【リバリバ】ウィークエンド・トリックの性能
リバリバのスクリプト「ウィークエンド・トリック」の性能紹介です。ステータスやスキル性能、スクリプト内容を掲載しています。
目次 (ウィークエンド・トリックの性能)
「ウィークエンド・トリック」のステータス
レア | SSR | ロール | トリックスター |
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実装日 | 2025年02月20日 |
初期値/最大値 | |||
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HP | /1270.0 | 攻撃力 | /1422.0 |
物理防御 | 0 | 特殊防御 | 15.0 |
「ウィークエンド・トリック」のスキル
1 | ・装備騎士のスキルのクールタイムが30.00%短縮する |
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2 | ・装備騎士の属性が破壊なら、装備騎士の攻撃力が30.00%上昇する |
3 | ・装備騎士のスタイルがDEFAULTなら、装備騎士のHPが30.0%上昇する |
1 | ・装備騎士のスキルのクールタイムが15.00%短縮する |
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2 | ・装備騎士の属性が破壊なら、装備騎士の攻撃力が15.00%上昇する |
3 | ・装備騎士のスタイルがDEFAULTなら、装備騎士のHPが15.00%上昇する |
「ウィークエンド・トリック」の内容
『お前、最近甘えが出てねぇ?』
いま思い出しても腹が立つ!
キーをタイプする腕が思わず力む。
「ぐぬぬ…!!」
なんだかんだ気にしていないフリをしていたエラーだったが、オバフロのあの一言は、エラーの魂に火をつけるのに十分な火力であった。
オバフロ曰く、作戦で一緒になったスリーやエイトの筋肉が《すごくいい体》をしていたそうで、それに比べてエラーは少し気を抜いているように見えるというのだ。
* * *
『は? 今なんつったチビ』
『いや、お前さ、前はもっとゴリゴリだったじゃん? 最近ちょっと油断してんじゃねえの?』
『っざけんな、オレのどこに甘えが――』
『ほら、お前の腹つまめるじゃん』
『うおあぁッ! 皮下脂肪だろ、こんなん!』
『スリーとエイトはパッキパキだったけどなぁー』
『ぐっ…』
『やっぱ軍人とパンピーじゃあ、違うもんなぁ? 悪りぃ悪りぃ、一緒にしたらかわいそーだったわ』
『お前はどうなんだよ! お前もパキパキなのか? あぁ?』
『同性とはいえ、他人のカラダに言及すんなよ、ひくわ… 完全にノンデリ極まってんな』
『このチビ、言わせておけば…!!』
『オレはいいんだよ、こーゆーのが需要あんだからさ!
でも、お前は違うだろ?《お嬢様たち》に嫌われるぞー』
* * *
この会話が全ての始まりだった。
エラーは、自らの相棒であり愛するオーバードウェポンDISC、通称《お嬢様たち》を丁寧に扱うために、日々厳しい筋トレを欠かさない男である。
鍛えた肉体こそが武装エンジニアとしてのプライドであり、才能だけに溺れない自身の生き方の証明である。
それを「甘え」とか言われて黙っていられるわけがない。
だから、やるしかなかった。
――筋トレを。
ただし、問題がひとつあった。
(誰にも見られたくねぇ……!)
エラーは《お嬢様たち》を愛しているし、鍛えるのも好きだ。
天才武装エンジニアとしての誇りもある。自信もある。
でも、誰かに「やる気満々で鍛えてる姿」を見られるのは死ぬほど恥ずかしかったのだ。
さらに今日は週末。
あの話を気にしてオフの日にゴリゴリ筋トレをしているとこを見つかろうものなら恥ずかしさは3000倍だ。
絶対に避けなくてはいけないのはオバフロだ。
アイツに見つかったら最後、絶対ニヤニヤしながら
「やっぱ気にしてたんじゃんww SNSでシェアしよwww」
とか言われて、GARDEN中に広まるに決まってる。
そんなの絶対に許せない。許されない。
だから、策を考える。
「そうだ、オレは天才エラー・ザ・ラッドレガリア…!」
複数のプランを同時進行で練り上げる。
「この程度の困難(チャイルド・プレイ)、オレが必ず攻略(スモーク・ディス)してやる!!」
高速でコードを組んでいく。
ナノマシンたちのテスト動作も完璧だ。
「くくく、完璧だ。これで誰もオレを見つけられない!」
満足気に、エラーは呟く。
「ウィークエンド・トリック、発動だ……!」
意気揚々といつものトレーニングウェアを手に、エラーは見つからない仕掛けを施したジムへを足を運ぶのだった。
このとき仕掛けたプログラムが、あんな大騒動を引き起こすことになるとは知らずに……。
ちなみに、ジムで偶然にも運命と遭遇してしまうのだが、それはまた別のお話──。
──『ウィークエンド・トリック』より抜粋