レニウスのプロフィール
レニウス | |
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プロフィール
性別 | タイプ | 種族 |
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男性 | ソーサラー | 人間 |
英装 | 魔士 |
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職業 | 魔士 |
武器 | 素手 |
出身 | 不明 |
誕生日 | 1月11日 | 年齢 | 不明 |
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身長 | 178cm | 体重 | 65kg |
3サイズ | 86/74/84 |
趣味 | 読書、お菓子作り |
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特技 | 読書をしながら他のことが出来る |
癖 | 遠くをみつめる |
長所 | いつも沈着冷静で用意周到 |
短所 | 自分のことについては危機感に欠ける |
エピソード
英雄アデルとともに破神ログシウスに立ち向かったとされる魔導師。
アデルとともにグランゼリアにやって来たとされるレニウスは、卓越した魔導の才を持ち、アデルの打倒破神の旅に同行して、彼を支え続けた。
レニウスの魔導師としての力量は凄まじく、破神勢力の魔獣、神兵を幾度となく、こともなげに葬っており、多くの英雄、魔導師、賢者が活躍した破神大戦の中でも、その魔導の知識、技量は飛び抜けたものだったという。
それ故に、戦闘能力だけならばアデルにも勝るとも劣らないのではないか、とすら言われている。
ちなみに現存する資料の中には、レニウスのことを“魔士”と伝えているものもあるが、その言葉の正確な意味などは不明である。
ただ、研究者の間では“魔術、魔導をこれまでにないほどの高いレベルで体現した人物”としての尊称なのではないかと推測されている。
レニウスとアデルの2人は同じ世界の住人というだけでなく、幼い頃からの親友だったとされている。
少年時代より、よく力比べをしていたという2人は互いに技を磨き合う間柄であった。
その頃よりアデルはすでに将来グランゼリアを救う“英雄”となる片鱗を見せており、とても少年とは思えない超人的な戦い方をしたという。
だが、少年らしからぬ力を見せていたのはアデルだけではなくレニウスの方も同様であり、力比べ自体はレニウスが魔導の力によって勝利することの方が多かったとされる。
魔導の力でやり込められた時ばかりは、少年アデルも年相応の表情で悔しがったらしい。
そういった鍛錬を重ねた日々は、2人の絆を大いに深めていったと言われている。
グランゼリアを訪れて以降のレニウスは、アデルに同行していることが多く、単独行動を行うことは少なかったとされる。
ただ、いくつかの場所では彼が単身で揉め事などに対処し、その能力を遺憾なく発揮している。
モルダナ大陸北部のある村を通りがかったレニウスは、村に駐屯していた兵士より助力を請われた。
破神勢力が跋扈したことから自然環境が変化して、村近くの火山が活性化。火山から吹き出た溶岩が村に押し寄せていたが、村人たちの避難はまだ済んでいなかった。
そこで、溶岩の進行を魔術で遅らせ、避難完了までの時間稼ぎをしてほしい、とのことであった。
それを聞いたレニウスは少しだけ困った顔をした。
「うーん、参ったなあ。このままだとアデルとの待ち合わせに遅れそうなんだよね。
…うん、そうだ。時間稼ぎなんかじゃなくて、溶岩を完全に止めちゃおうか」
言うが早いか、レニウスはすぐに溶岩が流れている火口付近に瞬間移動し、数秒ほど呪文を詠唱する。
すると、溶岩の勢いを弱めるかのように地形が突如隆起。続けて空中で爆発が起き、その衝撃で近くの大岩が溶岩を抑え込むかのように転がり落ちる。
さらにその直後、突如気候が大きく変化し、凄まじい風雨が巻き起こり、溶岩はたちまちのうちに冷やされて固まっていった。
「ふう…まあ、こんなもんかな」
事もなくそう呟いたレニウスは、彼の魔術の凄まじさに唖然としている村の兵士たちに事後処理を任せて、そのまますぐにアデルとの待ち合わせ場所に向かっていったという。
アデルにとって、レニウスは深く信頼できる幼馴染であり親友でもあったが、それと同じほどに特別な存在だったのは、巫女セラだとされている。
後に作られる破神大戦を舞台にした英雄譚、創作物などでも、アデルとレニウス、セラの3人を特別扱いしたものは多く、中にはこの3人の人間関係を軸にした物語もあるほどである。
ただ、破神大戦期のアデルたちの言動、旅の軌跡を記した資料などを鑑みると、レニウスとセラではアデルに対する態度や接し方に、若干の違いがあることがうかがえる。
レニウスは、アデルの人々を救いたいという願いを察して、頼まれるよりも早く行動して彼の望みを叶えることが多かった。
それに対してセラは、自身がグランゼリア出身だったこともあり、人々がアデルに頼りすぎることを憂慮し、彼に対して無原則に人を救うことを諫めていたとされている。
ただし、レニウスとセラは対立などはしておらず、アデルとセラが恋仲だと分かった時には、レニウスは祝福していたほどであったという。
破神に立ち向かった名のある者たちは、強大な力を持つがゆえに謎を抱える者も少なくなく、レニウスもその例に漏れず、言動などには不可解な部分も多い。
ただ、セラとは別の意味でアデルを理解し、彼のことを第一に考え、行動していた人物であったことは確かであろう。
なお、破神大戦後の彼の動向については不明とされているが、数年前に十賢臣の1人が彼の名とともに悪態をついているのを聞いた者がいるという話も、わずかながら流れている。
真偽のほどは定かではないが、過去にも似たような噂が出たこともあり、それだけ彼の存在に神秘性があるということだろう。