【白猫】ハロー!メロディアくん Story
元気でキュートなメロディアと一緒に、
またたび山に遊びに行こうよ!
2015/05/15
目次
登場人物
story1 さいかわ猫のおさらい
はじめまして。僕はメロディア。よろしくね、みんな。
私はアイリス、こっちはキャトラと主人公よ。よろしくね。
よろしくね。猫同士、仲良くしましょ!
うん、みんなで遊ぼう!あのね、これからくまたたび山>に行こうと思っているんだけど、ー緒にどうかな?
<またたび山>!いくいく!連れてって!
そこはどんなところなの?
またたびの木がたくさん生えてるんだって!だからー度行ってみたくて!
よし、じゃあ行くわよ!早速準備しなきゃ!えっと……まずはこれね。
……キャトラ、どうして鍋を持ってきたの?
猫はね、狭いところが好きなのよ。自分かすっぽりと納まるスペースを見るとつい入りたくなるの。
鍋に入って落ち着いて、またたびの香りを楽しむ……ほら、すごくいいでしょ?
そ、そうかな……僕はよくわからないけど。
アンタも入ってみなさいよ。
えっ、だってこれ鍋だよね?僕はちょっと……
遠慮しなくていいから。ほらほら。
う、うん……じゃあちょっとだけ……
あ、なんかすごい落ち着く……
でしょ?
でも今日は持っていかないよ?こんな大きな鍋、持ち運ぶの大変だもの。
そこはほら、主人公が……
キャトラ、無理を言わないの。メロディアくんもいい?
うん、僕はだいじょうぶ。あと僕のことはメロって呼んでね。
じゃあメロ、はりきって行くわよ!
<またたび山>に、しゅっぱーつ!
story2 おばあちゃんのおもてなし
ふぇっふぇっふぇ。よくここまで来たのう。
やっほー、シャオばあちゃん。
ばあちゃん……?この女の子が?
見た目はこうだけど中身はおばあちゃんなのよ。
そうなんだ。こんにちは、おばあちゃん。僕はメロディアです。
ふぇっふぇっふぇ、タマのお友だちかえ?ゆっくり日陰ぼっこしていくとええ。
……
メロ、どうしたの?
<メロディアの視線の先には大きな木がある。>
もしかしてアンタ、あの木で爪とぎがしたいんじゃない?
う、うん……いいかな……?
気にせんでええ。どんどんおやり。
わーい!
<メロディアはものすごい速さで木の幹まで走り、爪とぎを始めた。>
キャトラ、どうしてわかったの?
だって良さそうな木があったら爪とぎしたくなるじゃない?
それと、爪とぎにはなわばりをアピールするっていう意味もあるのよ。
ふう、満足した!
メロは元気じゃのう。さ、お菓子を用意しておいたぞい。タマとー緒にお食べ。
なんでメロの名前は覚えてアタシは間違えるのよ!
えっと……これ、お菓子……?なんかデロデロのドロドロに腐ってるけど……
こ、これは……間違いなく食べ物ではないわ……
お、おばあちゃん!僕たち急がないといけないから、またね!
ちょっとメロ!待ちなさいよー!
私たちも行こうか、主人公。
おなかの調子でも悪かったんかのう?
story3 さいかわの災難
またたび~♪どこかな~♪
ちょっとー!一人で先に行かないでよー!
はっ!かわいいものの気配がすると思って来てみたら……!
こ、こんにちは……
かーわいいですわー!
えっ、ぼ……僕?にゃ、にゃーん……
頑張ってここまで来たわたくしへのプレゼントね!やーんうれしいー!里頑張ってここまで来たわたくしへのプレゼントね!やーんうれしいー!
なでなで抱き抱きいたしますわ!さあ、捕まえましたわ!
に、にゃああああああ!
なんてかわいらしい子ですの……わたくし幸せですわ……
いた!もう、メロったら急ぎすぎよ!
フニャー……はっ!キャトラ!?
キャ、キャトラちゃん?!なんて今日は素敵な1日ですの!
げげっ!アンナ!どうしてアンタがここに!
キャトラちゃんもいらっしゃい。ー緒に抱き抱きすればわたくしの幸せ倍増ですわ!
えっと……これは……
メロ!逃げるわよ!
あっ、待ってよキャトラー!
お待ちなさいな!もっとわたくしにかわいさ成分を補給させてくださいなー!
私たち、追いかけてばかりね。
story4 おくすりやだー!
よし、もう追ってこないわね……
おっほォ――!!
こ、こんどはなに?!
あらあら、誰かと思えばかわいい子猫ちゃんたちじゃない。どうしたの?こんなところで。
僕たち、<またたび山>に行くんです!
またたび?ああ、山の方から猫がフラフラになって歩いてくるのを見たけど、そういう事だったのね。
フラフラって……どうして……?
またたびはね、その匂いをかぎすぎちゃうと酔っ払ったような状態になっちゃうのよ。
そうなんですか?!それって危ないんじゃ……
それでもアタシは行く!
僕も!そのためにここまで来たんだもん!
またたびが好きなのはわかるけど、止めておいたほうがいいんじゃ……
心配する気持ちはわかるわ。でも安心なさァい!
この薬は、またたびを摂取した際の悪影響だけを無効化する効果があるのよォー!
これで心配なし!さあ、お注射しましょ!
ちゅ、注射!!痛いのやだー!
アタシもイヤよ、そんな危なそうなクスリ信用できないし。
むっきィ――!!この天才の発明が信用できないですってェー!!
おくすりもイヤだけど注射はもっとやだ!やだやだやだ――!!
あっメロ!待ってよー!
ちょっと!お待ちなさい実験させてェ――!!!
今、『実験』っていう危ない言葉が聞こえたような……止めなきゃ!
story5 がじがじするニャー
ふにゃ~……
ねえみんな!誰か倒れてる!
ミイニャ?えっと……寝てる?
これってもしかして、またたびのせいで……?
たぶんそうだと思う。ちょっとだけ、またたびの匂いが残ってるみたい。
ふにゃ~……もう食べられないニャー……
夢でも見てるのかしら。
なんか幸せそうだね。またたびの匂いをかいで寝るの、いいなあ……?
でも、こんなところで寝てちゃ危ないから、起こさなきゃ。
そうだね。じゃあ僕――
メロ、どうしたの?
<メロディアの視線の先には、木からぶら下がっているつるが風にゆられていた。>
にゃーっ!!
<メロディアは我慢できず、つるに飛びついた!>
あー……猫は動くものに弱いから……
がじがじがじにゃー!
キャトラも行ってきたら?
あ、アタシはほらオトナだから!
ふにゃ……にゃにゃ!私も遊ぶニャ!
あらら、ミイニャまで……
……アタシも!
にゃにゃー!
……みんなが落ち着いたら、先に行きましょうか……
最終話 みんなだーいすき!
うわあ!すごいまたたびの匂い!
見てキャトラ!またたびの木がたくさんあるよ!
にゃにゃにやーん!
キャトラ!メロ!そんなに急がなくてもまたたびは逃げないよ!
…………
……
はぁしあわせ~。飛行島にもまたたびがあるといいのに~。
すごいすごい!この木で爪をとぐといっぱい匂いが出るよ!
よーし、アタシ頑張っちゃ……フニャ~……
ここが僕のなわば……ふにゃ~……
ふう……やっと追いついた……
主人公!キャトラとメロが倒れてる!
キャトラ!メロ!しっかり!主人公!2人を遠くまで運びましょう!!
ふぁー……あ、あれ?ここどこ?
あれ?僕たち……たしかまたたびの木を見つけて……
よかった、気がついたのね。体は何ともない?
うん、平気だよ。そっか、僕たちまたたびで……
アタシも大丈夫。それにしても……おそるべし、またたび。
でもすっごくいい気分だったねー。また行きたいなあ。
危ないからもうダメよ?
ええー……でも……うん、そうだよね……しょぼん……
それは!もしかして主人公、枝を持ってきてくれたの?!
♪
ふふふ、でも気をつけるのよ?
わぁーい!ありがとうみんなだーいすき!!