【ストーリー】EPISODE 2-12 全然へっちゃらだよ

| - 全然へっちゃらだよ 俺は忠告したぜ? |
登場人物
イデア、オルト、イグニハイド寮生A、イグニハイド寮生B、イグニハイド寮生C
テキスト全文
── 図書室‐エントランスホール ──
イデア:「……お客さん、みんないなくなったよね?」
イデア:「オルトも止められたしなんとかビーム発射は防げたけど……。」
オルト:「兄さん、なんでアイツらを追い払っちゃったの?」
オルト:「あともうちょっとで悪い奴らをやっつけられるところだったのに!」
イデア:「やっつけたら駄目なんだって!」
イデア:「オルトがあんなに怒るなんて……一体なにがあったの?」
オルト:「これを見てよ!」
イデア:「これって……図書館の本?」
イデア:「うわっ、濡れてるしベタベタしてる!」
イデア:「甘い匂い……もしかして、ジュースで濡れてる?」
オルト:「さっきのお客さんたちが、図書館内でジュースを飲んでお菓子を食べてたんだ。」
オルト:「「栄養補給なら外でお願いします」」
オルト:「って言ったんだけど、聞いてくれなくて……」
オルト:「それどころか「ロボの仮装可愛い~!」」
オルト:「って僕を囲んでツンツンし始めたんだ!」
イデア:「はあ!? ツンツン!?な、なんて失礼な奴らだ!」
オルト:「「君、近所の子?」「ワッフル食べる?」」
オルト:「って口腔パーツに食べ物を無理やり入れようとして……」
オルト:「異物が入り込むと故障の原因になっちゃうよ。」
オルト:「「やめて」って揉み合ってるうちにジュースの缶が倒れちゃって……。」
オルト:「……大切な図書館の本を汚して、ごめんなさい。」
イデア:「そ、そうだったのか。」
イデア:「確かに注意を聞かずに、図書館で飲み食いするのは許せませんな。」
イデア:「でも、一般人にビームを出そうとするのは……世間的にはもっと許されないっていうか……。」
イグニハイド寮生A:「寮長! 彼らは図書館のテーブルを占拠してずっと大きな声でおしゃべりをしていました。」
イグニハイド寮生A:「プロジェクションマッピングを楽しみに待っていたお客さんたちは、とても迷惑そうにしてた!」
イグニハイド寮生B:「ああ。図書館で大声を出して飲食なんて常識がなさすぎる。オルトが怒るのも当然です!」
イグニハイド寮生B:「それに……。」
イデア:「それに?」
イグニハイド寮生C:「「うわ。さすが名門ナイトレイブンカレッジだわ。みんな超頭良さそー! スゲー!」」
イグニハイド寮生C:「「ちょちょ、お兄さん。俺らになんかタメになること教えてよ」」
イグニハイド寮生C:「「……しっ! なんか言ってるよ。みんなこの人にちゅうもーく!」」
イグニハイド寮生C:「……って絡まれてしまったんです。」
イデア:「つ、つら~~~~~~~~~!」
イデア:「陽キャにやられたら一番嫌なやつ! 頼む、1人が好きな人間のことは放っておいてェ!」
イグニハイド寮生B:「いくら逃げても」
イグニハイド寮生B:「「今なんか言った?」「ナイトレイブンカレッジのこともっと教えて」」
イグニハイド寮生B:「「マジカメやってる? ID交換しよう」「うちらもう友だちじゃん!」」
イグニハイド寮生B:「と言って追いかけられました。」
イグニハイド寮生A:「俺たちが無理やり絡まれていたから、オルトはマジカメモンスターを排除しようとしたんです。」
イグニハイド寮生B:「「これ以上大切なハロウィーンを妨害するなら容赦しない」と、事前にビープ音も発していました。」
イグニハイド寮生C:「オルトは、寮を守るという務めを果たそうとしただけなんです。」
イデア:「そ……」
イデア:「そうだったのか~~~~!」
イデア:「オルトは本当にいい子だ。みんなのために頑張ってくれてありがとう。」
オルト:「ううん。全然へっちゃらだよ。だって……」
オルト:「みんなで楽しいハロウィーンを過ごすためだもん!」
オルト……!
オルト:「さっきは充填に手間取っちゃったけど……」
オルト:「次はすぐにビームを発射できるように常に魔導エネルギーフル充填状態にしておくね!」
それはやりすぎ!
イデア:「お、お客さんに魔導ビームを放ったら僕もオルトもどんな処分を受けるかわからない。」
イデア:「オルトよりも早くマジカメモンスターを見つけて」
イデア:「こっそり追い出さないと!」
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