【ストーリー】EPISODE 1-17 人気者なんだゾ!!

| - 人気者なんだゾ!! 注目カレッジ! |
登場人物
グリム、女性A、女性B、ゴーストA、B、ケイト、デュース、女性C、ゴーストC、男性B、男性C
テキスト全文
── オンボロ寮 ──
ガヤガヤ
グリム:「ん? 寮の前に人が集まってるんだゾ。」
グリム:「ウチの学校のヤツらじゃねぇな。ハロウィーンの客か?」
パタパタ
女性A:「きゃー!ゴースト、こっち見て!」
女性B:「ウィンクしてーー!」
ゴーストA:「いいよぉ〜?」
パチン!
女性A・B:「きゃ〜〜〜素敵!!」
ガヤガヤ
ケイト:「やっぱり騒ぎになってるね。」
デュース:「すごい人だかり……ダイヤモンド先輩の言った通りだ。」
グリム:「デュースとケイトじゃねえか。」
グリム:「どうしてオンボロ寮に人が集まってんのかオマエら知ってるのか?」
ケイト:「人が集まってきた理由は……」
ケイト:「コレだよ。」
グリム:「スマホ? マジカメの画面が映ってる……」
グリム:「なーんだオレ様が前にゴーストと撮った写真じゃねえか!」
グリム:「コレがどうかしたのか?」
ケイト:「写真の下見てみて? 「いいね」の数……つまりグリちゃんたちの写真を評価してくれた数のとこ。」
グリム:「「いいね」した人の数……」
グリム:「って、い、1万!!??」
グリム:「なんだこの数!ケイトのマジカメ、壊れてんだゾ!!」
ケイト:「珍しいゴーストがばっちり写ってたら話題になるに決まってるじゃん?」
ケイト:「しかもまさかのゴーストの自撮り! マジカメでも人気の猫付き! そして時期はハロウィーン!!」
ケイト:「バズらないわけがないよね〜。」
グリム:「オレ様猫じゃねー!」
グリム:「……っていうか、ゴーストの写真を見てるのは身内の5人って言ってたんだゾ。」
グリム:「なのにどうして、1万いいねももらえたんだ?」
デュース:「ゴーストの写真を偶然見つけた1人のユーザーが「いいね」をして……」
デュース:「その人のフォロワーがいいねをしてまたその人のフォロワーが……」
デュース:「と広がったらしい。」
ケイト:「ハロウィーンが近付くにつれてじわじわ人気に火がついてたみたいだけど……」
ケイト:「昨日有名マジカメグラマーに紹介されたのが決定打だったね。いいねの数が加速度的に増えてきてるよ。」
グリム:「ほあー……こんなにたくさんの人がオレ様の写真を……」
グリム:「……あ。オレ様ちょっと目を瞑(つむ)っちゃってるんだゾ。」
グリム:「本当はもっとシュッとしたイケメンなのに。」
グリム:「今すぐ、もっとオレ様がカッコいい写真と差し替えるんだゾ!」
ケイト:「もうたくさんの人が画像を保存してるだろうしネットにあげたことを取り消すのは無理だよ。」
ケイト:「SNSってのは、世界中に発信されるものだから……」
ケイト:「例えフォロワーが0人だったとしても全世界に見られてるって思わないと♪」
女性B:「あっ! あれってゴーストの写真に載ってた猫ちゃんじゃない?」
グリム:「あ?猫って……」
グリム:「オレ様のことか!?」
グリム:「オレ様は猫じゃねぇ。未来の大魔法士、グリム様なんだゾ!」
女性A:「しゃべった!猫じゃなくてモンスターだったんだね。」
女性C:「えぇ〜〜お帽子被ってる。ハロウィーンだから?」
女性A:「猫でもモンスターでもどっちでもいい!だって超可愛いもん〜。」
グリム:「可愛くねえッ!」
グリム:「オレ様はかっこいいんだゾ!」
きゃーーー!うんうん、かっこいい〜〜〜!!
ワイワイガヤガヤ
グリム:「み、みんながオレ様の周りに集まってくる……。」
グリム:「……オレ様、すげー人気者なんだゾ!!」
女性A:「ゴーストもモンスターもすごく可愛いね。」
女性B:「ゴーストってもっと暗くて、意地悪で怖い存在なのかと思ってた。」
女性C:「こんなに明るくて可愛いゴーストなら友だちになりたいかも!」
女性A:「わかるー! ゴースト超かわいい〜〜!」
ワイワイガヤガヤ
ゴーストC:「こんなにチヤホヤしてもらえるなんて……ゴーストになってよかったのう!」
ゴーストA:「ハロウィーンはなんて最高なんだぁ!」
グリム:「にゃっはー! オレ様めちゃくちゃ目立ってる!!もっとキャーキャー言うんだゾー!」
デュース:「ゴーストもグリムも、完全に調子にのってるな……。」
女性A:「ねえゴースト、写真撮らせてくれる?マジカメに載せてみんなに見せてあげたいんだ。」
女性A:「ハロウィーンだし、ゴーストの写真を載せたらきっとみんな喜ぶよ。」
男性B:「それに、正門を見た時にも思ったけど……」
男性B:「ナイトレイブンカレッジってとってもハロウィーン映えする場所だね。」
男性C:「たくさんマジカメにアップしよう!」
ワイワイ
デュース:「……でも、お客さんたちも楽しそうですね。」
デュース:「僕たちが作った『ハロウィーンウィーク』をあんなに喜んでくれてる。」
デュース:「よかったですね、ダイヤモンド先輩!」
ケイト:「んんー。そだね♪」
ケイト:「……このまま無事にすめばいいけどなぁ。」
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