【ストーリー】EPISODE 1-18 騒がしくてたまんねえ……

| - 騒がしくてたまんねえ…… 注目カレッジ! |
登場人物
レオナ、ラギー、男性A、女性B、女性C、カリム、男性C
テキスト全文
── 購買部前 ──
レオナ・ラギー:「これは……」
ワイワイ
男性A:「もうスタンプラリー、7つ全部終わった?」
女性B:「まだこれから!最初に『ミステリーショップ』を見ようと思って。」
女性C:「どこもすごく楽しいけど……お土産が買える『ミステリーショップ』も外せないよね!」
ワイワイガヤガヤ
レオナ:「なんだァ? この人混みは。」
ラギー:「購買部の周りに人だかりができてる。」
ラギー:「全員制服を着てない……」
ラギー:「もしかして『ハロウィーンウィーク』のお客さんッスかね。」
ラギー:「でも、それにしちゃあ多すぎる気が……。」
カリム:「あっ、レオナとラギーじゃねえか。」
カリム:「ハッピーハロウィーン!」
ラギー:「ハッピーハロウィーン、カリムくん。」
レオナ:「そういや購買部はスカラビアのスタンプラリー会場か。」
カリム:「おう! 今日の午後はオレがスタンプ係なんだ。もう少ししたら午前担当のヤツと交代。」
カリム:「お前らは一緒に買い物か?」
カリム:「仲良いな〜。」
レオナ:「んなわけねェだろ。」
ラギー:「そーそー。いつもはレオナさんの買い物だろうがなんだろうが、オレがパシられるんスけど……」
ラギー:「今日は、」
ラギー:「『ハロウィーンウィーク』で頑張ってるサバナクロー生に差し入れでも買ってやるか。」
ラギー:「……って、レオナさんが言うもんで!」
レオナ:「……。」
ラギー:「オレに任せようとするから引っ張り出してきたんッスよ。」
レオナ:「めんどくせえ……。」
ラギー:「差し入れぐらい自分で買えばいいじゃないッスか。あんま寝てばっかいると牛になりますよ。」
カリム:「差し入れか、そりゃいい! お前んところのジャック運営委員の活動をずーっと頑張ってたぜ。」
カリム:「寮長のレオナに労ってもらえたら絶対に喜ぶと思う!」
レオナ:「群れのモチベーションを維持するのもボスの役目だからなァ。」
レオナ:「飯の1つ2つで働くっつーんなら安いもんだ。どいつもこいつも単純で助かるぜ。」
ラギー:「シシシッ、素直じゃないッスねえ。」
ラギー:「……ま、オレはタダ飯便乗できればそれでいいッス。」
レオナ:「しかし……なんだあのミーアキャットの群れは。」
レオナ:「騒がしくて近寄りたくねえ。」
カリム:「全員『ハロウィーンウィーク』のお客さんらしいぜ。」
ラギー:「えっ、本当に!?」
ラギー:「どうみても今購買部には、ええっと……」
ラギー:「……数えきれないッスけどざっと100人以上いそうッスよ!?」
レオナ:「去年まではハロウィーンとはいえども行列まではできてなかっただろ。なにがあったんだ。」
カリム:「それがさ、オンボロ寮のゴーストの写真がマジカメで流行ったのをきっかけに……」
カリム:「ナイトレイブンカレッジのハロウィーン自体が今マジカメで話題になってるらしい。」
カリム:「あの人たちもみんなマジカメの写真を見て遊びに来たんじゃないかな。」
ラギー:「はー、なるほど。いわゆる「バズった」ってヤツッスか。」
レオナ:「んなことかよ。くだらねェ……。」
ワイワイ
男性A:「『ミステリーショップ限定ナイトレイブンカレッジワッフル』だってさ。思わず買っちゃった。」
女性B:「カラスの形してて可愛いよね!それに林檎ジャムがかかってて美味しい。」
男性C:「お店の中もコワ可愛いかったし、あとは……」
男性C:「狼男の仮装が、すっごくクオリティ高い!」
女性B:「それそれ!格好いいのに可愛くて、ちょっと怖くて、超素敵。」
男性A:「あ、あっちにも仮装の人がいるよ。」
カリム:「ん? オレか?」
男性A:「あの……撮影ってOKですか?」
カリム:「おう、いいぜ!」
カリム:「あ、よかったらみんなで一緒に撮るか?そのほうが後で見返した時にいい思い出になるだろ?」
男性A:「わあ、ありがとうございます!」
女性B:「はいポーズ!」
パシャ!
女性B:「リクエストなんですけど……狼男っぽいポーズとってもらってもいいですか?」
カリム:「わかった!」
カリム:「こうか?」
女性B:「わ〜かっこいい! 私も同じポーズとろう!」
パシャ!
パシャ!!
ワイワイ
ラギー:「店の前、カリムくんを中心にめちゃくちゃ盛り上がってきましたね。」
ラギー:「賑やかなハロウィーン……なんだか地元を思い出すなあ。」
レオナ:「騒がしくてたまんねえ……。」
男性C:「あっ、あっちにも狼男!」
ラギー:「え? カリムくんの他にスカラビア生なんていたかな。」
ラギー:「……?」
ラギー:「……もしかしてオレのことッスか!?」
男性C:「そうです。一緒に写真撮ってくださいっ。」
ラギー:「コレは仮装なんかじゃないッスよ。それにオレは狼じゃなくハイエナッス!」
カリム:「まあまあ、固いこと言うなよラギー。似たようなもんだろ?」
カリム:「一緒に写真撮ろうぜ!」
ラギー:「全然似てないし!」
ラギー:「しかも、観光客相手に0マドルでボランティアとかオレの主義に反する……」
ラギー:「あっ!」
ラギー:「マジカメ映えっていうならオレなんかよりもっといい被写体がいるッスよ〜。」
ラギー:「シシシッ。ガタイ良くて迫力があってなんと言っても由緒正しいお育ちの……」
ラギー:「ってあれっ!?レオナさんがいない!?」
レオナ:「くくっ……よかったなラギー、人気者じゃねえか。」
ラギー:「いつの間にそんな遠くに……」
ラギー:「置いていくなんてずるいッスよレオナさん!」
レオナ:「俺は必要なもん買って先行くぜ。お前はそこで思う存分ゆっくりしてろ。」
ラギー:「ちょっ、人と話すのが面倒だからってオレをおとりにしないでくださいよ!」
レオナ:「テメェこそ俺を餌にしようとしてただろうが。自業自得だ。」
レオナ:「じゃあな。」
レオナ:「ハッピーハロウィーン。」
カリム:「せっかくだし、オレもラギーと写真撮りたいな。あとでオレのスマホでも撮ってくれ。」
男性A:「がおーってポーズしてください!」
女性B:「2人でお店を背景に並んでもらっていいですか?」
男性C:「次は僕たちも写真撮らせてください!」
ラギー:「キ、キリがない……。」
ラギー:「待ってくれー!オレのタダ飯ーッ!」
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