アドオン製作ガイド:ファイル構成
アドオン製作ガイド 目次 |
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・概要 ・ファイル構成 < ・モデリング・テクスチャ ・jsonコーディング ・動作チェック ・規約・配布 ・知恵袋 |
パックテンプレート
RTM車両アドオンの基本的な機能を含んだサンプルファイルです。
ModelTrain_○○.json
車両アドオンを定義(設定)するファイル。
車両の名前、使用するモデルやテクスチャファイル名、座席位置、走行性能などを設定し、アドオンを構成する大元のファイルになります。
テキストファイルなのでメモ帳などのソフトで編集可能(文字コードはUTF-8のBOM無)。
ただし、windows標準のメモ帳では「名前を付けて保存」でファイルを作らないこと。文字コードが変わってしまうため。
ファイル名の頭の「ModelTrain_」は必須なので誤って消さないこと。モデルがRTMに読み込まれなくなります。
また「ModelVehicle_」とした上でjson内の構文を変更することで自動車・船・飛行機モデルも製作できます(詳細は「モデルパック作成マニュアル(キット)」を参照)。
サンプルでは1両分のファイルだけですが、jsonやその他ファイルを各フォルダに必要なだけ入れることで1パックで複数車種をまとめられます。
モデル
車両モデルの外形を決めるモデルファイルです。
- mqo: モデリングソフトMetasequoiaのファイル形式 オブジェクト・材質など自由度が高い
- obj: 様々なモデリングソフトで使われる汎用形式 RTMでは自由度が低くほぼ使われない
車体と台車のモデルファイルが各1つ必要で、台車が必要ない場合も適当なモデルと透明テクスチャを用意します。
jsonの設定で前後別の台車モデルを指定することもできます。
テクスチャ
車両モデルに適用する、png形式の画像ファイル。半透明の使用可。
mqoモデルで複数の材質を設定するとテクスチャファイルも複数自由に使えます。
RTMでは動作が重くなりやすいため解像度は2048x2048px程度以下を推奨。
ボタン画像
選択画面で表示されます。半透明の使用不可。
デフォルトでは256x256pxサイズで、左上の160x32pxが実際に表示される部分です。
画面では2倍サイズで表示されるので512x512pxで作ればドットバイドットになりますが、やはり重くなるので程々に。
サウンド(任意)
独自のサウンド(効果音)を追加するファイルです。
oggはサウンドファイル、sounds.jsonでそれらを定義してRTMで使えるようにします。
テンプレートでは警笛とドア開閉音を追加して鳴らせるようにしています。
一つのパックファイルに「sounds_XXX」フォルダと「sounds.json」のセットが複数入っていると正常に動作しないので注意。
js(任意)
*テンプレートには含まれません
描画スクリプト・サウンドスクリプトファイルです。
javascriptでプログラミングすることで、複雑なモデル動作や走行音の制御が可能になります。
その他全般
文字制限
ファイル名などに使用できる文字(記号)には制限があります。
RTM本体のバージョンによっても異なるので、気をつけておくと互換性を確保しやすいでしょう。
競合対策
フォルダ構造には自分固有のフォルダ名を使うこと。
別々のパックでも同じ階層・フォルダ名・ファイル名だと競合が起こり意図しない動作の原因になります。
例:
- パックA.zip /assets/(中略)/train/body.png
- パックB.zip /assets/(中略)/train/body.png
このような場合、2つのbody.pngの中身が違っても「パックAのbody.pngがパックBのモデルに適用される」ような現象が起こります(競合)。
対策として、
- パックA.zip /assets/(中略)/train/YuzukiPackA/body.png
- パックB.zip /assets/(中略)/train/TRMKPackB/body.png
のように固有名のフォルダに入れることで防止できます。
別パックの利用
競合する(↑)ということは、うまくファイル指定すれば別のパック内のファイルも使えるということです。
例えば、既に完成したパックのバリエーションとして、テクスチャとjsonのみのパックを用意して塗色ラインナップを増やすようなこともできます。
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