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【ストーリー】EPISODE 2-2 もう止められない

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最終更新者: novira

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もう止められない
暴走モンスター!

登場人物

デュース、エース、ケイト、トレイ、リドル


テキスト全文

── 植物園 ──


デュース:「なんとか怪我をさせずに、ゲストを追い払いましたね。」

エース:「はあ、やっと迷惑な客がいなくなった。どうなることかと思ったわ……。」

ケイト:「一体なにがあったの?」

トレイ:「それが……。」

リドル:「奴らが、植物園の花壇で育てている大切な魔法植物をもぎ取っていたんだ!」

リドル:「「花が綺麗だから、髪に飾って自撮りをマジカメにアップする」なんてくだらない理由で……」

リドル:「魔法薬を作るための貴重な植物をいったいなんだと考えているんだろう。」

リドル:「それに……」

リドル:「ハートの女王の法律第228条『水曜日に庭の花を摘んではならない』」

リドル:「……これは重大な法律違反だよ!」

エース:「確かに、勝手に花を摘むなんて常識的に考えてなしっすけど……」

エース:「寮長も言い方がよくないんですって。ハートの女王の法律なんて一般人は知らないっすよ。」

リドル:「なんだって!?」

リドル:「ハートの女王は偉大なるグレート・セブンの1人だよ。」

リドル:「810条すべてと言わずとも、一般常識として100条ぐらいは覚えておくべきだ!!」

ケイト:「う、うーん……。」

デュース:「僕もまだ100条まで覚えてないです……。」

エース:「ま、寮長がこの調子なもんで……」

エース:「お客さんたちが面白がって、寮長がキレてさらにそれがウケて……って泥沼状態。」

トレイ:「ゲストが相手ということもあってずいぶん辛抱はしていたよな。」

トレイ:「ただその……真面目なリドルと話を聞かないお客さんの、相性が悪すぎて……。」

ケイト:「なるほどね……。大変だったね、リドルくん。」

リドル:「……すまない。迷惑をかけたね。みんなも、止めてくれて感謝するよ。」

デュース:「それにしてもあいつら一体なにを考えていたんだろう。」

デュース:「ダイヤモンド先輩、なにか知ってますか?それに防犯システムって……?」

ケイト:「実はねえ、さっき先生たちとお客さんが……。」

デュース:「なるほど……マジカメのことしか考えていない『マジカメモンスター』か。」

リドル:「言い得て妙な名前だね。他の寮でもすぐにその呼び方が広まるだろう。」

エース:「あの怖~い先生たちがみんなで注意しても言うことを聞かない奴らがいるとはねー。」

リドル:「こんなの想定外だ。先生方もさぞ慌てただろうね。」

ケイト:「いやあー……」

ケイト:「後出しっぽくなっちゃうけどさ、オレはこうなるんじゃないかなーって思ってたよ。」


え?


ケイト:「いいねをもらうためには手段を問わないマジカメグラマーって、結構いるんだよ。」

ケイト:「ナイトレイブンカレッジはハロウィーンの映える写真が撮れる場所として有名になったから……」

ケイト:「そういう問題アリなマジカメグラマーもお客さんの中には当然混ざってると思う。」

デュース:「そ、そんな……いいねのためなら人に迷惑をかけてもかまわないってことですか!?」

ケイト:「自分の「楽しい!」を求めるのに必死で人に迷惑かけてるとも思ってないんじゃないかな♪」

ケイト:「不便な交通の壁を乗り越えて、わざわざナイトレイブンカレッジまで来てるわけでしょ?」

ケイト:「楽しんでやろう! っていう気合の入り方が違うよねー。」

デュース:「そ、そんな……。」

ケイト:「しかも厄介なのはー……」

ケイト:「一度バズった情報は、もう止められないってとこ!」

ケイト:「もちろん、純粋に「ハロウィーンを楽しみたい」ってお客さんがほとんどだとは思うけど……」

ケイト:「これからは良いお客さんだけじゃなくマジカメモンスターも増える一方だろうね。」

リドル:「もしかして、今頃他の寮も……?」

ケイト:「うん……。」

ケイト:「大変なことになってるんじゃないかなぁ……。」


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