【ストーリー】EPISODE 2-14 黙っていていいのか!

| - 黙っていていいのか! 俺は忠告したぜ? |
登場人物
リリア、マレウス、シルバー、セベク、ディアソムニア寮生A、ディアソムニア寮生B、ディアソムニア寮生C、グリム、ゴーストA、ゴーストB、男性A
テキスト全文
── オンボロ寮 ──
リリア:「ふう。なんとか人間たちを追い払ったか。」
マレウス:「離せリリア。……奴らを消し炭にしなくては!!」
リリア:「こら、落ち着かんかマレウス。短気は損気じゃぞ。」
マレウス:「落ち着け、だと?」
マレウス:「忠告を無視され、無礼な真似をされたあげくもの扱いされ……それでも許せと言うのか?」
シルバー:「……改めて言葉にすると非常にひどいことをされていますね。」
リリア:「マジカメモンスターたちは、珍しいものや綺麗なもの、価値のあるものを撮りたがる。」
リリア:「だからといって……」
リリア:「「茨の谷の王子マレウス・ドラコニア」まで撮りたがる、命知らずとは思わなんだ!」
セベク:「リリア様。あのような人間に心を砕く必要はございません!」
ディアソムニア寮生A:「そうです!ジグボルトの言う通りだ。」
ディアソムニア寮生B:「寮長に無礼を働くばかりか俺たちの忠告を無視してやりたい放題……。」
ディアソムニア寮生C:「ディアソムニア寮を侮ればどうなるかあの無礼者たちに身の程を思い知らせるべきです!」
リリア:「おおー。みんなぷりっぷりに怒っとるのう。」
リリア:「シルバー。わしとマレウスが来る前になにがあったのじゃ。」
シルバー:「……彼らは、オンボロ寮の中に入ろうとしたのです。」
リリア:「なに? 寮の中に?それはいかんな。」
リリア:「飾り付けに庭を使わせてもらってはいるがあそこはユウたちの住まいじゃ。」
リリア:「勝手に入られては迷惑じゃろう。マジカメモンスターたちはそれを知らなんだか?」
シルバー:「俺もそう思い「民家につき建物への立ち入り禁止」の看板を立てたのですが……」
シルバー:「「こんなボロ屋敷に人が住んでいるはずなどない!」と言われ、無視されてしまいました。」
シルバー:「それどころか……。」
???:「ふな~~~~~~~~~~~~~!」
シルバー:「ああ、まただ……。」
リリア:「んん? この悲鳴は……オンボロ寮の中からか?」
グリム:「オレ様の寮に勝手に入ってくんじゃね~~~~~~~~~~~!」
ゴーストA:「ひいい~~~~!もう写真は勘弁しておくれ~~~~~~~~!!」
ゴーストB:「ゴーストにだってプライバシーはあるんだよぉ~~~~~~!」
男性A:「待って~~~!写真撮らせて~~~!!」
ドタドタ……
グリム:「オイ、ユウ、捕まえて追い出してやれ!……この大事な時に転んでる場合じゃねーんだゾ!?」
グリム:「ぐぬぬ……オレ様たちの寮から出てけ~~~~っ!」
シルバー:「……現在マジカメで、オンボロ寮はゴーストスポットとして有名になっているそうです。」
シルバー:「「ゴーストの写真を撮らなければナイトレイブンカレッジに来た意味がない」と客人は絶えず……」
シルバー:「追い払っても、追い払っても、きりがありません。」
リリア:「他人の家に勝手に入るとは無礼なことをする輩がいるものよ。」
リリア:「色々な人間を見てきたわしもこれには驚きじゃ!」
マレウス:「……。」
リリア:「……ん?うかぬ顔じゃな、マレウス。どうかしたか?」
マレウス:「……オンボロ寮をディアソムニアのスタンプラリー会場に選んだのは、僕だ。」
マレウス:「だからこの騒ぎは、全て僕の責任といえるだろう。」
マレウス:「あの人間に、ハロウィーンを楽しんでもらおうと思っていたのだが……」
マレウス:「こんな騒動に巻き込んでしまうことになるとは。」
リリア:「マレウス……。」
セベク:「マレウス様を悲しませるとは……許すまじ、マジカメモンスター!」
セベク:「お前たち! 自分たちの長がこのように侮辱されて黙っていていいのか!」
ディアソムニア寮生A:「いいや許せない!寮長の名誉を守るぞ!」
ディアソムニア寮生B:「このままではディアソムニアの……いや、ナイトレイブンカレッジの名折れ!」
セベク:「マジカメモンスターに粛清を!」
粛清を!!
マレウス:「お前たちにそこまでしろとは言っていないんだが……。」
シルバー:「このままでは収拾がつきません。」
リリア:「こりゃ、なかなか笑っていられない事態になってきたのう。」
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