【ストーリー】EPISODE 1-10 頑張ったッス!

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登場人物
ジェイド、イデア、クロウリー、ラギー、レオナ、ジャック、カリム、デュース
テキスト全文
── コロシアム‐特設ステージ ──
……。
ジェイド:「船……。」
イデア:「船、ですな……。」
クロウリー:「も、もはや元のコロシアムの面影ゼロ!」
ラギー:「シシシッ。みんな随分驚いてるッスね〜。」
レオナ:「はっ、当然だな。他の寮じゃこんな大掛かりなセットは作れねぇだろ。」
ジャック:「うっす! サバナクローらしいハロウィーンになったと思います!」
ジャック:「船が舞台とくれば、仮装は当然……」
ジャック:「“海賊”です。」
ジャック:「エレメンタリースクールの頃、巨大なワニと戦いながら航海をする海賊の本を読んで……」
ジャック:「主人公のかっこいい船長に憧れてよく海賊ごっこして遊んだんすよ。」
ジャック:「ハットかぶって、木の棒をサーベルの代わりにして隠したお宝をダチと探し合いっこするんです。」
カリム:「あ、オレもその本知ってるぜ!」
カリム:「海賊ごっこ、よくやったな〜。」
デュース:「僕もです。世界的に有名な児童書ですよね。」
イデア:「『お髭船長の冒険』シリーズね。全7巻+外伝2巻。」
イデア:「昔、オルトも読んでたな。」
ジャック:「『仮装』って言われて、海賊になりきってたことを思い出したんで、今年のテーマにしました。」
レオナ:「自由で、なににも縛られず力と知恵だけで海を渡る海賊。」
レオナ:「弱肉強食のサバナクローらしいテーマだろ?1年坊が考えたにしちゃあ、いい案だ。」
ジャック:「ありがとうございます!」
ジャック:「んで、海賊の仮装をするからには船が必要だろうってことで……」
ジャック:「船を用意しました。イメージは沈没船です。」
ジャック:「中に入ることもできるんすよ!」
ジャック:「永遠に自分たちの財宝を守り続ける根性のある海賊のゴーストって設定なんで、」
ジャック:「宝物も外せなくって。」
ジャック:「ラギー先輩にお手本見せてもらいながらレプリカ作り頑張りました。」
ジャック:「ラギー先輩の手際が良すぎて、みるみる金貨の複製が仕上がってくの、すごかったっす。」
ラギー:「オレ、稼ぎにならない内職は絶対しない主義なんスけどねぇ。」
ラギー:「ま、年に一度のハロウィーンだし。31日に」
ラギー:「ごちそうにありつくためにも頑張ったッス!」
イデア:「ふーん……」
イデア:「悔しいけど中まで本格的に作り込まれてる。」
イデア:「船の形とか、完全に例の児童書の設定通り。もう実写版じゃん。」
イデア:「船はどうやって作ったの?映像じゃなくて本物だよね? レオナ氏の魔法?」
ジャック:「え、魔法?」
ジャック:「違います。サバナクローの全員で、木材運んで作りました。」
イデア:「木材……って」
イデア:「え、この設備全部手作り!?」
ジャック:「はい。そうっすけど……なんか変なところでもありましたか?」
イデア:「いやいやこの規模、展示っていうよりもはや建築物じゃん。それを汗水垂らして手作りって……。」
イデア:「さすが体力おばけのサバナクロー。拙者は絶対にごめんですわ。」
レオナ:「おい、カイワレ大根。」
レオナ:「文句があるならもっとでけぇ声で言ってみろよ。」
イデア:「ななな、」
イデア:「なんでもないでござる……。」
ラギー:「このぐらい、ウチらにとっちゃあどーってことないッスよ。」
ラギー:「なにせ、マジフトの朝練で毎日鍛えてるんで。」
クロウリー:「日頃から鍛錬を欠かさないサバナクローならではの体力を存分に活かし……」
クロウリー:「子ども時代の憧れ、ロマンを見事具現化した素晴らしいハロウィーンですね。」
クロウリー:「次は図書館。飾り付けはイグニハイド寮担当です!」
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