【白猫】セレナ(EH)・思い出
意志を継ぐ者 セレナ・アルカマル cv.花澤香菜 覇王の意志を受け継ぎ、前へと進む後継者。 この世界のためにと覚悟を胸に、剣を振る。 |
2020/05/29
Extend Horizon
思い出1
やっほー!天才美少女セレナ様、飛行島に参上よ!
セレナさん、こんにちは。
やっほー。元気でなによりだわ。
当然でしょ!ちょっとやそっとのことじゃ、平気なんだから!
天才だしね!
う……!
美少女だものね!
ああ、もう!やめて!恥ずかしいんだけど!
自分でいつも言ってるじゃない。
それはそれ、これはこれよ。
とゆーか本気で言ってるわけじゃないんだし……
あ、そうなんですか?
そうなんです!
え、ちょっと待って。アイリスまで本気であたしが言ってると思ってんの?
セレナさん、お綺麗ですし。
……え?あぅ……えっと……
普通に照れるんじゃないわよ。
ぐああああ!もうやめて!これ以上、傷口に塩を塗り込まないで!
じゃあ何のためにそんな大胆なこと宣言してるのよ。
それは、まあ願掛け?ルーティンというか……言って退路を断つというか……
ほら、大さいこと言うと、みんながそういう目で見るじゃない。
そうね、なんかハードル上がるわよね。
そう!ハードルが上がるの!難易度が高くなるのよ!その壁を乗り越えてやるんだ!っていう、あたしなりの覚悟なのよ!
……そうだったんですね。
そうだったんです。どーお、わかってくれた?
はい。セレナさんの考え方、かっこいいと思います。
あ、そう?そうかな?……ま、まあ、わかってくれたならいいんだけどさ……
なにニヤニヤしてるのよ。
し、してないもん!わかったもういい!天才美少女って言わない!
もうキャトラ?すみません、セレナさん。気にしないでください。
ごめんね。いい反応だからついね。
……はいはい。わかったわよ。
自信をもってください。セレナさんは賢くてお綺麗です。
やっぱりもう言わない!
思い出2
……はぁ。
どしたのよ、ため息なんて。
ため息じゃないわ。お腹と背中がくっつきそうなの。
ご飯食べればいいじゃない。
ちょっとセーブ中なのよね。最近油断してたからさー。
いっつも食べ過ぎちゃうんだ。ネロはたくさんつくるし、ヴァイスはアホみたいに食べるし……
ふふふ、そういうことなら安心なさい。
アイリスが得意よ!そゆことは!
え、そうなの?
得意というか……私も気にするので。どうやったらカロリーをセーブして美味しい料理にするかは考えてるかもしれないですね。
じゃあアイリスなら食べても太らない料理を作れるってこと!?mそんな食べ物は存在しないわ。
!
メアさん、こんにちは。
いきなり夢壊すようなこと言わないでよ。
とゆーか突然だし。mたまたま通りかかったら聞き捨てならない会話が聞こえてきたからね。
セレナ、そんな夢見ると痛い目に遭うわよ。ね、アイリス?
……はい、残念ながら。
じゃあ、アイリスでも?
太らない料理は作れません。私にできるのは、せめてハンバーグを、おからバークにすることくらいです……
そんな……!
おからバークとハンバーグは別物よ!どっちも美味しいと思うけど……
けれど、そういうことよ。食べても太らない……そんな考えは甘いのよ。
食べた分は栄養になる。余ればそれは……忘れちゃいけないわ。……!
……!
あたしは、とんでもない誤解を……!そうよね、食べれば……食べ過ぎてしまえば……全部おなかのおに――
断ち切るッ!
その言葉を口にしてはダメ!
ごめんなさい。……あたしとしたことが!
安心してください。今日のごはんはもやし炒めにします!
アイリス……!なんて頼りになるの……!
私も……食べていってもいいかしら?
はい!もちろんです!
……ねえ主人公。
?
アタシらも今日、もやしなのかな?
「」
思い出3
ハッ!!やぁああああ!!
……はぁはぁはぁ。
ずいぶん熱心ね~。
お疲れ様です。お水持ってきたので、どうぞ。
あ、うん!ありがと……!
ぷはぁ~!おいしー!生き返るぅー!
ヘトヘトって感じね。ずーっと剣を振ってるじゃない。
え、あ、そう?そんなにじゃない?
半日くらいやってるわよ。とっても真剣そうだから声かけるタイミングを伺ってたのよ。
そうだったんだ。ちょっかい出してくれていーのに。みんなとお喋りするの楽しいし。
いっつもそんなお稽古してるの?
お稽古じゃないよ。考え事してて煮詰まっちゃったから、体動かしてたの。
うんうん悩んでたら、頭が重くなってきちゃってさ。
わかるわ。そういう時って、えてして意味ない思考になっちゃうのよね。
そうなんだよねえ。かといって考えるのやーめたって器用に切り替えられないし。
だから体を動かしてたんですね。
うん!考える暇ないくらい動いたほうが、逆に吹っ切れるんだよね。
その考えは嫌いじゃないわ♪
セレナさんは何を考えていたんですか?
……あたし、この世界を平和にしたいワケよ。
サラっとデカいこと言ったわね。
あはは、言うだけはね。でも、何ができるかって話じゃん?
アテル・ラナとかでやってる政治に口出すのもおかしな話だし。そもそもあたしのやるべきことと、ちょっと違う気もするし。
……ケンセイはさ。自分が世界を統ーして、平和にしてやるんだって言ってたワケ。
それもあたしとは違うじゃん。
なるほどね。そりゃ難しい考え事だわ。
そうなの。だから体動かしてた。……おかげでやっぱりこれかなーって思えたこともあったしね。
それは、なんですか?
困ってる人を助けたい。人の役に立ちたい。誰かを笑顔にしたい。
ふふ、いいじゃない。
えへへ!みんなが笑ってる世界のほうが、楽しいわけだし!
ま、世界を平和に、ってとこまでいっちゃうとわかんないんだけど。でもみんなで手を取り合って、そういう風に、なればいいなって。
頑張りましょう、みんなで。
そうね、アタシらもいるんだし。
うん!ありがと、みんな!
思い出4
おはよ、主人公。
ふわ~!いい朝だわ!朝ごはんが楽しみだわーん。
ふふ、ちょっと待っててね。セレナさんが来たら支度するから。
あ!あの子大丈夫かしら。けっこうお寝坊さんのイメージがあるけど……
みんな、おっはよー。
おはようございます、セレナさん。
オハヨ!ちゃんと起きてきたわね。
む、なによ。あたしが寝坊する前提みたいな言い方ね。
違うの?
ちっちっち。甘いわねキャトラ。あたしは日々成長する女なのよ。
寝坊なんてとっくに直したわ。それどころかお布団も畳んだし。
今日だけじゃないわ。今のあたしは早寝早起きが身についてるのよ!
いい心がけじゃない。
ふふん。当然よ。天才美少女セレナ様にかかればお茶の子さいさいだわ!
でも寝癖がぴょこんとなってるわよ?
え!?あ、ほんとだ。ちょっと急いだから、髪とかす時間がなくってさ。
……はっ!
ふふふ、がんばって早起きしてるのね?
うう、そうよ!まだ慣れてないのよ!でもホントに二度寝とかしないし!
わかってるってば。でもどーしたのよ、そんな生活態度まで改めちゃって。
ふふふ!規則正しい生活こそが最初の秩序よ。
それくらいできないようじゃ、世界を平和にするなんてとても言えないからね。
ってネロが言ってた?
そうなの。たしかになーって思ったから実践しようと思って――
……はっ!
うう……!キャトラの意地悪っ!
なによ~!別に恥ずかしがることないじゃない。
そういう問題じゃないの!
みんな朝ごはんできたよ。
よっ!待ってましたー!
力二カマサラダだわ!朝っぱらから最高ね!!
パンケーキだ!シロップちょーだい!
ふたりとも、朝食のマナーも大切にしようね♪
思い出5
…………
あ、みんな……
どうかされたんですか?
アンニュイな感じね。また考え事かしら?
うーん、時間が止まらないかなーって思っちゃったり。
時間が、ですか?
うん。あたしの時間だけ流れて、みんなの1秒の間に、あたしだけ体感1年とか。
そんな便利な力あったら、アタシも欲しいけども。
そうよねー。そんなもんあるわけないからなあ。
でも、力があったとして何企んでるのよ、アンタ。
企んでなんかないし。ただ、ほら、さ。
世界にはさ、どーして悪いやつがいるんだろって思ってさ。
強かったり、すごい賢かったりするヤツがいるのに、なんでその力でひどいことしようとするんだろって。
そういう理不尽なヤツらからすべての人を守るなんて今は、手が回らないわけだし。
もっと鍛錬して、早く成長したいというか……
セレナさん……
あとは、100万人くらいに分身できないかなーとか。悪者ー網打尽よ、あははは。
……そしたら、何か変えられるかもしれない。
あたしなんかちっぽけで、まだ未熟で……だから焦るんだ。
……100万人もアンタがいたらそれはそれでアレだけども。
でも、そうね。そういう焦り、きっと真剣だからあるんじゃないかしら。
セレナさんは今のペースでもいいんじゃないかって、思います。
ふふ、ありがと。鍛錬も、普段の生活もコツコツね。地道にやんなきゃだし。
王道に近道なし!なんて、わかってるもの。ま、焦ったってしょうがないか!
あんま無理しちゃダメよ?
しないしない!今日もたくさん動いて疲れたし、そろそろ寝よっかな。
ねぇ、主人公。
?
ちょっとだけ、セレナさんの力になれないかな?
思い出6
わ!まぶし!びっくりした!
あ、ごめんごめん。別にイヤじゃないって。こういう光って、なんか慣れてなくて。
ま、アンタはそうかもね。
でも嫌いじゃないわ。ありがと。
やることは決まってるし、あたしはただ、やるだけだからね。
きっと考えて、悩むことばっかりだけど。
それでも、私たちもいること忘れないでくださいね。
そーよ。ひとりじゃないんだから。
……うん。
なんか全然違うのに、なんか全然違うのに、みんなといると思い出すなぁ。
何を思い出すの?
ううん、なんでもない。
――よし、決めた!というかやっぱり、そうだ!
何がそうなの?
あたしはまっすぐ進むだけ。
誰が何と言おうと、誰かの笑顔を守るために頑張る!
はい、そうですね!
あたしを信じてくれた人がいて……
あたしの背中を押してくれた人がいた。
そして今、支えてくれる人がいる。
みんながつなげてきた道を、あたしもつないでいくんだ。
だから何度だって言ってやるわ。たとえ無謀だって言われてもね。
この世界を平和にしてみせる。
あたしはバカだから、そのために、剣を振る。
<セレナは空を見上げる――>
(だから、見守っててね)
覚醒絵・覚醒画像
悪を斬る後継者 セレナ・アルカマル
その他