【ストーリー】EPISODE 1-22 どういうことですかー!?

| - どういうことですかー!? 注目カレッジ! |
登場人物
サム、ヴィル、エペル、リリア、マレウス、ケイト、クロウリー、トレイン、男性A、男性B、女性C、クルーウェル、バルガス、イデア
テキスト全文
── 講堂 ──
サム:「学園長と、ハロウィーン運営委員会の小鬼ちゃんたちも、何人か来て欲しいんだけど……。」
ヴィル:「わかったわ。それじゃ、3年生はアタシについてきて。」
ヴィル:「もうすぐ10時。一般来場が始まるわ。1、2年生はスタンプラリー会場へ向かいなさい。」
ヴィル:「くれぐれもお客様に失礼がないように。」
エペル:「はい! 任せてください。」
リリア:「それにしても、困ったこととはなんじゃろうな?」
マレウス:「この僕を顎で使おうとは……。」
ヴィル:「運営委員なんだから、トラブル対応は当然でしょう。」
ケイト:「うーん。まあこれだけの大盛況だしトラブルの1つや2つ覚悟しないといけないかもね。」
クロウリー:「そう心配なさらずとも、学園長である私が冷静に対応して解決しますよ。」
クロウリー:「ははは! ハッピーハロウィーン!!」
── メインストリート ──
クロウリー:「こ、これはどういうことですかー!?」
トレイン:「そこの君!今すぐ林檎の木から降りなさい!」
男性A:「オッケー、オッケー!用がすんだらすぐ降りまーすっ。」
男性B:「すぐすみますよ~。木の上にいるアイツうちの地元じゃ名の知れた木登り名人っすから!」
男性B:「……ま、今オレが認定したんすけどねーっ。たはーっ!」
ヴィル:「ハロウィーンのゲストが林檎の木によじ登っているわ……。」
マレウス:「下にいる者たちも、止める気はないようだな。」
サム:「俺たちが気付いたときにはもうあの状態だったんだ。」
クロウリー:「で、でも一体なんのために木登りを!?」
男性B:「今オレのダチが、学校のエモな写真撮るんで!楽しみにしてて~フッフゥ~!」
クロウリー:「写真?」
女性C:「そそ! グレート・セブンを見下ろした写真が撮れたら超イケてると思うんですよ~!」
ケイト:「なるほど。そーゆーワケね……。」
クルーウェル:「林檎はナイトレイブンカレッジの校木。手荒に扱うのはよしてもらおう。」
バルガス:「そんなに貧弱な上腕筋と握力で木登りなど無謀すぎる! いつ落ちるかわからんぞ!」
男性A:「え……ちょ、なんかすげー真剣ムードなんですけど……。」
……。
…………。
さっすがナイトレイブンカレッジの先生~~!ヒュ~~~~~~~!
パチパチパチパチ
トレイン:「な、なんだ……!?なぜ拍手をする。」
女性C:「超親切~!やばい、私感動しちゃった。泣いちゃうかも。」
男性A:「林檎と俺の心配してくれた感じ!?ヨッ! 教師の鑑(かがみ)!」
男性B:「っしゃぁ~。んじゃ優しい先生たちのためにも……」
男性B:「パーフェクトな写真撮ってパーフェクトな宣伝しまーす!」
!?
トレイン:「そうではなく、木から降りろと言っているんだ!」
男性B:「あ、さっきの超泣ける話だったんで、センセーの写真撮ってマジカメにアップしていいっすか?」
パシャ!
男性B:「「#NRCサイコー! #優しい先生に感謝 #林檎も大切に♡ #最高のハロウィーン」……投稿!」
女性C:「センセ、超盛れてる~!ワンチャンバズりも有るかも!?」
女性C:「っていうか後ろにいる仮装の人たちもエモじゃない?」
男性B:「わかり~! ワンチャンツーショいいすか?マジカメにアップしてぇ!」
パシャ!
ワイワイガヤガヤ
リリア:「すごいテンションじゃな。悪童に恐れられるトレインですらたじろいでおる。」
イデア:「絶ッ…………………………………………………………」
イデア:「対に拙者に話しかけないでほしいタイプのパリピ。」
トレイン:「ま、全く話が通じない……。周りに迷惑をかけているという認識がないのか?」
トレイン:「このように自己中心的な者たちは見たことがない。モンスターのほうが、まだ話が通じるぞ!」
ケイト:「なるほど、「モンスター」か。さっすが文系教科担当のトレイン先生。いい例え!」
ケイト:「楽しい写真をマジカメにアップすることしか頭にない人たちだから……」
ケイト:「タグをつけるなら「#マジカメモンスター」ってとこかな。」
ヴィル:「なかなか適切なタグ付けね、ケイト。」
クルーウェル:「なにが「#マジカメモンスター」だ。」
クルーウェル:「目の前にある餌のことしか考えられないとは駄犬どころか飢えた野良犬だな。」
クルーウェル:「俺が躾け直してやろう。」
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