【リバリバ】リリィのデータベース:オマモリサマ
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オマモリサマ
異境ミノトに生える、魔剣種子体(白)の呼称。
セナは、ミカグラサマの祟りにより、山から町に降りてきたのだ、と表現した。
一般的な魔剣種子体に非常に類似している、というよりそのものだが、生えた周囲の生命を、強制的な「恋」に落とし込み苦しめる作用が確認されている。
これはこの地特有の現象なのか、あるいは──…
カノンらによって、「オマモリサマのお世話」という名目で討伐が行われている。
ミカグラサマからは怒りは感じないものの、「ミカグラサマが怒って、仲間のオマモリサマが暴れている」という薄い設定になっており、町人もこの設定に乗っかっているようだ。
というのも、オマモリサマの出現は町人にとっては多少迷惑で、町の経済活動が止まってしまうためおいそれと出てきてほしくはない、というのが本音なのだ。
今回発生したオマモリサマは、やはり魔剣種子体であった。発情効能は、発生地の特性影響を受けたためであった。
神域は、魔剣使いや軌道修正を神として迎え入れようとする。
それを阻害する他の神が要る場合、これを排除しようとして機能する(これは、神域に潜入した騎士たちに対する反応と同様である)。
オマモリサマとして魔剣種子体が町に現れた理由は、復活したミカグラという神に対して発生した、神域の拒絶反応であった。
元来のオマモリサマは、ミノト山より採掘できる発情呪術の効能を浴びた石のことであったが、同様の効果をもった鉱石生命・魔剣種子体が現れれば、これを「ミカグラサマの祟り」 「オマモリサマの怒り」と考えてもおかしくはなかった。
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