アーティのメモリー
プロフィール
アーティ | |||
---|---|---|---|
身長 | 136cm | 体重 | 33kg |
血液型 | AB型 | 誕生日 | 11月8日 |
ラメント | Never Ends | ||
Song by | EMA | ||
CV | 小原好美 | ||
魔力を込めた強力な武器が作れる鍛冶師。人と話すのが苦手で、内気な性格。唯一「相棒」のリシェスには心を開いているが、反面依存している部分もある。平和を願って生み出した武器が多くの犠牲を生んだ事に責任を感じ、強い罪悪感を抱いている。 |
メモリ一
1話
私が作る武器には不思議な力が宿る。
決して折れず、決して錆びず……
持ち主を勝利に導く魔法の武器。
昔はそれを気味悪く思う人もいて、よく店を追い出された。
親方くらいだった。私の面倒を見てくれたのは。
その親方も随分と前に病で死んでしまったけど。
せめて親方から受け継いだ店だけでも守らないと。
それに、強い武器があれば人は死なない……
もう泣く人はいなくなる。
だから私は武器を作り続けた。
強い武器を、持ち主を生かす――魔法のような武器を。
2話
ある日、街でこんな話を聞いた。
自国の軍隊が敵の魔女部隊に壊滅させられたって。
なんでも魔女の張るシールドに阻まれて、こっちの攻撃が一切通じなかったとか。
私の武器も魔力を込めているけど、シールドを壊す事はできなかったそうだ。
魔女部隊の侵攻は早く、この街もいつか……
なんとかしないと。
魔女で鍛冶師の私にしかできない事、ある筈。
そうだ、武器に込める魔力を上げてみよう。
いつもは強度を上げる程度だったけど、それだけじゃ足りない。
もっと大量の魔力を込めないと。
時間はかかるけどやってみせる。
それから私はひたすら魔力を込め続けた。
魔女部隊に対抗し、この街に住むたくさんの人の命を守るために。
――敵を壊滅させる力を生むために。
3話
そうして試行錯誤の果て、それは完成した。
魔女部隊のシールドを突破するために極限まで魔力を注いだ魔法の剣。
その威力は一振りで100の兵士を壊滅させる程。
まさに力の象徴。
この威力を目の当たりにしたら戦意が挫け、戦争なんて一瞬で終わる。
その時の私はこの手がとても誇らしく思えた。
みんなを守る武器を生んだこの手が。
それから魔女部隊が攻めてきて、軍が私の剣を使った。そして――惨劇は起きた。
一振りで敵部隊は壊滅。戦場は魔女の残骸で溢れた。中には小さな女の子もいて……
私はなんてものを……あんなの武器じゃない。
ただの殺戮兵器だ。
その時、私は初めて理解した。
戦争を終わらせる意味と、自分が何をしてしまったのか。
――この手がとても汚れて見えた。
4話
私は武器を作るのをやめた。
命を守るために作った武器が大勢の命を奪った。
それも、あんな姿にっ……
何を勘違いしていたんだ。
武器は所詮、人殺しの道具に過ぎないっていうのに。
そんな時だった。
死の商人に、リシェスに出会ったのは。
大勢の人の命を守るために力を貸してほしいと、
彼女は私に手を差し出してきた。
だけど私はその手を振り払い、そして突き放すように言った。
「拒否。私の作った武器で大勢死んだ。それもあんな惨い姿で……っそんな私に守れるものなんて……」
だけど、その時、リシェスが私の手を掴んで言った。
この手に救われた命があると知ってもかって。
5話
私の武器が命を救った?
そんなわけ……だって私は……
その時、リシェスが古い剣を取り出した。
覚えている。それはかつて私が鍛えたもの。
決して折れず、持ち主を勝利に導く、魔法の剣。
守る事だけを考えて打った剣だ。
「この剣のおかげでみんな死なずにすんだ。これがその証拠だ」
リシェスは私に手紙を差し出した。
それは色んな人達からの感謝の手紙だった。
これを渡すためにリシェスはずっと私を探していたという。
あぁそうだ。私は守るために武器を作っていた。
滅ぼすためじゃない。
なのに私は敵部隊の脅威に怯えて、命を奪う武器を作ってしまった。
もう間違えない。
今度こそ命を守るための武器を作ろう。
あの頃みたいに、持ち主を生かすためだけの魔法の武器を。
6話
「お前の武器を持つに相応しいか私が見極める。だからお前は武器を作り続けろ。守るための武器を」
そう言ってリシェスは私の専属の商人になってくれた。
私の守るための武器を必要としている人達はたくさんいる。
その人達の元にリシェスが届ける。
中には倒すための武器を必要としている人もいるけど、そういう人から私を隠し、リシェスはずっと傍で私を守ってくれた。
私の事、相棒って呼んでくれたりも。
でも私はリシェスの相棒を名乗るにはまだ頼りない。
この手が汚れて見えるうちはまだ……
もっとたくさんの人を助けないと。
その時にはなれるかな? リシェスの相棒に。
だけどやっぱり私の手は悲劇しか生まないらしい。
ある噂を耳にした。
魔女部隊を滅ぼした『あの剣』が暴走して魔剣となり、近づく者を無差別に攻撃しているって。
7話
あの魔剣は長い時間をかけて魔力を込めた。
きっと魔力が暴走しているんだ。
止めるには壊すしかない。
だけどあの魔剣に対抗するにはそれを上回る魔力がいる。
それほどの魔力量、私には……
だけどやらないと。
それが生み出した者の責任。
その結果、私の生命力が尽きたとしても。
その時だった。
震える手に、力強い手が重なった。
「それなら私の力も使ってくれ、相棒」
リシェス、どうして……
戸惑う私に、リシェスは出会った時と同じ明るい笑顔で言った。
「私達は相棒。罪も痛みも、全て二人で分け合おう。だから一人で背負うな」
本当は巻き込んじゃいけないって分かっている。
これは私の罪。
だけど私はその手を振り払えなかった。
うん、そうだよね。
私が作り、リシェスが届ける。それが私達なんだ。
今度こそ守るための武器を作ろう。
リシェスが、相棒が信じてくれたこの手で。
第1話
我打造的武器帶有不可思議的力量。
絕不會斷,絕不生鏽……
能帶領持有者邁向勝利的魔法武器。
有些人覺得這種東西噁心,
所以我以前總是被趕出店鋪。
願意關照我的人,大概只有師傅了。
不過師傅也老早就病死了。
我至少要守住師傅留下來的店鋪。
而且,只要有强大的武器人就不會死……
就不會再有人哭。
所以我一直打造武器。
打造强大的武器,
能讓持有者活下來的——魔法般的武器。
第2話
有一天,我在街上聽到了一條消息。
敵人的部隊裡有魔女在,
導致我方的軍隊傷亡慘重。
據說所有的攻擊都被魔女們的護盾化解,
一點效果都沒有。
雖然我的武器也帶有魔力,
但是沒能擊破那些魔女的護盾。
那支部隊攻勢迅猛,這裡遲早也會……
我必須做點什麼。
我既是魔女又是鐵匠,一定會有我才能幫的忙。
對了,試著往武器裡注入更多的魔力好了。
平常只是用來提高武器強度而已,但是那樣不夠。
必須注入更多的魔力。
雖然會很花時間,但我一定要成功。
之後我就開始不停地往武器中灌輸魔力。
為了對抗那支部隊,為了保護住在這裡的人們。
——為了打造能毀滅敵人的力量。
第3話
經過多番嘗試,我完成了那把武器。
一把用來突破魔女的護盾,
灌注的魔力量達到極限的魔法劍。
其威力之大,只要一擊就能擊潰上百名士兵。
這簡直就是力量的象徵。
親眼目睹這樣的威力會讓軍隊士氣崩潰,
戰爭會在一瞬間結束。
當時我對自己這雙手感到非常驕傲,
因為它們成功打造出保護大家的武器。
不久後那支部隊打了過來,軍隊用我的劍迎敵。
然後——慘劇發生了。
僅僅一揮敵軍就徹底潰敗了。
戰場上堆滿了魔女的殘骸。
其中還有很小的女孩子……
我到底做了什麼……那種東西根本不是武器,
而是純粹的殺戮工具。
直到那一刻,我才終於明白。
明白了「終結戰爭」的含義,
還有自己幹了什麼好事。
這雙手——已變得骯髒無比。
第4話
我不再打造武器了。
為了保護生命而打造的武器奪走了那麼多生命。
而且,死狀還那麼……
我的想法一直都是錯的。
武器說到底,只不過是殺人的工具。
就在那時,我遇見了「死亡商人」麗瑟絲。
她向我伸出手,說她想保護無辜的民眾,
希望能借助我的力量。
但我甩開她的手,冷冷地說:
「拒絕。我做的武器害死了很多人。
而且死狀都慘不忍睹……我沒資格保護別人……」
但是,當時麗瑟絲握住我的手說:
「哪怕有人曾因這雙手獲救,
也不能改變妳的想法嗎?」
第5話
我的武器救了人?
怎麼會……可是我……
這時,麗瑟絲拿出了一把舊劍。
我認得,那是我以前鍛造的劍。
絕不會斷,能夠帶領持有者邁向勝利的魔法劍。
是我一心想著保護他人打造出來的劍。
「多虧了這把劍,大家才能活下來。
這些就是證明。」
麗瑟絲遞給我一沓信。
那是許多人寫給我的感謝信。
麗瑟絲說她一直找我,
就是為了把這些信交到我手裡。
啊……對啊。我打造武器的目的是為了守護生命,
而不是製造死亡。
但我卻因為害怕來自敵軍的威脅,
弄出了一把用來殺人的武器。
我不會再犯錯了。
這次我要打造守護生命的武器。
就跟從前一樣,
打造能讓持有者活下來的魔法武器。
第6話
「買家夠不夠格擁有妳的武器,就由我來把關。
所以妳繼續打造武器吧!
做出更多保護別人的武器。」
說完後,麗瑟絲主動成為了我的專屬商人。
有許多人需要我的武器來保護自己。
麗瑟絲會把我的武器送到他們手中。
也有些人想找我打造殺人的武器,
但麗瑟絲不會讓他們找到我。
她一直在我身邊保護著我。
有的時候,她還會叫我搭檔。
但我還沒有資格自稱麗瑟絲的搭檔。
因為這雙手還沾滿血腥……
我必須救更多人。
到時候,我有沒有資格,成為麗瑟絲的搭檔呢?
只不過,我的雙手好像只會創造悲劇。
我聽到一個傳聞。
據說當時造成慘劇的「那把劍」失去控制,
變成魔劍不分敵我地攻擊所有靠近的人。
第7話
那把魔劍經過長時間的魔力灌注,
一定是魔力失去了控制。
想要阻止它,就只能摧毀它。
但是要跟那把魔劍抗衡,就需要比它更多的魔力。
我的魔力不夠……但我必須去做。
這是製造者的責任。
就算會耗盡我的生命,也在所不惜。
就在這個時候,一雙溫暖有力的手,
堅定地按住我顫抖的雙手。
「那就把我的力量拿去用吧,好搭檔。」
麗瑟絲,為什麼……
麗瑟絲露出與初次見面時相同的爽朗笑容,
對困惑的我說:
「我們是好搭檔,罪過也好痛苦也罷,
都要兩個人一起分擔。所以不許妳一個人硬扛。」
我知道自己其實不該把她牽扯進來。
這是我的罪過,但我卻無法甩開她的手。
嗯,說的沒錯。
我負責打造,麗瑟絲負責運送。我們合作無間。
這一次,我會打造出守護生命的武器。
用我的搭檔——麗瑟絲最信任的這雙手。
Chapter 1
Mysterious powers dwell
in the weapons I create.
They’re magical weapons that never break,
never rust...and guide their owners to victory.
Years ago, some people
were afraid of my weapons,
and they often chased me
out of their shops.
Master was the only one
nice enough to take care of me.
He died from a disease
a long time ago, though.
Now that I’ve taken over Master’s shop,
at the very least, I’ve got to protect it.
Not only that, but if people
have strong weapons,
there’ll be no more deaths...
and no more crying.
That’s why I kept creating weapons.
Ones that were strong.
Ones that would keep
their owners alive...like magic.
Chapter 2
One day, there was talk in town about
how our country’s military had been
decimated by an enemy witch squadron.
The witches formed shields
that deflected everything away,
preventing any of our attacks
from getting through.
My weapons are augmented with magic power,
but apparently they were useless
against those shields.
That witch squadron’s quickly
invading the land,
and before long,
they’ll be at our doorstep...
I’ve got to do something.
I’m a witch and a blacksmith,
so there must be something only I can do.
That’s it—I’ll try increasing the magic power
I augment my weapons with.
Their usual amplified strength
just won’t cut it anymore.
I’ve got to use an even greater
amount of magic power.
It’ll take time, but I will get it done.
Since then, I tenaciously focused
magic power into my weapons.
To fight against the witch squadron.
To protect as many of
the townsfolk as possible.
...And, to create a power
that’ll decimate the enemy.
Chapter 3
After a great deal of trial and error,
it was finally complete.
By pouring every ounce
of my magic power into it,
I created a weapon that could
break through those witches’ shields—
a magic sword.
It had the might capable of annihilating
100 soldiers in a single swing.
It was a true symbol of power.
Its might will crush the spirits
of anyone who lays eyes on it,
and wars will end in an instant.
Back then, I felt so proud of these hands.
These hands that created a weapon
that would protect everyone.
When the witch squadron finally came
and attacked us, the army used my sword.
Then...tragedy struck.
A single swing decimated the witch squadron.
The battlefield was littered with
what remained of the witches...
and among them, a little girl...
What... What in the world did I...?
That isn’t the weapon I created.
It’s just a tool for murder.
At that moment, I finally realized...
what it truly means to end a war,
and what I did to achieve that.
...I took one look at my hands,
and all I saw was filth.
Chapter 4
I quit being a blacksmith.
My weapon did protect lives,
but it also stole many more of them away.
And, the sight of all those bodies just...
I was holding onto false beliefs.
In the end, weapons are nothing more
than tools for murder.
Days passed by, then I met her.
Richesse, the Merchant of Death.
She held her hand out to me and said
she needed my power to protect
the lives of many.
But, I brushed her hand aside
and told her to stay away from me.
“I refuse... Many have died
from a weapon I created...
and in such a horrifying way...
There’s nothing someone like me
can protect...”
But, Richesse grabbed my hands and said,
“Would you still say that if I told you
there are lives these hands have saved?”
Chapter 5
My weapons saved lives?
No way... After all, I’m...
Richesse then took out an old sword.
I recognized it. This sword was something
I forged years ago.
It’s a magic sword that will never break,
and guide its owner to victory.
When I forged this sword,
the only thing I thought about
was protecting lives.
“Thanks to this sword, everyone survived.
Here’s your proof.”
Richesse then handed me a bundle of letters.
They contained the words
of gratitude of many people.
Richesse says she’s been searching
all over for me to make sure I get them.
Ahh...that’s right. I was making weapons
to protect lives—not destroy them.
But, the threat of the witch squadron
scared me into creating a weapon
that steals lives away.
No more mistakes.
This time, I’ll swing my hammer
like how I did before,
and create weapons that protect lives.
Magic weapons made only for
keeping their owners alive.
Chapter 6
“I’ll be the one who decides who’s
worthy of wielding your weapons,
so keep on making them—
weapons that protect lives.”
With those words, Richesse became
my own personal merchant.
There are many people who
need my weapons for protection.
Richesse delivers my weapons to them.
Among them are people who
need weapons for killing.
But, Richesse hides me away from them,
and always stays by my side protecting me.
She’s even started calling me “partner.”
It’s just, I’m still uneasy about
calling myself Richesse’s partner.
Not while my hands look as filthy
as they are now, at least...
I’ve got to save a lot more people.
When I do, though,
can I finally call myself Richesse’s partner?
But, just as I thought,
my hands only bring about tragedies.
I heard a rumor.
That sword which destroyed
the witch squadron had turned
into an evil sword,
raging out of control and attacking
anyone who approaches it.
Chapter 7
I augmented that evil sword with
my magic power over a long period of time.
I’m sure that same magic power is
what’s raging out of control.
The only way to stop it is to destroy it.
But, challenging that evil sword needs
even more magic power than what dwells in it.
That’s far beyond what I can conjure up...
but I’ve got to do it.
That’s my responsibility as the sword’s creator.
If doing so burns away all the life I have left,
so be it.
Then, as my hand trembled,
Richesse firmly placed hers on top of it.
“If that’s what needs to be done,
my power is yours to use, partner.”
Richesse, why...?
As I stood there dumbfounded,
she spoke to me with
the same bright smile she had
on the day we first met.
“We’re partners.
We share sins, pain—everything.
So, don’t you even think of
carrying this burden alone.”
In actuality,
I knew I shouldn’t involve Richesse.
This sin is mine to bear.
But, I didn’t have it in me
to brush her hand away.
Yes, that’s right.
I create, and Richesse delivers.
That’s who we are.
From this point on,
I’ll keep creating weapons that protect lives,
using these hands that Richesse—
that my partner believes in.
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