【白猫】メロディア・思い出
' ' cv.諸星すみれ | ||
メインストーリー
思い出1
こんにちは。お世話になりに来たよ。改めてよろしくね。
ようこそ飛行島へ!
いらっしゃい。こちらこそよろしくね。
この島すごいね、本当に空を飛んでるなんて!地上が小さく見えるよ!
こら、そんなにはじっこに行ったら危ないわよ!
わわっ風が!
メロ、あぶない!
<バランスを崩したメロをアイリスが抱きかかえた。>
ダメよ、気をつけないと。
う、うん……アイリス、ありがと。
……にゃー……
メロ、もうアイリスから離れても大丈夫よ?
……えっ? あ、う、うん。
アンタ、すごく名残惜しそうね。まだ甘えたい年頃かしら。
そ、そんなことないよ!もう平気だもん!
いいのよ、いつでも甘えて。
べ、べつに甘えたいわけじゃないもん……
あらあら無理しちゃって。
むぅ~……
思い出2
ふぁー気持ちいいなあ……
あらメロ、アンタもひなたぼっこ?
うん。やっぱり屋根の上はいいよねぇ。ぽかぽかだし。
こうやってお昼寝して、散歩しておなか空いたらご飯食べて……あ、ご飯は何が好き?
肉とか魚かなー。野菜はあんまり好きじゃないなぁ。
アンタやっぱり猫なのね。アタシとおんなじだわ。
あ、ご飯の話をしたらちょっとおなか空いてきたね。
アタシの力二カマ、ちょっと食べる?
何これ! 見たことないけど、いい匂いする!いただきます!
……おいしい!もっとちょうだい!
残りはアタシのよ、我慢しなさい。
えーやだやだ! もっと食べるー!
アタシだって食べたいんだからだめー!
あっ、待ってよキャトラー!
キャトラとメロ、仲いいのね。やっぱり猫同士、気が合うのかしら?
今度からメロの分も力二カマを用意してあげないとね。
思い出3
あっ、アイリス!
こんにちは。どうしたの?
あ、あのね……えっと……その……
そんなに離れてないで、こっちにおいで?
や、やっぱりいい!なんでもない!
あっ、わかった。甘えたいのね?ほら、遠慮しないで。
ち、違うよ!なでてもらいたいとかそういうんじゃないから!
そ、そうなの?私……何か悪いことしちゃった?
そ、そうじゃなくて!アイリスは悪くないよ!ぼ、僕が……
メロが……どうしたの?
なっ、何でもない!
あっ、待って!
あーあ、メロったら素直じゃないんだから。
どうしたのかしら……
大丈夫、アタシに任せて。
猫にしかわからないことって
あるものよ。
…………
……
ああ……またやっちゃった……
どうして僕は素直になれないんだろう……もっと甘えたいのにな……
思い出4
ねえメロ、アンタほんとはもっと誰かに甘えたりかわいがられたりされたいんでしょ?
えっ、な、なんで……?
猫はみんなそんなものよ。だからアタシもその気持ちはよくわかるわ。
そうなんだ……うん、もっと抱っこしてもらったりなでてもらったりしたいんだけど……
まあ気持ちはわかるわ。そこでキャトラさんからのアドバイスよ!よく聞きなさい!
は、はい!
まずね、猫という生き物はかわいいのよ。だからみんなかわいがりたいと思っているの。
そ、そうなの……?
だから自分が甘えたい、と思っていなくてもかわいがられる生き物なのよ。
そういえば……僕があんまり乗り気じゃなくてもかまってくる人とかいたなあ。
そう、だから誰かに甘えたい時は『かわいがらせてあげてる』と思えば恥ずかしくないわ!
『ほんとは嫌だけど、仕方なくさわらせてやってる』と思い込めばオッケーよ!
えぇー……それあんまりかわいくないよ?
それが人気の秘密なのよ。ツンデレってやつよ!
そ、そうなの? 難しそうだけど、僕にできるかな……
大丈夫、アンタならできるわ!
あとはちょっと甘えたいな……と思ったときにさりげないアピールができればカンペキ!
わかった! 頑張ってみるね!ありがとうキャトラ!
困ったことがあったら相談に乗るわよ!
うん!ありがとうキャトラ!
思い出5
メロ、調子はどう?
うーん……いろいろ挑戦してみたんだけどなんか難しくて……
あら、どうしたのメロ、キャトラ。何か相談?
(メロ、チャンスよ! ここで主人公にうまく甘えてみなさい!)
(う、うん。やってみる!)
ねえ、主人公!
<メロディアは主人公の近くまで歩み寄り、そのまま止まった。>
(メロ、そこでアピールよ!しっぽを自信なさそうに体に巻きつけないの!)
う、うぅ……
<主人公は困っている。>
あ、あの……僕……その……
な、何でもないよ?別に甘えたいとか、思ってない……よ?
(メロ……そうじゃないでしょ!あとー歩よ!)
ち、違うもん!そんなんじゃないもん!
あらら……
メロったら……別に我慢しなくてもいいのに……
思い出6
わあ……この光、すごくあったかい……これがみんなの、主人公の気持ち……?
アタシたち仲間でしょ?遠慮なんていらないから、やりたいようにやんなさいよ。
う、うん……でも……僕、誰かに甘えるの恥ずかしいし、それに……断られたらすごくしょんぼりしちゃうから……
アンタはかわいいんだから大丈夫よ!自信を持ちなさい!
みんなメロのこと大好きだから、心配しなくていいんだよ?
じゃ、じゃあ素直になっても……いいのかな?
もちろんよ!やりたいことやったほうが楽しいじゃない!
そうだね!すぐには難しいかもしれないけど、頑張ってみる!
猫はちょっとわがままなくらいのほうがかわいいものよ!
じゃあ……僕遊びたい!遊んでご飯食べて、夜はアイリスと一緒に寝るの!
ちょっと!アイリスはアタシと一緒に寝るのよ!
やだやだ僕が一緒なの!
ちょっと2人とも仲良く……
じゃあどっちがアイリスと一緒に寝るかをかけて勝負よ!
よーし、じゃあいつもお昼寝に使ってる木のところまで競走だー!
負けないわよ!そのあとは木登り対決ね!
僕だって負けないよ!じゃあよーい、ドン!
ふふふ。猫同士、やっぱり仲がいいのね。
あ、あのね。あと……
どうしたの?
思い切って何でも言っちゃいなさい!
ご飯も、食べたいな……いい?
ええ、もちろんよ。お弁当作って持ってい<ね。
アタシのカニカマも忘れないでね!
僕もカニカマ食べる!じゃ、競走再開ね!
ちょっとー!ずるいわよー!
ふふふ、元気ねあの子たち。
さて!主人公、お弁当作り手伝ってね。
その他