ。背景も実にフォトジェニックじゃ〜。」
ゴーストA:「ええと、この写真を……」
ゴーストA:「「シェアハウスのみんなでハッピーハロウィーン!#NRCハロウィーン」」
ゴーストA:「コメントを付けて……マジカメに投稿っと!」
グリム:「オレ様のかっこいい写真を使うならモデル代としてツナ缶を請求するんだゾ!」
ゴーストB:「固いこと言いっこなし。10月31日までめいっぱい楽しもうじゃないか。」
リリア:「いまにオンボロ寮だけでなく、学園中がハロウィーン用に飾り付けられるぞ。」
リリア:「ユウたちも楽しみにしているがいい。」
ゴーストA:「ハッピーハロウィーン! ヒッヒッヒ〜!」
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